従来、ホワイトボードは、ペンで直接ボードに文字や図を書き込んで使えることから、会議や定例MTGで多く用いられていました。しかし、昨今ではリモートワークの普及に伴い、遠隔でも利用できる「オンラインホワイトボード」の需要が高まっています。
一方で、「オンラインホワイトボードの導入を検討しているものの、自社の業務に合うアプリが分からない」と悩む方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、リモートワークに使える、オンラインホワイトボードアプリ8選を中心にご紹介します。
- リモート時でもストレスなく使えるアプリを探している
- 選定ポイントをもとに、複数のホワイトボードアプリを比較検討したい
- 簡単に情報を書き残して業務効率化を図れるツールが欲しい
という方はこの記事を参考にすると、オンラインホワイトボードアプリの選び方が分かるうえ、リモートワークでも業務の情報を管理しやすい最適なアプリを選べます。
目次
- 1 オンラインホワイトボードアプリの特徴とは?
- 2 <無料あり>おすすめのオンラインホワイトボードアプリ8選!
- 2.1 【ナレカン】誰でも簡単にボードを作成してスマホで見返せるアプリ
- 2.2 【Stock】ボードにタスクやメッセージが紐づけられているwebアプリ
- 2.3 【Miro】付箋形式で意見をまとめるのに役立つホワイトボードツール
- 2.4 【Microsoft Whiteboard】Teamsと連携できるホワイトボード共有アプリ
- 2.5 【Strap】ボードを無限に広げてチームでの共同作業に役立つPCアプリ
- 2.6 【Canva】web会議のメモを手書きで残して共有できるアプリ
- 2.7 【Lucidspark】プレゼンやプロジェクト管理に便利なアプリ
- 2.8 【FigJam】ホワイトボードを付箋形式でデジタル化できるアプリ
- 3 【比較表】おすすめのオンラインホワイトボードアプリ8選
- 4 【テレワーク推進】オンラインホワイトボードアプリを選ぶポイント
- 5 <脱アナログ>壁掛けのホワイトボードを使うデメリット
- 6 リモートワークに役立つオンラインホワイトボードアプリまとめ
オンラインホワイトボードアプリの特徴とは?
オンラインホワイトボードアプリは、インターネット経由で画面内のボードに文字や図、付箋を残し、リアルタイムでメンバーに共有できるアプリケーションを指します。このアプリの特徴として、以下が挙げられます。
- リアルタイムの共同編集
- 多様な表現手段
- クラウド上での保存と履歴管理
- デバイスや場所を問わずアクセス可能
複数人が同時にボードへ書き込みや編集をすることができるため、会議やブレインストーミングで活用しやすいです。
文字だけでなく、手書きの図や画像の挿入、付箋の活用など、アイデアを直感的に整理しやすい仕組みが備わっています。
作成した内容はクラウド上に保存され、編集履歴が残るため、誤って削除した情報の復元や、変更の追跡が容易です。
PC以外に、タブレットやスマートフォンから利用できるので、リモートワークや外出先でもスムーズに作業を進められます。
このような特徴により、オンラインホワイトボードアプリは単なるホワイトボードの代替ではなく、より柔軟かつ効率的な情報共有ツールとして多くの企業で導入されています。
<無料あり>おすすめのオンラインホワイトボードアプリ8選!
以下では、リモートワークに使えるオンラインホワイトボードアプリ8選を紹介します。
ホワイトボードアプリを活用すれば、社員同士が離れていても同時に情報を閲覧できるので、作業や会議を進めやすくなります。ただし、誰でも閲覧できる設定だと意図しない第三者に情報が漏れるリスクがあり、アクセス権の設定には厳重に注意が必要です。
また、多くの社員が情報を書き込んでいくと作成したボードがすぐに見つからない恐れがあります。そこで、アクセス権を柔軟に設定でき、検索性に優れた情報共有ツールを使えば、ボードを安全に管理しつつ、必要な情報をすぐに確認できます。
結論、オンラインホワイトボードとして活用するべきなのは、メンバーの権限をコントロールしやすく、目的の情報に即アクセスできるツール「ナレカン」一択です。
ナレカンでは、AIを活用した「自然言語検索」や超高精度の「キーワード検索」により、必要なボードがすぐに見つかります。さらに、ボードごとに管理者がメンバーの権限を柔軟に設定できるため、安心して社内情報を共有できます。
【ナレカン】誰でも簡単にボードを作成してスマホで見返せるアプリ

