近年、日本の労働力人口の減少に対応するために、社員個々のスキルを高める「人材開発」の必要性が高まっています。その中で、注目を集めているのが、社員のスキルレベルをまとめた「スキルマップ」です。
 
しかし、スキルマップの導入を検討しているが「具体的な運用イメージが掴めない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
 
そこで今回は、スキルマップを作成する目的・手順を中心にご紹介します。
 
という方はこの記事を参考にすると、スキルマップの作成手順を把握しつつ、円滑に運用できる方法も分かります。


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スキルマップとは

「スキルマップ」とは、“業務に必要なスキル”と、“社員がどのレベルのスキルを持っているか”を一覧にまとめた表を指します。
 
従来、スキルマップは、製造業の多くの企業が導入していました。国際的な品質マネジメントの規格である「ISO 9001」を満たすために、スキルマップを使ってスキル管理に取り組んでいたのです。
 
一方、近年では、専門性が高いIT業界や建設業界においても、スキルマップの導入が進んでいます。また、今後はサービス業においても、高品質なサービスを提供するために、スキルマップを活用する企業が増加すると言われています。


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意味ない?スキルマップを作成する3つの目的とは

ここでは、スキルマップを作成する3つの目的についてご紹介します。以下の内容を把握し、目的意識を持ってスキルマップを作成すれば、モチベーションを高めながら取り組みを進められます。

(1)社員のスキルを可視化する

1つ目の目的は、社員のスキルを可視化する点です。
 
スキルマップによって、社員個々のスキルを可視化して正しく把握すれば、公正な人事評価・人材配置に役立てられます。
 
実際に、厚生労働省が実施した調査によると、職業能力評価の活用方法(複数回答)として、以下の2つの内容が最も多く回答されており、多くの企業が「評価の判断」や「配置の適正化」に能力評価を活用していることが分かります。
 
 
 
スキルマップでは、社員のスキルを数値によって客観的に把握できるので、評価や配置に対する納得感を高められるのです。

(2)効果的に人材育成する

2つ目の目的として、効果的に人材育成する点が挙げられます。
 
スキルマップを作成すると、「組織の中で誰が、どのようなスキルを持っているのか」や「スキルごとの達成状況」が分かります。そのため、不足しているスキルを把握して、的確に人材育成を進められるのです。
 
したがって、スキルマップは、社員個々に不足しているスキルを可視化しつつ、組織全体に不足しているスキルまで把握できる点が特徴です。

(3)社員のモチベーションを向上させる

3つ目に、社員のモチベーションを向上させる点も、スキルマップを作成する目的のひとつです。
 
スキルマップによって、社員は「どのようなスキルを身に付ける必要があるのか」が明瞭になります。したがって、成長意欲やモチベーションを高めながら、日々の業務に取り組めるようになるのです。
 
ただし、以上のようにモチベーションの向上につなげるには、作成したスキルマップを、都度社員と共有する点が重要です。
 
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スキルマップの作成手順とは

ここでは、スキルマップの作成手順についてご紹介します。厚生労働省が提供しているテンプレートも紹介しているので、担当者の方は必見です。

手順1|スキルマップを作成する目的を明確にする

まず、スキルマップを作成する目的を明確にします。
 
スキルマップを作成する目的によって、設定する評価項目は異なります。例として、以下の内容が挙げられます。
 
 
  • 人事評価に役立てたい場合
  • 現時点での業務の遂行能力を中心に、評価項目を設定する
     
  • 人材育成に役立てたい場合
  • 将来を見据えて、個々の適性や必要なスキルを中心に、評価項目を設定する
 
スキルマップの作成には工数がかかるので、管理者や社員個々との協力が欠かせません。そのため、作成する目的を明確にし、関係者間で共有しましょう。

手順2|スキルマップの項目を設定する

次に、スキルマップの項目を設定します。
 
対象となる業務や職種ごとに、必要なスキルを洗い出し、項目として設定しましょう。とくに、業務項目から作業項目に分類すると、分かりやすい表を作成できます。
 
また、手間をかけずに項目を設定したい場合は、以下のようなテンプレートを活用することも手法のひとつです。

<厚生労働省が提供しているスキルマップのテンプレート>

厚生労働省が提供しているスキルマップのテンプレート
 
こちらは、厚生労働省が提供している、スキルマップ(職業能力評価シート)のExcelテンプレートです。
 
業種や職種、キャリアごとに多様なテンプレートが用意されています。また、自己評価欄と上司評価欄があるので、認識のずれを確認しながら、評価を進められる点が特徴です。
 

手順3|スキルの評価基準を設定する

最後に、スキルの評価基準を設定します。
 
階層が細かすぎると、評価が難しく、管理が煩雑になりやすいです。そのため、以下のように、レベル1からレベル4までの4段階で評価すると、達成度が分かりやすくなります。
 
