テレワークなどの新しい働き方が広がったことをきっかけに、離れた位置からでも社員同士がやりとりできる「コミュニケーションツール」を導入する企業が増えています。
たとえば、世界中の企業で導入されているコミュニケーションツールのひとつに「Workplace from Meta(以下、Workplace)」があります。WorkplaceはMeta社(元Facebook社)が提供しており、多様な機能が備わったツールです。
一方で、Workplace導入を検討する企業のなかには「情報が少なく自社に合っているか判断できない」と悩む方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、Workpleceの使い方や口コミ、料金プランを中心にご紹介します。
- Workplaceが自社に合うツールか判断したい
- 利用者の声を参考にWorkplaceの導入を検討したい
- 社内コミュニケーションが活発になるツールを探している
という方はこの記事を参考にすると、Workplaceの概要や使い方が分かり、自社にマッチしているか判断できます。
目次
Workplace from Metaとは
以下では、Workplaceの概要や類似ツールとの違いをご紹介します。Workplaceが自社で運用できるか確認しましょう。
Workplaceの特徴
引用(以下を含む):Workplace From Metaのトップページ
Workplaceは、meta社(元Facebook社)が提供する、社内すべての人をつなぐコミュニケーションツールです。
同社が提供するプライベートSNSの「Facebook」とデザインが似ているのが特徴であり、慣れ親しんだ操作感で使用できます。さらに「Office 365」や「G Suite」などの外部ツールと連携して、自社の事業環境に合わせたカスタマイズが可能です。
このように、Workplaceは”慣れ親しんだ操作性”と”外部アプリと連携できる点”が特徴です。この利便性の高さからマクドナルドのような大手企業でも導入されています。
WorkplaceとFacebookとの違い
引用(以下を含む):Facebookのトップページ
FacebookはMeta社が提供するプライベートSNSです。WorkplaceはFacebookと比較して、以下のような特徴があります。
- 友達を登録する必要がない
- グループのプライバシー設定が細かい
- 高度なセキュリティがある
社内メンバーの投稿はすべて確認できるので、Facebookのように個別に友達申請や承認を行う必要がありません。Workplaceではチーム単位だけでなく、1対1のやりとりも可能です。
グループは[公開/非公開/秘密]の3種類ですが、閲覧や参加、検索などに関する細かい設定があります。
企業や政府機関が安全に利用できるように、セキュリティ資格を取得しています。
上記のようにビジネス向けのWorkplaceと、プライベート向けのFacebookには違いがあります。しかし、デザインや使い方は似ているので、社内SNSアプリを探しているのであればWorkplaceはおすすめです。
WorkplaceとSlackとの違い
引用(以下を含む):Slackのトップページ
企業向けの情報共有ツールのひとつに「Slack」があります。同ツールはSlack社が提供するビジネス向けのチャットツールです。WorkplaceはSlackと比較して、以下のような特徴があります。
- 情報共有する手段が複数ある
- 公開設定の種類が3種類ある
Slackはチャットでコミュニケーションをとるのに対して、Workplaceはチャット以外にも、ポストやナレッジライブラリなどの情報共有手段が多いのが特徴です。
Slackは「公開グループ(パブリック)」と「非公開グループ(プライベート)」の2種類で、非公開は検索できないなどの制約があります。一方で、Workplaceは「公開」「非公開」「秘密」の3種類があり、適宜使い分けられます。
しかし、Slackでは大切な情報が流れやすく、あとから見返しにくいというデメリットがあります。また、Workplaceには「チャット/ナレッジライブラリ/ポスト」というように、情報が分散してしまう恐れがあるのです。
そこで、あらゆる情報を集約する「ノート」と、ノートに紐づいてやりとりできる「メッセージ」を兼ね備えた「Stock」なら、欲しい情報をすぐに見返せるのでおすすめです。
【2023年更新】新機能の一覧表
Workplace from Metaでは、新たな機能が実装され利便性が向上しています。そこで以下では、2023年1月〜2023年3月にリリースされた主要な新機能の情報を紹介します。
