近年、ChatGPTの登場から生成AIが注目を浴び始め、生成AIが搭載されたツールも数多く登場するようになりました。とくに、住友電工情報システム株式会社のQuickSolutionは生成AIによる便利な機能を備え、広く会社で導入されています。
しかし、「QuickSolutionの導入を検討しているが、自社に合っているか判断できない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、QuickSolutionの使い方や料金、口コミを中心にご紹介します。
- QuickSolutionの特徴や機能、使い方を知りたい
- QuickSolutionの口コミを参考に導入すべきか検討したい
- QuickSolutionよりも導入ハードルの低いツールを探している
という方はこの記事を参考にすると、QuickSolutionの使い方などの概要が網羅的にわかり、自社で導入すべきか判断できるようになります。
目次
QuickSolutionとは
ここでは、QuickSolutionの他ツールとは異なる特徴や機能をご紹介します。まず、QuickSolutionの特徴や機能が自社の求めるものであるか確認しましょう。
「QuickSolution」と他のツールの違い
QuickSolutionは、ファイルサーバからクラウドまでに存在する社内外の情報を横断的に検索することができます。
そのため、他のツールと比べて検索機能の高さが最大の強みであると言えます。たとえば、容量が多いファイルや画像PDF内の文字、複雑な日本語表現であっても検索が可能なのです。
また、AIは検索機能の他にも、ドキュメント間の関係性を視覚的に表示したり、利用状況をグラフ化したりなどの分析機能にも活用されており、幅広い使い道が期待できます。今後、文書要約などの技術開発を進める予定もあります。
このように、QuickSolutionは強力な検索機能を武器に、使用用途を広げているのです。
QuickSolutionの機能
以下の表はQuickSolutionの機能をまとめたものです。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| 基本検索機能 |
完全一致検索とあいまい検索（類似検索）を切り替えられたり、フォルダ選択により検索範囲の絞り込みも可能です。タグをつけたり、お気に入り登録をすることもできます。 |
| 画像OCR検索 |
写真やイラストなどの画像ファイルの中に写っている文字であっても検索できます。 |
| セマンティック検索 |
AIが検索文の意味を理解し、意味内容や利用者の目的に沿った検索結果を提示します。 |
| ChatGPT連携 |
QuickSolutionの検索精度の高さを活かして、社内情報から必要な書類を抽出し、その内容をもとにChatGPTが回答を生成します。 |
| Click Navi |
文字情報を入力することなく、探し方や検索条件を選択していくだけで、必要な情報にたどり着きます。 |
| 分析機能 |
検索キーワードについて詳しい人や部署を探せたり、各文書同士の関係性を視覚的に確認できる機能があります。また、利用状況レポートや検索ログの集計結果を表示できます。 |
| 文書分類 |
膨大な文書を類似する特徴ごとに分類することができ、顧客情報の分析に役立ちます。 |
以上のように、QuickSolutionは高度なAI技術を活用して、充実した機能を備えています。上記以外の機能もあるので、詳しく知りたい方はQuickSolution｜機能一覧を参考にしましょう。
QuickSolutionの使い方
以下では、QuickSolutionの3つの使い方をご説明します。導入前に実際の使用感を確認したい方、どういった使い道があるか知りたい方は必見です。
使い方1｜AIチャットを利用する
（画像引用：機能｜ChatGPT連携）
1つ目の使い方としてChatGPTと連携したAIチャットを利用することが挙げられます。
AIチャットは、QuickSolutionに蓄積された膨大なデータから抽出された適切な情報や文書をもとに質問に対する回答を生成するため、正確で信頼性が高い回答が得られます。また、随時更新された最新情報も漏らすことなく、回答に反映されます。
このように、AIチャットを利用すると即座にピンポイントで必要な情報や文書が見つかるので、情報を探す手間や時間を削減できます。
（画像引用：機能｜Click Navi）
2つ目の使い方として、Click Naviを使って検索してみましょう。