 
  • レベル1|常に周囲の助けが必要なレベル
  • レベル2|一部助けが必要だが、ほぼ一人で業務を遂行できるレベル
  • レベル3|完全に一人で業務を遂行できるレベル
  • レベル4|ほかのメンバーの教育ができるレベル
 
このように、評価基準を数値で設定すれば、部署全体の平均点を算出するなど、より高度な分析が可能です。
 
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目的のスキルマップに即アクセスできる方法

以下では、目的のスキルマップに即アクセスできる方法をご紹介します。
 
Excelでスキルマップを作成していると、共有するのにメールに貼り付けて送信する手間がかかるうえ、閲覧するたびにファイルを開く必要があり、管理が煩雑になりやすいです。そこで、ITツールを使って、スキルマップの作成・共有を一か所で完結しましょう。
 
また、どの社員にどんなスキルがあるか評価するには、社員のスキルに関する情報を頻繁に収集・更新しておく必要があります。そのため、「スキルマップ」と「スキル情報」をまとめて管理しつつ、欲しい情報に即アクセスできるツールを選ぶと便利です。
 
したがって、スキルマップの作成・共有には、「スキルマップ」や「スキルに関する情報」といったあらゆる情報ををまとめておけるうえ、誰でも直感的に検索できる「ナレカン」が最適です。
 
ナレカンの「記事」にテキストを書き込むだけでスキルマップを作成・共有しつつ、一度作成した形式を「テンプレート」に登録すれば、わずかな操作で呼び起せます。また、超高精度の「キーワード検索」によって、必要な情報を誰でも確実に見つけられるのです。

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自身の頭の中にあるナレッジを残すときは「記事」を作成でき、誰かにナレッジを尋ねたいときは、知恵袋のような感覚で「質問」することが可能です。また、ファイルを添付するだけで、AIが貴社のファイルの中身を全自動で、続々とナレッジ化していきます。
 
また、ナレカンを使えば、欲しい情報が即見つかります。
Google検索のように使える「キーワード検索」や生成AIを活用した「自然言語検索」によって、メンバーの検索スキルに依存することなく、誰でも簡単に情報を探し出せます。
 
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スキルマップを作成する目的・手順まとめ

これまで、スキルマップを作成する目的・手順を中心にご紹介しました。
 
スキルマップを作成するには、スキルを洗い出したり、上司から部下のスキルについてヒアリングしたりする手間がかかります。ただし、スキルマップの作成を各部署に任せていると、書き手によって形式や評価基準がばらつく恐れがあります。
 
そこで、スキルマップの作成・管理を一か所で円滑に進められるITツールが必須です。また、一度作成して終わりではなく、定期的に更新しなければならないので、過去に作成したスキルマップを簡単に振り返れると便利です。
 
結論、自社が導入すべきは、テキストを書き込むだけでスキルマップを作成・共有できるうえ、超高精度の検索機能によって欲しい情報へすぐにたどり着ける『ナレカン』一択です。ナレカンは「テンプレート」機能も備わっており、形式を全社で統一できます。
 
ぜひ「ナレカン」を導入して、スキルマップをスムーズに運用しましょう。


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代表取締役社長 澤村大輔
この記事の監修者
株式会社Stock
代表取締役社長 澤村大輔

1986年生まれ。早稲田大学法学部卒。
新卒で、野村総合研究所(NRI)に、経営コンサルタントとして入社。
その後、株式会社リンクライブ(現:株式会社Stock)を設立。代表取締役に就任。
2018年、「世界中の『非IT企業』から、情報共有のストレスを取り除く」ことをミッションに、チームの情報を最も簡単に管理できるツール「Stock」を正式ローンチ。
2020年、DNX VenturesEast Venturesマネーフォワード等のベンチャーキャピタル(VC)から、総額1億円の資金調達を実施。
2021年、東洋経済「すごいベンチャー100」に選出。
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