「ナレカン」|社内のナレッジに即アクセスできるツール
https://www.stock-app.info/narekan_document_request.html
「ナレカン」は、社内のナレッジに、即アクセスできるツールです。
「社内のあらゆる場所からナレッジが一元化」され、しかも、そのナレッジを「超高精度検索」できます。
自身の頭の中にあるナレッジを残すときは「記事」を作成でき、誰かにナレッジを尋ねたいときは、知恵袋のような感覚で「質問」することが可能です。また、ファイルを添付するだけで、AIが貴社のファイルの中身を全自動で、続々とナレッジ化していきます。
また、ナレカンを使えば、欲しい情報が即見つかります。
Google検索のように使える「キーワード検索」や生成AIを活用した「自然言語検索」によって、メンバーの検索スキルに依存することなく、誰でも簡単に情報を探し出せます。
更に、「初期導入支援サポート」と「ご利用中サポート」もあり、支援も充実しています。「すぐに使える状態にセットアップ」「月に1度のオンラインミーティング」など、実際に、社内のナレッジが動き出す仕組みを整えます。
<ナレカンをおすすめするポイント>
- 【ナレッジの一元化】 ナレッジ管理に特化した、これ以上なくシンプルなツール。
記事形式で書ける「社内版wiki機能」、質問形式で聞き出せる「社内版知恵袋」、メールやチャット内のやりとりは「転送機能」を使って、ナレッジを残していくだけなので、誰でも迷わず使えます。
- 【超高精度な検索機能】 誰もが簡単に欲しい情報を見つけられる検索性。
「複数キーワード検索」「添付ファイル内検索」「ゆらぎ検索」など、思い通りの検索が可能です。
- 【サポート】 圧倒的なクオリティの「初期導入支援」と「ご利用中」サポート。
初期導入支援だけでなく、ナレカンが定着するように、ご利用中も最大限サポートするので、貴社担当者様のお手を煩わせません。
<ナレカンの料金>
- ビジネスプラン:標準的な機能でナレカンを導入したい企業様
- エンタープライズプラン:管理・セキュリティを強化して導入したい企業様
- プレミアムプラン:「AI自然言語検索」も含めて導入したい企業様
各プランの詳細や金額は、下記「ナレカン資料の無料ダウンロード」ボタンより、資料をダウンロードしてご確認ください。
<ナレカンの機能紹介>
- 自然言語を活用し検索機能
- 自由度の高いアクセス制限

ナレカンには、AIを活用した「自然言語検索」があり、上司に質問する感覚で目的の情報を簡単に探せます。また、ファイル内まで検索可能なため、必要な情報が見つからないというストレスもありません。

ナレカンは4種類の権限設定ができ、情報は任意のメンバーにのみ共有されるため、重要なデータを保護できるのです。そのため、社員数の多い大企業におすすめです。
【Stock】ボードにタスクやメッセージが紐づけられているwebアプリ
Stockは、直感的に情報を書き込めて、かつリアルタイムで共有できるアプリです。
また、「Stock」では、ホワイトボードごとに「タスク」「メッセージ」が紐づけられている点が特徴です。他の情報に入り乱れることなく、ボードの情報に関するやり取りがスムーズにできます。