Click Naviの特徴は、文字入力なしでクリックのみで情報を探せるところです。探し方や検索条件を選択すると、AIが絞り込んだキーワードを提示し、自分が知りたいキーワードをクリックしていくだけで目的の情報にアクセスすることが可能なのです。
このように、必要なのは単純なクリック操作のみであるため、検索スキルやITスキルに依存せずに情報を見つけられます。
使い方3｜Know-Who機能を使う
（画像引用：機能｜分析機能）
3つ目の使い方として、Know-Who機能を試してみましょう。
Know-Who機能とは、検索したキーワードに関して詳しい人物や部署を探す機能です。また、人や部署を選択して絞り込み検索にかけることや人や部署の連絡先を確認することもできます。
このように、Know-Who機能を使うことで、マニュアル等に書かれている情報の真偽や不明点を担当者に聞くことが容易になります。
QuickSolution料金プラン一覧
QuickSolutionの価格はライセンスの種類とモデル（検索対象データの規模）によって決定されるため、詳細についてはお問い合わせが必要です。ライセンス価格は250万円（税抜）〜です。
以下の表は、拡張/基本ライセンスの種類一覧です。
| モデル | データ件数 | テキストサイズ/th> | 想定サイズ/th> |
|---|---|---|---|
| 拡張/基本スタンダード |
200万 |
10GB |
800GB〜2TB |
| 拡張/基本エンタープライズ Grade2 |
500万 |
30GB |
2〜5TB |
| 拡張/基本エンタープライズ Grade6 |
1,500万 |
90GB |
6〜15TB |
| 拡張/基本エンタープライズ Grade10 |
2,500万 |
150GB |
10〜25TB |
| 拡張/基本エンタープライズ Grade30 |
無制限 |
無制限 |
30〜50TB |
以上の表を参考にして、社内データの規模などに応じた自社に必要なライセンスを慎重に検討しましょう。
QuickSolutionの評判
以下では、QuickSolutionの「良い口コミ・評判」と「改善点に関する口コミ・評判」をご紹介します。実際にQuickSolutionを利用したことがあるユーザーが回答しているので、導入の参考になります。
※こちらで紹介する口コミ・評判はITトレンド＞QuickSolutionより引用しています。
QuickSolutionの良い口コミ・評判
以下では、QuickSolutionの良い口コミと評判をご紹介します。ユーザーからは「検索機能の精度が高い」「カスタマイズできる」という声が多く寄せられています。
非公開ユーザー（投稿日：2023年08月17日）会社全体ではなく、一部の部署に試験的に導入を行いました。 ファイル検索をファイルの名前だけではなく、中身まで含めて検索を行うことができるので、目的のファイル以外にも思いもよらない有益なファイルも見つけることができるようになりました。
非公開ユーザー（投稿日：2023年05月17日）柔軟な構築オプションを提供し、顧客のニーズに合わせたカスタマイズが可能です。特定の業界や用途に合わせた独自の解決策を提供できるのが強みだと思います。
QuickSolutionの改善点に関する口コミ・評判
以下では、QuickSolutionの改善点に関する口コミと評判をご紹介します。多くのユーザーに共通したのが「導入時の設定に時間がかかる」「操作性に改善の余地がある」といった点です。
非公開ユーザー（投稿日：2023年08月17日）導入時にかなりの時間を要するため、後から入れようとするとハードルが高いように感じました。
非公開ユーザー（投稿日：2023年05月17日）QuickSolutionの導入プロセスで複雑で分かりにくく、時間がかかる部分がありました。導入の手続きや設定を簡素化し、よりスムーズな導入ができると良いです。また、QuickSolutionの操作性や使いやすさを改善することで、ユーザーの負担を軽減し、効率的な利用を促進することができます。直感的なインターフェースや使いやすい機能の追加が必要だと思います。
以上のように、QuickSolutionを導入すると、使用感や設定の負担において課題がある点に注意しなければなりません。導入後の運用に不安がある方は、「ナレカン」のような手厚いサポートが受けられるツールを選びましょう。
【必見】QuickSolutionよりも円滑にツールを社内で運用に乗せる方法
以下では、QuickSolutionよりも円滑にツールを社内で運用に乗せる方法をご紹介します。
QuickSolutionは、さまざまなファイル形式に対応した高度で素早い検索機能を備えており、膨大な文書の中でもストレスなく情報にアクセスできます。そのため、使いこなせるようになれば業務のサポートに大きく貢献します。