- 投稿内での自由な画像添付
- カレンダー招待機能の改善
- 公開設定の改善
- 下書きの代理作成
- アンケート機能のアップデート
以前まで画像は投稿の最後にしか添付できませんでしたが、投稿内の自由な位置に画像を追加できる仕様にアップデートされました。
カレンダー招待のときに、重要な情報が見やすくなるようにメールの送受信機能が改善されました。
大人数の場合でも非公開グループをあとから公開グループに設定できる仕様になりました。
投稿する記事を「下書き作成者(代理作成)」と「投稿者」に分けて権限を設定できます。また、下書き作成者に、投稿できる権限・投稿後の記事を編集できる権限を付与することも可能です。
アンケート機能について「画像を追加する」「アンケートの回答終了時刻を設定する」「結果をExcelに出力する」といった機能が実装されました。
このように、ユーザーがWorkplaceを使いやすくする新機能が数多く実装されています。
【無料版は終了?】Workplace from Metaの料金プラン比較
Workplaceの無料版は、2021年2月10日をもって終了したため、基本的には有料版のみになります。また、一定資格を満たす非営利団体であれば、無料で利用できます。
有料版では「Coreプラン(1ユーザーあたり$4/月)」の基本プランに申し込み、必要であればオプションを追加していくプランスタイルとなります。追加可能なオプションは以下の2つです。
- Enhanced Admin and Support($2/1ユーザー/月)
優先サポートやシングルサインオンなど、高度な管理をするためのオプション
- Enterprise Live($2/1ユーザー/月)
ネットワークの影響を最小限に抑えながらストリーミング配信ができるオプション
workplaceの料金は1ユーザーあたり月額で請求されるため、月の途中で参加したり離脱したメンバーの料金については、日割りになる点も特徴です。
Workplace from Metaのメリット・デメリット
Workplaceを導入する場合、検討要素としてメリットやデメリットを事前に把握しておきましょう。以下が、メリットとデメリットの一覧表です。
メリット | デメリット |
---|---|
Facebookユーザーはすぐに使いこなせる |
ITに詳しくなければ、多機能ツールなので使いこなせない可能性がある |
多種多様な機能と連携できる |
ポスト、チャット、ナレッジライブラリと、情報共有の方法が多いので分散する |
セキュリティ体制が整備されている |
サポートが遅く、分かりづらい日本語の対応 |
Workplaceは多機能なアプリであるため、ITに詳しくないと使いこなせない可能性があります。そこで、気軽に社内メンバーとコミュニケーションを取りたい方は、「Stock」のような必要な機能に過不足のないツールを選ぶとスムーズに運用できます。
Workplace from Metaの使い方
Workplaceの豊富な機能を使いこなすには、基本的な機能を把握する必要があります。そこで以下では、Workplaceに備わっている代表的な機能を紹介します。
ポストで投稿する
Workplaceのポスト(Post)機能を使えば、グループのタイムラインに投稿ができます。
投稿には、太字やハイパーリンクなどでテキストを装飾する機能があり、情報を分かりやすくまとめるのをサポートします。ポストへの投稿はテキストだけでなく、ファイルや画像、投票、GIFなども可能です。
また、ポストへの投稿に対してはコメントや”いいね”で反応も可能なので、社内掲示板としても運用できます。
チャットでやりとりする
Workplaceのチャット(Chat)機能を使えば、メンバー同士で円滑なコミュニケーションがとれます。
チャットはテキストだけでなく、画像や動画、ファイル、音声などにも対応しているため、あらゆる情報共有が可能です。また、絵文字(スタンプ)も豊富に用意されているので、テキストだけでは表現不可能な細かなニュアンスを伝えられます。
また、メッセージにも”いいね”などのリアクションが送れるなど、Workplaceはチームのコミュニケーションをさまざまな機能で活性化させます。
情報をナレッジライブラリに蓄積する
Workplaceのナレッジライブラリ(Knowledge Library)機能を使えば、日報や議事録、マニュアルなどの情報を蓄積できます。
“ポスト”や”チャット”でやりとりされた情報は次々と流れてしまいますが、ナレッジライブラリでは情報がストックされるので、あとからいつでも見返せるのです。