/ 情報ストック、タスク管理、メッセージ機能 /
チームの情報を、最も簡単に管理できるツール「Stock」
Stockは、社内のあらゆる情報を、最も簡単に「管理」できるツールです。「社内の情報を、簡単に管理する方法がない」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート」の機能を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITの専門知識がなくてもすぐに使える
「ITに詳しくない65歳の方でも、何の説明もなく使える」程シンプルです。
- 社内のあらゆる情報を、最も簡単に「ストック」できる
作業依頼、議事録・問い合わせ管理など、あらゆる情報を一元管理可能です。
- 驚くほど簡単に、「タスク管理」「メッセージ」もできる
直感的な操作で、「タスクの担当者・期日の設定」と「メッセージでのやりとり」が可能です。
<Stockの口コミ・評判>
![]() 塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』がある弊社にも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
![]() 加井 夕子 さん、海野 紘子 さん
SBIビジネス・イノベーター株式会社 |
「SBIグループの厳格なセキュリティ基準をも満たす、誰にでもお勧めの情報ストックツールです」 ★★★★★ 5.0 当社が導入するシステムには非常に厳格なセキュリティ基準を満たすことが要求されていますが、Stockのシステムは極めて高度なセキュリティ基準で開発・運営されているため、SBIグループのセキュリティ基準でも全く問題なく導入することができました。 |
![]() 江藤 美帆さん
栃木サッカークラブ(栃木SC) |
「ナレッジが属人化しやすいプロスポーツクラブには、Stockを非常に強くお勧めします!」 ★★★★★ 5.0 元々悩んでいた『ナレッジがブラックボックス化してしまう』という問題が、驚くほどうまく解消されました。 『Stockさえ見れば、すぐに必要な情報を把握できる』という状況を作り出すことに成功し、明らかに生産性が向上しました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :500円/ユーザー/月
- エンタープライズプラン :1,000円/ユーザー/月
※最低ご利用人数:5ユーザーから
【Miro】付箋形式で意見をまとめるのに役立つホワイトボードツール

<Miroの特徴>
- テンプレートが豊富
- 多くの外部サービスと連携可能
300種類以上のテンプレートが用意されているので、図形やフレームワークを作成することなくすぐに作業を始められます。
Asana、Zoom、Slackなど、多数の人気アプリと連携可能です。たとえば、Asanaを連携すると、Asanaのプロジェクトページから直接Miroのボードを編集できます。
<Miroの機能・使用感>

- ブレインストーミング機能
- ノート機能
Miroには、ブレインストーミング(集団で自由にアイディアを生み出すこと)できるスペースがあります。付箋やテキストを使って、スピーディかつクリエイティブな意見を出し合いたいときに適しています。
Miroはノートを作成する機能も備えています。「To Doリスト」や「会議の議題」などあらかじめテンプレートが用意されているので、簡単に作成できます。
<Miroの注意点>
- ボードの権限設定がわかりづらい
- テンプレートの数が多すぎる
招待には「Invite members」や「Share」などのメニューを使いますが、英語表記のうえ違いが曖昧なため注意が必要です。意味や設定の違いを把握しておかないと、すべてのボードが見られてしまう恐れがあります。
利用しているユーザーからは「予め登録されているテンプレートが多く、どれを使うとスムーズな討議となるか良く分からない」という意見がありました。(引用:ITreview)
<Miroの料金体系>
プランごとに利用できる機能が異なるため、Miro|料金プランを確認しましょう。
- Free:無料
- Starter:$10/ユーザー/月
- Business:$20/ユーザー/月
- Enterprise:要問い合わせ
【Microsoft Whiteboard】Teamsと連携できるホワイトボード共有アプリ

<Microsoft Whiteboardの特徴>
- Microsoft製品との連携が可能
- 手書きと文字入力に対応している
たとえば、Microsoft Teamsで開催するWeb会議画面でMicrosoft Whiteboardを共有したり、作成したホワイトボードをOneNoteに保存したりできます。
タッチペンを使えば、手書きで情報を書き残すことも可能です。また、キーボードでの文字入力にも対応しています。
<Microsoft Whiteboardの機能・使用感>