一方で、導入初期の段階における設定のしづらさやハードルの高さを感じるというユーザーの意見も見られました。そこで、ツールを選ぶときは機能の他に、しっかりとした運用サポートを受けられるかにも注目しましょう。
結論、自社が導入すべきは、導入直後から運用できるセットアップや既存データの移行支援が受けられる「ナレカン」一択です。
ナレカンは、アカウントの「部署登録」や「テンプレート登録」の代行などのサポートが可能で、導入後の担当者の負担を最小限にすることができます。また、生成AIを駆使した高度な検索機能やファイル要約機能で文書の作成から管理までを円滑化します。
充実した初期導入支援と過不足ない機能を備えるアプリ「ナレカン」
「ナレカン」｜社内のナレッジに即アクセスできるツール
https://www.stock-app.info/narekan_document_request.html
「ナレカン」は、社内のナレッジに、即アクセスできるツールです。
「社内のあらゆる場所からナレッジが一元化」され、しかも、そのナレッジを「超高精度検索」できます。
自身の頭の中にあるナレッジを残すときは「記事」を作成でき、誰かにナレッジを尋ねたいときは、知恵袋のような感覚で「質問」することが可能です。また、ファイルを添付するだけで、AIが貴社のファイルの中身を全自動で、続々とナレッジ化していきます。
また、ナレカンを使えば、欲しい情報が即見つかります。
Google検索のように使える「キーワード検索」や生成AIを活用した「自然言語検索」によって、メンバーの検索スキルに依存することなく、誰でも簡単に情報を探し出せます。
更に、「初期導入支援サポート」と「ご利用中サポート」もあり、支援も充実しています。「すぐに使える状態にセットアップ」「月に1度のオンラインミーティング」など、実際に、社内のナレッジが動き出す仕組みを整えます。
＜ナレカンをおすすめするポイント＞
- 【ナレッジの一元化】 ナレッジ管理に特化した、これ以上なくシンプルなツール。
記事形式で書ける「社内版wiki機能」、質問形式で聞き出せる「社内版知恵袋」、メールやチャット内のやりとりは「転送機能」を使って、ナレッジを残していくだけなので、誰でも迷わず使えます。
- 【超高精度な検索機能】 誰もが簡単に欲しい情報を見つけられる検索性。
「複数キーワード検索」「添付ファイル内検索」「ゆらぎ検索」など、思い通りの検索が可能です。
- 【サポート】 圧倒的なクオリティの「初期導入支援」と「ご利用中」サポート。
初期導入支援だけでなく、ナレカンが定着するように、ご利用中も最大限サポートするので、貴社担当者様のお手を煩わせません。
＜ナレカンの料金＞
- ビジネスプラン：標準的な機能でナレカンを導入したい企業様
- エンタープライズプラン：管理・セキュリティを強化して導入したい企業様
- プレミアムプラン：「AI自然言語検索」も含めて導入したい企業様
各プランの詳細や金額は、下記「ナレカン資料の無料ダウンロード」ボタンより、資料をダウンロードしてご確認ください。
ナレカンとQuickSolutionの機能比較
ナレカンとQuickSolutionの機能の違いは以下の通りです。
| 「ナレカン」 | 「QuickSolution」 | |
|---|---|---|
| 生成AI搭載の検索機能 |
【○】 |
【○】 |
| 画像OCR検索 |
【○】 |
【○】 |
| 初期導入支援 |
【○】 |
【×】※保守サポートやAPIの開発サポート有り |
アクセス権限管理 |
【○】 |
【○】 |
以上のように、ナレカンはAIを使用した高度な検索機能を備えているうえ、導入初期のサポート体制において優れています。そのため、すぐにツールを社内で使用できる状態にしたいと考えている方はナレカンが最適です。
QuickSolutionの使い方や口コミ・評判まとめ
これまで、QuickSolutionの機能や使い方、口コミを中心にご紹介しました。
QuickSolutionは、ファイル形式やテキストベースかどうかを問わず、膨大な社内データから高速で高精度な検索が可能なツールです。そのため検索機能の精度や自由度の高さを評価するユーザーの声も多く上がっています。
一方で、導入初期段階において、設定の大変さやツールの使いづらさに言及した利用者もいます。そのため、導入後の複雑な設定をすべてしてくれて、誰でも簡単に使いこなせるツールを選びましょう。
結論、充実した初期導入支援があり、シンプルな操作画面で誰でもすぐに活用できる「ナレカン」一択です。
ぜひ「ナレカン」を導入して、社内情報の一元管理を実現しましょう。