また、保存される情報はカテゴリごとに分けられるため、取り扱う情報が多い企業にはナレッジライブラリは適しています。
ビデオ通話する
Workplaceのビデオチャット機能を使えば、デバイスを問わずにメンバーとビデオ通話ができます。
ビデオチャット機能を仕事で利用すれば、テレワークでも相手の顔を見ながら打ち合わせが可能です。また、類似の機能に「ライブ配信」があり、緊急の連絡や全社への周知などが必要な際に、迅速に情報を共有できます。
このようなビデオ通話の機能があれば、文字では伝わりづらいことも表情やジェスチャーを通して伝えられるため、誤解や認識違いによるミスを防げます。さらに、テレワークが多い企業でも、迅速で密なコミュニケーションが可能となるのです。
外部ツールと連携する
Workplaceをすでに利用している外部のツールと連携させ、さらに効率的に業務を進められます。たとえば、以下のようなツールと連携可能です。
- 顧客管理ツールの「Salesforce」や「Hubspot」
- ビデオ通話ツールの「Zoom」や「Cisco Webex」
- クラウドストレージツールの「Box」や「Dropbox」
- ファイル共有ができる「Google Drive」や「OneDrive」
このように、多くのツールと連携できるので複数のツールを横断して使う必要がなく、Workplaceで情報が一元管理されます。
【安心】手厚いサポートが受けられるおすすめのコミュニケーションツール
ここでは、Workplaceよりもサポートが手厚いツールをご紹介します。
Workplaceは社内コミュニケーションを促す機能が充実している一方、利用方法が複雑な点がデメリットです。とくに、”チャット機能”と”ナレッジライブラリ機能”はそれぞれ独立しているので、利用方法を工夫しなければ情報が分散する恐れがあります。
さらに、Workplaceでは公式サイトに問い合わせホームを設けていますが、すぐに回答が欲しい場合や英語が苦手な方は、導入において不安が残ります。そのため、「手厚いサポートを受けられるか」も併せて検討しましょう。
結論、社内のコミュニケーション手段には、あらゆる情報を「ノート」で一元管理でき、かつポート体制が充実しているツール「Stock」が最適です。
Stockの「ノート」に業務情報を記録すれば、チャットのように流れてしまう心配はありません。また、ノートには「メッセージ」「タスク」が紐づいており話題が混ざらないので、関連情報が分散して見つからない事態を防げます。
最も簡単にチームの情報を共有できるツール「Stock」
「Stock」|最もシンプルな情報ストックツール
Stockは、社内のあらゆる情報を、最も簡単に「ストック」できるツールです。「社内の情報を、簡単にストックする方法がない」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート」の機能を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITに詳しくない数人~数千人の企業向け
ITの専門知識がなくても問題なく、あらゆる企業が簡単に始められます。
- とにかくシンプルで、誰でも使える
余計な機能は一切なくシンプルなツールなので、誰でも簡単に情報を残せます。
- 驚くほど簡単に「情報ストック」と「タスク管理」ができる
社内の共有情報等の「情報ストック」が驚くほどしやすく、さらに直感的な「タスク管理」も可能です。
<Stockの口コミ・評判>
塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』がある弊社にも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
加井 夕子 さん、海野 紘子 さん
SBIビジネス・イノベーター株式会社 |
「SBIグループの厳格なセキュリティ基準をも満たす、誰にでもお勧めの情報ストックツールです」 ★★★★★ 5.0 当社が導入するシステムには非常に厳格なセキュリティ基準を満たすことが要求されていますが、Stockのシステムは極めて高度なセキュリティ基準で開発・運営されているため、SBIグループのセキュリティ基準でも全く問題なく導入することができました。 |
江藤 美帆さん
栃木サッカークラブ(栃木SC) |