- 豊富なテンプレート
- Microsoft Loopとの連携
60種類を超えるテンプレートが用意されています。そのため、議題に合わせたホワイトボードを用意して、スムーズに会議を始められるのです。
一部のプランで、「Microsoft Loop」と連携可能です。Microsoft Loopで使える「タスクリスト」「表」「投票テーブル」の要素を、ホワイトボードに挿入して共同編集できるようになります。
<Microsoft Whiteboardの注意点>
- 動作が重くなることがある
- 図形補正の精度が悪い
ユーザーからは、「外出先からでも書き込めるのは強みだが、通信環境によっては途中で途切れてしまうことがある。また大勢が同時に書き込むと、途端に処理速度が落ちてしまうのも改善してほしい。」という声がありました。(引用:ITトレンド)
「タッチペンを用いてフリーハンドで図形を描くと自動的に補正してくれるのだが、自分の思ったとおりの考えと必ずしも一致しない。もう少し補正の精度を上げるべきだ。」といった意見もユーザー間で散見されました。(引用:ITトレンド)
<Microsoft Whiteboardの料金体系>
Microsoft Whiteboardは、Microsoftアカウントを持っていれば無料で利用できます。以下は、他のMicrosoftサービスも利用できる「Microsoft 365」の料金です。
- Microsoft 365 Business Basic:1,079円/ユーザー/月
- Microsoft 365 Apps for business:1,483円/ユーザー/月
- Microsoft 365 Business Standard:2,249円/ユーザー/月
- Microsoft 365 Business Premium:3,958円/ユーザー/月
【Strap】ボードを無限に広げてチームでの共同作業に役立つPCアプリ

<Strapの特徴>
- ボードを広げられる
- フローチャートが作りやすい
物理的なホワイトボードとは異なり、ボードを自由に広げられるので、タスク管理からプレゼン資料まで一つのボードに情報を集約して管理できます。また、リアルタイムで誰がどの部分を見ているかの確認も可能です。
図形と矢印を選択するだけでフローチャートが作成可能です。相関性や全体の流れを視覚化できるため、情報を整理しやすいです。
<Strapの機能・使用感>

画像引用:Strap|ホームページ
- テンプレート機能
- AI機能
テンプレートを使ってホワイトボードの枠組みを作れるので、複数人での「アイデア出し」や「フローチャート作成」に活用しやすいです。
Strapは2023年4月にAI機能のβ版を実装しました。AIが「アイデア出し」「付箋に記載された内容の要約」を自動でおこなうため、新たな発想や着眼点を得やすくなったのです。(参考:Good Patch|Strap AI(Beta))
<Strapの注意点>
- 年間支払いのみ
- 直感的な操作性に欠ける
Strapの支払いは、年間払いのみです。また、契約期間の途中で解約するとしても、払い戻しされません。
利用しているユーザーからは、「オフィス製品のようにコピー、ペーストを始めとした直感的な操作をもう少し充実させてほしい。」という声があります。(引用:ITトレンド)
<Strapの料金体系>
- 通常プラン:要問い合せ
- プロフェッショナルプラン:要問い合わせ
【Canva】web会議のメモを手書きで残して共有できるアプリ

<Canvaの特徴>
- Web会議で使えるテンプレートが豊富
- デザイン性に優れている
Web会議で役立つ、ブレインストーミングやフローチャート作成に対応したテンプレートが多数公開されています。
Canvaに用意されている画像やアイコンを使って、デザイン性の高いホワイトボードを作成できます。用意されているテンプレートも、華やかなものが多いです。
<Canvaの機能・使用感>

