FAQや社内ポータルを制作するツールのひとつに「Concrete CMS(旧concrete5)」があります。同ツールはインターネット上で利用可能なCMS(HTMLなどの専門的な知識がなくともWebサイトが運営できるサービス)になっています。
なかには、利用を検討しているものの、自社に合うツールなのか分からず導入を悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Concrete CMS(旧concrete5)の機能や料金、評判を網羅的にご紹介します。
- Concrete CMSの具体的な機能やできることを知りたい
- 実際にConcrete CMSを利用するユーザーの声を踏まえて導入を判断したい
- 初めてWebサイト制作に取り組むが、円滑に作業を進めたい
という方はこの記事を参考にすると、Concrete CMSの概要が分かるだけでなく、Webサイト制作を進めるときの重要なポイントまで得られます。
目次
Concrete CMS(旧concrete5)とは

Concrete CMSは、Webサイト上で無料利用可能なホームページ作成・運営ツールです。
開発元はアメリカですが、日本のユーザーグループによって日本語版に翻訳して配布されています。そのため、日本公式コミュニティーもあり、ユーザーは不明点を自由に質問し合えます。
Concrete CMS(旧concrete5)の特徴
Concrete CMSは、HTMLといったWeb制作の知識がなくともページを編集できる点が特徴です。
同ツールではブロック編集を採用しており、直感的なコンテンツ作成が可能です。たとえば、以下の画像のように決められた範囲の文字列をブロックとして認識して「ブロックをドラッグ&ドロップで移動」「ブロックをテンプレートでデザイン変更」などが実行できます。

一方で、細かなデザインの設定などは別途作業が必要となるので、操作方法を覚えるまでに時間がかかる恐れがあります。そのため、簡単に社内ポータルやFAQを作成したい企業は、「Stock」のようなシンプルなツールに情報を集約するのも有効な手段です。
参考および画像引用:Concrete CMSの編集モード
Concrete CMS(旧concrete5)の機能
Concrete CMSのおもな機能は以下の通りです。
- 編集機能
- 多言語サイト作成
- マーケティング
- コミュニティ
- ファイル管理
ドラッグ&ドロップでの編集や、メンバーの編集・閲覧権限を設定することが可能です。
コンテンツは多言語に対応しており、言語を切り替えるボタンやマッピン機能が備わっています。
SEOに関する設定や問い合わせフォームの設置が可能です。
制作したWebサイトに対して、コメントやポイントを付けたりマイページを作成したりすることができます。
Concrete CMSで利用するファイルの閲覧権限の付与や、画像編集を実施できる機能です。
このように、Concrete CMSには編集機能をはじめとした、Webサイトを制作する幅広い機能が備わっていると言えます。
Concrete CMS(旧concrete5)のメリット
ここでは、Concrete CMSのメリットを紹介します。導入に迷っている方は、以下の情報を参考に検討しましょう。
細かいカスタマイズができる
Concrete CMSは、ホームページを細かくカスタマイズできる点がメリットです。
同ツールが開発されるときには、簡単な操作性だけでなく広告代理店の要求に対して技術的な対応が可能なことが重視されました。そのため、たとえば「顧客データとサイトのログイン情報の紐づけ」「柔軟なデザインの変更」などの実施に対応しているのです。
したがって、Concrete CMSはWeb制作の知識がない人だけでなく、開発者のカスタマイズの要望も叶えられると言えます。
SEOの設定ができる
SEOの設定ができる点も、Concrete CMSのメリットのひとつです。
サイト運営において「SEO(検索エンジンの最適化)」は、検索エンジンでユーザーのアクセス数を高めるうえで重要です。そこで、Concrete CMSではSEO対策の設定画面を備えています。
そのため、簡単にSEOの対策を実行するにはConcrete CMSが役立ちます。
Concrete CMS(旧concrete5)の料金プラン
Concrete CMSは無料で利用可能です。
Concrete CMS(旧concrete5)の評判
以下では、Concrete CMSの良い口コミ、改善点に関する口コミをご紹介します。実際に利用するユーザーの感想を確認したい方は必見です。
※ご紹介する口コミは、ITreview > concrete5より引用しています。
Concrete CMS(旧concrete5)の良い口コミ・評判
ここでは、Concrete CMSの良い口コミや評判をご紹介します。ユーザーからは「メンテナンスしやすい」「知識がなくても使いやすい」との声が寄せられています。
非公開ユーザー(投稿日:2021年05月25日)今まではWordPressを利用していましたが、様々なプラグインが入っていたため、アップデートするにも動作確認のチェックが大変でした。その点、concrete5は、PHPのフレームワーク「Symfony」を使っているため、社内SEの開発工数を抑えることができ、メンテナンスが以前よりも安心して行えるようになりました。
非公開ユーザー(投稿日:2020年12月25日)社内で利用してみて、一番良かったポイントは、webデザインやCMSの作成について知識がなくても全体像がはっきり可視化されているので、構成を把握しやすく更新作業も簡単にできるのが大変使いやすいところです。
非公開ユーザー(投稿日:2020年08月14日)ブロック編集ができること。ブログベースではない為、見た目が、企業HPで使うには更新管理が楽になり良い。導入して1年半となりますが、細かい更新はCMSの機能で十分のため、業務の軽減となっています。
Concrete CMS(旧concrete5)の改善点に関する口コミ・評判
続いて、Concrete CMSの改善点に関する口コミや評判をご紹介します。ユーザーからは「読み込みが遅くなる」「マニュアル等の情報が少ない」との声が挙がっています。
非公開ユーザー(投稿日:2021年05月25日)ドラッグ&ドロップで直感的に編集ができるというメリットが有る一方で、この機能を優先したため、読み込み速度が遅くなるケースが多々あります。読み込み速度が遅い事が多く、固まることもあるので、少しでも動作が軽くなるようなバージョンアップを望みます。また、WordPressやMovable typeのようにプラグインやマニュアルが少ないこともあり、自力で調査することが多いため、もう少し、国内コミュニティが充実してくれればありがたいです。
非公開ユーザー(投稿日:2020年11月19日)WordPressのように情報が多くなく解説書籍等も少ないため、カスタマイズをしようと思うとインターネットで情報を探すことになります。concrete5 japan のコミュニティフォーラムも活用できますが、どうしても有用な記事は英語のものが多いので、英語が苦手な人は難しいかもしれません。(記事はGoogle翻訳で十分な程度)また利用価値の高い拡張機能(アドオン)は、ほぼ有料です。
【必見】Webサイト制作をするときに重要なポイントとは
以下では、Webサイト制作をするときに重要なポイントをご紹介します。
Webサイト制作を円滑に進めるには、適切な素材管理が欠かせません。Concrete CMSにもファイル管理機能は備わっていますが、機能が細かいためとくにWeb制作初心者にとってはかえって管理が煩雑になる恐れがあるのです。
そこで、ほかのITツールを併用して素材を保管すれば、必要なときに目的のデータが素早く見つけられる体制が整います。とくに、「誰でも直感的に使えるツール」を選ぶと、導入後すぐに運用が始められます。
したがって、Concrete CMSと併用すべきは、非IT企業の65歳以上のメンバーでもマニュアルなしで操作できるほど簡単な情報共有ツール:「Stock」一択です。
Stockは「ノート」には画像やファイルを文章付きで残せるうえ、2階層の「フォルダ」で整理可能なので、階層が深くなりすぎずデータが埋もれません。また、ノートに紐づく「メッセージ」「タスク」を使えば素材の情報と関連情報を結び付けられるため、話題が錯綜しないメリットがあります。
素材を簡単に管理できる情報共有ツール「Stock」