「ナレッジが属人化しやすいプロスポーツクラブには、Stockを非常に強くお勧めします!」 ★★★★★ 5.0 元々悩んでいた『ナレッジがブラックボックス化してしまう』という問題が、驚くほどうまく解消されました。 『Stockさえ見れば、すぐに必要な情報を把握できる』という状況を作り出すことに成功し、明らかに生産性が向上しました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :500円/ユーザー/月
- エンタープライズプラン :1,000円/ユーザー/月
Workplace from Metaの口コミ・評判
以下ではWorkplaceを使うユーザーの口コミ・評判をご紹介します。導入前には第三者の声も参考にしましょう。
※こちらでご紹介する口コミ・評判はITreview>Workplace from Facebook(Workplace from Meta)を参考にしております。
Workplace from Metaの良い口コミ・評判
はじめに、Workplace from Metaの良い口コミと評判をご紹介します。利用ユーザーからは「Facebookと同じ操作感で使用できる」「社員のエンゲージメントを向上させられる」という声が寄せられています。
非公開ユーザー(投稿日:2023年03月22日)Facebookに近いUIなので操作方法がシンプルで誰でも分かり易い。掲示板を部署ごとにアクセス権限を付けたりしながら開設できるので幅広い用途の情報共有に利用が出来る。
非公開ユーザー(投稿日:2022年11月24日)SNSの様なUIで情報を上げることがとても簡単です。いいねマークで返すことができるのもSNSっぽくて分かり易い。社員は全員登録してあるのでありがとうを伝える機能など組織へのエンゲージメントを高める機能があるのはユニークだと思いました。
非公開ユーザー(投稿日:2022年11月09日)Workplaceは、「既読」や「リアクション」の機能を使って、まずは「誰が読んだのか、読んでないのか」を把握することが簡単にできるようになりました。そして、まだ読んでない人には個別でリマインドを簡単にできるようになりました。
非公開ユーザー(投稿日:2022年09月04日)グループは、自由に作れてメンバー参加や招待できます。そのため、伝達事項別に、広報用や部署別、Q&Aなどさまざまな用途で連絡、相談の投稿がしやすいです。
非公開ユーザー(投稿日:2022年04月17日)Facebookの投稿と同じ操作感で使用できるビジネスチャットツール。会社ごとのルームのようなものが作れ、Facebookアカウントと連動させて招待することができる。
Workplace from Metaの悪い口コミ・評判
次に、Workplace from Metaの改善点に関する口コミと評判をご紹介します。利用ユーザーからは「サポートからすぐに返信が来ない」「操作がしづらい」などの不満が寄せられています。
非公開ユーザー(投稿日:2022年11月24日)UIの変更やバージョンアップが急に行われてしまい。操作に戸惑うことがある。稀に不具合が出て解消に時間が掛かることがあるので検証を丁寧にして欲しい。
非公開ユーザー(投稿日:2022年09月27日)参加チームが増えてくると情報が拾いにくくなったり、メールがたくさん来たりして見るのが面倒になったりします。
非公開ユーザー(投稿日:2022年07月05日)海外製なので設定画面は分かりにくい。複数名をCSVで登録する際にエラーが頻発してできないことの方が多い。退職者の残したやり取りのバックアップ機能などあると嬉しいです。
非公開ユーザー(投稿日:2022年01月20日)アメリカ製なのでサポートが片言な日本語で返信がある。また返答までの時間が長い。日本でのサポートをして欲しい。
Workplace from Metaの使い方・評判・料金まとめ
ここまでWorkplaceの使い方や評判、料金まで幅広くご紹介しました。
Workplaceは、テレワークでも社内コミュニケーションが取れる機能を豊富に搭載しています。しかし、多機能で全社で使いこなせない機能があれば、費用対効果が低くなってしまうのです。
また、Workplaceの共有場所が「チャット」「ポスト」「ナレッジライブラリ」に分けられるため、かえって情報が分散するリスクが高まります。そのため、直感的に情報の残すことができるツールを導入しましょう。
結論、自社が導入すべきは、誰でも使うことができる「ノート」「フォルダ」「メッセージ」のシンプルな機能が備わったツール『Stock』が最適です。実際に、非IT企業を中心に200,000社以上が情報共有の効率化を実現しています。
無料登録は1分で完了するので、ぜひ「Stock」を導入して、社内コミュニケーション体制を整えましょう。