- デザインに関する多くの機能がある
- 手書きにも対応
「オンラインホワイトボード」だけでなく、「動画編集」「名刺作成」「ロゴデザイン」などのデザイン系の機能を多く備えています。そのため、利用する職種によっては、機能を持て余す可能性があるのです。
キーボード入力だけでなく手書きにも対応しているので、抽象的なイメージを書き残したい場合に便利です。
<Canvaの注意点>
- 有料アイテムを配置してしまうことがある
- 検索機能が使いづらい
利用しているユーザーからは「有料のアイテムももちろんあるため、誤って配置してしまうことがあります。使っていくうちに見分けはすぐにつきますが、初めて使う方は見分けがつきにくいかもしれません。」という声があります。(引用:ITreview)
利用しているユーザーからは「絞り込み検索で、テンプレートのカテゴリ(例えばチラシ、名刺など)を選択したうえで、検索ワードを入れて絞り込むことができない。」という声があります。(引用:ITreview)
<Canvaの料金体系>
- Canva無料:無料
- Canvaプロ:1,180円/ユーザー/月
- Canvaチームス(利用は2人から):1,500円/ユーザー/月
- Canvaエンタープライズ(利用は100人から):要問い合わせ
【Lucidspark】プレゼンやプロジェクト管理に便利なアプリ

<Lucidsparkの特徴>
- プレゼンテーションやプロジェクト管理に使える
- 連携可能なサービスが多い
プレゼンで役立つ図表のテンプレートやプロジェクトの進捗管理に使えるひな型が備わっており、会議以外の業務にも利用できます。
GoogleドライブやTeams、SlackやNotionなどを含む数多くの外部サービスとの連携が可能です。たとえば、Teamsと連携すると、Teamsのチャネルから直接Lucidsparkのホワイトボードを編集できます。
<Lucidsparkの機能・使用感>

- AIによる生成機能
- タイマーや投票箱を配置できる
たとえば、「クリスマスの販売施策」と入力すると、AIが関連するアイデアを自動で生成します。この機能は、案出しだけでなく「戦略の立案」や「分析方法の策定」にも利用できるのです。
有料プランのみですが、「タイマー機能」がブレインストーミングの時間管理に役立ちます。また、「投票機能」は会議での多数決やアンケートに活用できるのです。
<Lucidsparkの注意点>
- フリープランでは編集可能なボードは3件まで
- アカウントがないと使えない
フリープランでは、編集可能なボードは3件までと制限が設けられています。そのため、やり取りする情報量が多い企業は有料プランの契約が前提になります。
利用しているユーザーからは「共有するユーザーもアカウントを作成していないと使えません。アカウントがなくとも参加できるゲストユーザー機能があれば助かる。」という声があります。(参考:ITreview)
<Lucidsparkの料金体系>
- 無料:0円
- 個人:1,300円/月
- チーム:1,500円/ユーザー/月
- 企業:要問い合わせ
【FigJam】ホワイトボードを付箋形式でデジタル化できるアプリ

<FigJamの特徴>
- テンプレートの種類が豊富
- デザイン性が高い
フローチャートやミーティング用などの300種類を超えるテンプレートが選べます。また、テンプレートを自作することも可能です。
他のアプリに比べ、デザインがポップです。スタンプや絵文字でアイデアに反応したり、タブレットから自由に書き込んだりすれば、視覚的なインパクトを残せます。
<FigJamの機能・使用感>