「Stock」|チームの情報を最も簡単に残せるツール
Stockは、チームの情報を最も簡単に残せるツールです。「チャットツールだと情報が流れていき、ファイル共有だと面倒」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート機能」を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITに詳しくないチーム向けのツール
ITの専門知識がなくても問題なく、簡単に始められます。
- とにかくシンプルで、誰でも使える
余計な機能は一切なくシンプルなツールなので、誰でも簡単に情報を残せます。
- 驚くほど簡単に「情報ストック」と「タスク管理」ができる
社内の共有情報等の「情報ストック」が驚くほどしやすく、さらに直感的な「タスク管理」も可能です。
<Stockの口コミ・評判>
![]() 池本 健太郎さん
きずな綜合会計事務所 |
「会計事務所内の『情報ストック』と『タスク管理』が、すべてStock上で完結しています」 ★★★★★ 5.0 少なくとも会計事務所であれば、どこの事務所であっても大幅に業務効率を改善できると思います。しかし会計事務所に限らず、フォルダ階層形式でサクサクと情報共有したり、または簡単にタスク管理したいチームであれば、どこにも強くオススメできます。 |
![]() 塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』があるチームでも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
![]() 西尾 太初さん
株式会社ハピネス |
「LINEだと情報が流れていってしまう問題が、一気に解消されました!」 ★★★★★ 5.0 従来使っていた『LINE』だと、情報が流れていってしまうので、後から過去の『営業の打ち合わせ記録』を振り返ることはできませんでした。しかし、Stock(ストック)を導入した後は、すべての『営業の打ち合わせ記録』が『ノート単位』で整然と管理されており、過去の営業記録にも即座にアクセスできます。過去に『いつ・誰と・何を』話したかが明確に分かるようになったので、2回目、3回目の営業戦略を立てられるようになりました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :5人で1,980円/月〜
- エンタープライズプラン :5人で4,800円/月〜
Concrete CMS(旧concrete5)の機能や口コミ・評判まとめ
これまで、Concrete CMSの機能や口コミ・評判を網羅的にご紹介しました。
Concrete CMSは、WebサイトをはじめFAQや社内ポータルを構築できる無料ツールです。簡単な操作性と細かなカスタマイズ性を両立している一方で、ユーザーからは「読み込みが遅い」「情報量が少なく使い方を自力で調べる必要がある」との声も挙がっているため、導入は慎重に判断しましょう。
社内ポータルやFAQは、専門的なツールを活用せずとも、社内情報は見やすく一か所にまとめておくだけで代用可能です。とくに、非IT企業や社内メンバーのITリテラシーに差がある場合、いきなりCRMのようなWebサイトの運営サービスを導入すると上手く使いこなせない恐れがあるのです。
そこで、気軽に社内情報を記録・共有するなら導入即日使い始められるシンプルな情報共有ツール「Stock」が最適です。
無料登録は1分で完了するので、ぜひ「Stock」を導入して、社内情報をメンバーに見やすく共有しましょう。