- タイマー機能
- 音声通話機能
スケジュールを正確に実行できるようにタイマーを設定することが可能です。
アプリ内で、音声やライブチャットを使って意見を交換したり、コメントを使って外出先からフィードバックしたりもできます。ただし、音声機能は有料プランでしか使えないので注意しましょう。
<FigJamの注意点>
- 案内が英語表記になっている
- 共同編集可能なファイル数に制限がある
使い方の案内やマニュアルが英語表記でわかりづらいため、英語が苦手な方はデスクトップの翻訳機能の活用がおすすめです。
無料プランは共同編集可能なファイル数が3つまでなので、より多くのデータを共同編集したい場合は、ファイル数が無制限の有料プランへの移行を検討しましょう。
<FigJamの料金体系>
プランごとに利用できる機能が異なるため、FigJam|料金プランを確認しましょう。
- スターターチーム:0円
- プロフェッショナル:750円/フルシート/月(月払い)
- ビジネス:750円/フルシート/月(年払い)
- エンタープライズ:750円/フルシート/月(年払い)
【比較表】おすすめのオンラインホワイトボードアプリ8選
以下は、リモートワークに使えるオンラインホワイトボードアプリ8選の比較表です。特徴や料金を比較して、自社に合うツールを選びましょう。(表は左右にスクロール可能)
ナレカン【一番おすすめ】 | Stock【おすすめ】 | Miro | Microsoft Whiteboard | Strap | Canva | Lucidspark | FigJam | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
特徴 |
誰でも簡単にボードを作成してスマホで見返せるアプリ |
ボードにタスクやメッセージが紐づけられているwebアプリ |
付箋形式で意見をまとめるのに役立つホワイトボードツール |
Teamsと連携できるホワイトボード共有アプリ |
ボードを無限に広げてチームでの共同作業に役立つPCアプリ |
web会議のメモを手書きで残して共有できるアプリ |
プレゼンやプロジェクト管理に便利なアプリ |
ホワイトボードを付箋形式でデジタル化できるアプリ |
シンプルで簡単or多機能 |
シンプルで簡単 |
シンプルで簡単 |
多機能 |
多機能 |
多機能 |
多機能 |
多機能 |
多機能 |
メッセージ機能 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】※ただし、Teamsとの連携が必須 |
【×】 |
【×】※デザインに対するコメントは可能 |
【×】※キャンバスへのコメントは可能 |
【〇】 |
専用のスマホアプリ |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【×】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
アクセス権の設定 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】※有料プランのみ可能 |
リアルタイム共有 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
注意点 |
法人利用が前提なので、個人利用は不可 |
5名以上での利用が前提 |
テンプレートの数が多すぎる |
動作が重いことがある |
直感的な操作性に欠ける |
検索機能が使いずらい |
フリープランの制限が厳しい |
フリープランは共同編集できるファイル数が3つまで |
料金 |
・無料プランなし
・有料プランは資料をダウンロードして確認 |
・無料プランあり
・有料プランでも1人あたり500円/月〜 |
・無料プランあり
・有料プランは$10/ユーザー/月~ |
・無料プランあり
・有料プラン:1,079円/ユーザー/月~ |
・無料プランなし
・有料プラン:要問い合せ |
・無料プランあり
・有料プラン:1,180円/ユーザー/月~ |
・無料プランあり
・有料プラン:1,300円/ユーザー/月~ |
・無料プランあり
・有料プランは750円/フルシート/月~ |
公式サイト |
「ナレカン」の詳細はこちら |
「Stock」の詳細はこちら |
「Miro」の詳細はこちら |
「Microsoft Whiteboard」の詳細はこちら |
「Strap」の詳細はこちら |
「Canva」の詳細はこちら |
「Lucidspark」の詳細はこちら |
「FigJam」の詳細はこちら |
以上のように、どの機能を重視するかによって注意すべき点も異なるので、自社に適したツール選びが大切です。
【テレワーク推進】オンラインホワイトボードアプリを選ぶポイント
ここでは、ビジネス向けのオンラインホワイトボードアプリを選ぶポイントを紹介します。自社に合ったオンラインホワイトボードアプリの導入に成功している企業は、以下4点をおさえて選定しています。
(1)情報を管理しやすいか
1つ目のポイントは、「記録したホワイトボードの情報を管理しやすいか」です。
物理的なホワイトボードとは違い、オンラインホワイトボードアプリを使えば情報をデータとして残しておけます。しかし、適切に整理されていなければ、データが増えたときに管理が煩雑になり、必要な情報をすぐに振り返れません。
とくに、ビジネスにおいては、作業や会議のたびにデータは増えていきます。したがって、「ナレカン」のような部署や会議ごとにデータを整理できるうえ、検索性に優れたアプリを使って、すぐにボードを見返せるようにしましょう。
(2)すぐに共有できるか
2つ目のポイントは、「ホワイトボードの内容を素早く共有できるか」です。
オンラインでやりとりする場合、情報がすぐに共有されなければ確認に手間がかかり、業務進行に遅れが出てしまいます。そのため、ホワイトボードに書いた内容を素早くリアルタイムで共有できるかが重要になるのです。
そこで、書きこんだ情報を任意のメンバーにすぐに共有できるアプリを使えば、対面でホワイトボードを使うように複数人が同時に情報を閲覧できるので、仕事が円滑化します。
(3)スマホと連携できるか
3つ目のポイントは、「スマホと連携ができるか」という点です。
オンラインホワイトボードアプリにはさまざまな種類があり、機能を豊富に備えたサービスもあります。しかし、スマホ連携に対応していないと、手元にパソコンがない場合、すぐに編集できず、情報の更新が遅くなってしまう恐れがあるのです。
したがって、最新情報を共有するために、スマホと連携可能なアプリを選んで時間や場所を問わず編集できるようにしましょう。
(4)情報漏洩のリスクがないか
4つ目のポイントは「情報が漏洩するリスクはないか」ということです。
オンラインホワイトボードアプリ自体のセキュリティが弱いと、情報が外部に漏れたり、外部からの侵入により情報を奪われたりする恐れがあります。情報漏洩したことが公になると、会社への信頼を大きく損なわれてしまうのです。
そこで、高いセキュリティを備えたアプリを選ぶ必要があります。特に、セキュリティ強化基準を示す国際規格である「ISO27001」を取得しているアプリを選択すると、安心して利用可能です。
<脱アナログ>壁掛けのホワイトボードを使うデメリット
対面で会議をする場合、壁掛けのホワイトボードを使用している企業も少なくないです。ただし、壁掛けのホワイトボードには以下のデメリットが伴うので、注意しましょう。
- 情報を書ける範囲が狭い
- ホワイトボードに書いた情報を残しにくい
壁掛けタイプのホワイトボードには、文字を書き込める範囲が限られているので、新しい情報を加えるのに都度消していかなければならず面倒です。また、一度消してしまった情報は復元できないので、確認してから消す必要があります。
会議室でホワイトボードを使用した場合、後に会議室を利用する方がすぐに使えるように、きれいにしてから退出するのが一般的です。そのため、日を跨ぐような会議があっても、情報を残しておけないのがデメリットです。
以上のように、壁掛けのホワイトボードは、情報を残しておくという点で限界があります。つまり、壁掛けのホワイトボードを使用する場合、写真にとって情報を保存する場所が不可欠なのです。
たとえば、あらゆる情報を管理できる「ナレカン」のようなアプリでは、スマホで撮ったホワイトボードの写真を「ナレッジ」として保管できるので、会議の内容をいつでも振り返れます。
リモートワークに役立つオンラインホワイトボードアプリまとめ
これまで、リモートワークに役立つオンラインホワイトボードアプリを中心にご紹介しました。
オンラインホワイトボードアプリを活用すると、社員が離れた場所にいてもインターネット経由で同一のホワイトボードを閲覧できます。そのため、リモートワーク中でも対面に近い状態になり、会議や作業が進めやすいのです。
また、選定するときは「目的の情報を簡単に見つけることができるアプリか」に注意しましょう。簡単にホワイトボードに情報が書き込めても、あとからすぐに見返せなければ業務効率化に生かせません。
そこで、オンラインホワイトボードの運用には、社内の情報を一元管理し、目的の情報に即アクセスできる「ナレカン」が最適です。
無料の導入支援も受けられるので、ぜひ、検索性にも優れた「ナレカン」を導入して、リモートワーク中もメンバーと適切に情報共有しましょう。