近年、社内のDX化にともなって、オンライン上でファイルを共有する企業が増えています。とくに、WordやExcel、PDF、画像などを一括で保存・共有できる「Dropbox(ドロップボックス)」の導入を検討・運用している企業は少なくありません。
しかし、「とりあえずDropboxを入れてみたものの、個人のファイル管理で終わっており、社内でのスムーズな情報共有や共同編集に活かせていない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「Dropboxでファイルを安全かつスムーズに共有・共同編集する方法」を中心にご紹介します。
- Dropboxを既に導入しているが、共有や権限設定の方法が分からない業務担当者
- Dropboxのフォルダが増え、必要なファイルが見つからず悩んでいる管理職
- 情報が分散することを解消するため、Dropboxの導入を検討しているIT担当者
上記に当てはまる方はこの記事を参考にすると、Dropboxの正しい使い方からファイル共有の落とし穴まで網羅でき、自社の情報共有をスムーズに進めるヒントが得られます。
目次
Dropboxで共有できるデータ形式

Dropboxでは、業務で日常的に使うほぼすべてのデータ形式をそのまま保存・共有できます。
具体的には、WordやExcel、PowerPointといったOfficeファイル、PDF資料、写真・画像データ、音声ファイルや動画ファイルなど多岐にわたります。共有するデータは、フォルダごとに整理してアクセス権限を設定することが可能です。
なお、無料プラン(Dropbox Basic)も提供されていますが、容量が2GBまでに制限されています。社内で本格的に共有する場合は、容量やセキュリティ制限が緩和される有料プランの検討が必要です。
Dropboxでファイルを共有する方法
Dropboxでファイルを共有するときは、相手の作業環境に合わせた最適な手順を選ぶことが大切です。以下では、Dropboxでファイルを共有する方法を解説します。
| 共有方法 | 主な特徴 | 向いている利用シーン |
|---|---|---|
| PCブラウザから共有 | 詳細な権限設定やメール招待が確実 | 特定の相手だけに安全に送りたいとき |
| デスクトップで右クリック | ブラウザを開く手間がなく、数秒で共有できる | 普段の業務中に手早くリンクを送りたいとき |
| スマホアプリから共有 | スマホひとつで移動中にも即座に対応できる | 外出先や店舗・現場から急ぎで共有したいとき |
PCブラウザで共有リンクを発行して送る方法
まず、Webブラウザからログインして共有リンクを発行する手順を解説します。
- Dropboxのログイン画面を開き、アカウント情報(メールアドレス・パスワード)を入力してログインします。
- ファイル一覧から、共有したいファイル(例:「議事録.docx」など)にマウスのカーソルを合わせます。
- 右側に表示される [ 共有 ] ボタンをクリックします。
- 共有画面が表示されたら、「リンクをコピー」をクリックしてメールや社内チャットに貼り付けて送信します。特定の人だけに安全に送りたい場合は、[メンバーを追加] に相手のメールアドレスを入力して送信しましょう。


![[共有]をクリックしている画面](https://www.stock-app.info/media/wp-content/uploads/2025/07/スクリーンショット-2025-07-07-112832-1.jpg)


以上の手順で、共有できます。また、PCブラウザからの共有や詳細な権限設定やメール招待が確実にできるため、特定の相手に安全に送れるのが特徴です。
デスクトップで右クリックして共有する方法
パソコン上の同期フォルダから直接リンクを発行する手順を解説します。専用のブラウザを開く手間がなく、普段のファイル操作と同じ感覚で素早く共有できます。
- パソコン上の「Dropbox」フォルダを開きます。
- 共有したいファイルやフォルダを右クリックし、メニューから [ Dropboxリンクをコピー ] を選択します。
- クリップボードにリンクがコピーされるので、メールやチャットに貼り付けて相手に送れば共有完了です。


また、デスクトップの右クリックで共有する方法は、時間をかけずに共有できるため、手早くリンクを送りたいときにおすすめです。
スマホアプリから手軽に共有する方法
モバイルアプリを使って外出先から共有する手順を解説します。
- Dropboxアプリを開き、画面下の [ ファイル ] をタップします。共有したいファイルやフォルダの右側にある [ … ] アイコンをタップします。
- 表示されたメニューから [ 共有 ] を選択します。
- 「リンクをコピー」を選択してチャットツールやメールアプリに貼り付けるか、相手のメールアドレスを指定して招待を送ります。アクセス権限を「閲覧のみ」か「編集可能」か選んで共有しましょう。
- Webブラウザ版のDropboxにログインし、画面左側の [ すべてのファイル ] を開きます。
- 画面右上の [ 作成 ] > [ フォルダ ] > [ 共有フォルダ ] を順にクリックします。
- フォルダ名(例:「プロジェクト共有資料」など)を入力し、[ 作成 ] をクリックします。
- フォルダに参加させたいメンバーのメールアドレスを入力し、権限(編集可能/閲覧可能)を設定して [ 共有 ] をクリックすれば完了です。
- Dropboxにログイン後、左側のサイドメニューから [ 共有済み ] をクリックします。
- 招待を受けているフォルダ一覧が表示されます。「このフォルダに参加していません」と表示されている対象フォルダにカーソルを合わせ、[ フォルダに参加 ] をクリックします。
- 「すべてのファイル」内に該当フォルダが追加され、相互にファイルの追加や編集ができるようになります。
- 対象のファイルまたはフォルダにカーソルを合わせ、[ 共有 ] をクリックします。
- メンバー一覧画面が表示されるので、追加されているユーザーアイコンや設定をクリックします。
- 共有を外したいメンバーの右側にある権限設定(例:「編集可能」)をクリックし、[ 削除 ] を選択します。
- 確認ダイアログが表示されたら、再度 [ 削除 ] をクリックして完了です。
- 対象のフォルダにカーソルを合わせ、[ 共有 ] をクリックします。
- 右上の [ 歯車アイコン(設定) ] をクリックします。
- 設定画面の一番下にある [ フォルダ共有を解除 ] をクリックします。
- 確認画面で [ 共有を解除 ] をクリックすれば、フォルダは非公開(自分のみ閲覧可能)に戻ります。
- 【ナレッジが組織に蓄積される】
社内に散在した情報や、個人に属人化したノウハウを一元化。記事・ファイル・メール・チャットなど、あらゆる社内情報を“組織のナレッジ”として蓄積できます。
- 【必要な情報に誰でもたどり着ける】
生成AIを活用した自然言語検索や、高精度なキーワード検索によって、“上司に質問するように”必要な情報を探せます。検索スキルに依存せず、誰でも簡単にナレッジにアクセスできます。
- 【ナレッジ活用が現場に定着する】
シンプルな操作性と、充実した導入・運用サポートによって、ITツールに不慣れな企業でも無理なく活用できます。さらに、情報を継続的に更新・整理できる仕組みにより、“使われ続けるナレッジ基盤”を実現します。
- ビジネスプラン:標準的な機能でナレカンを導入したい企業様
- エンタープライズプラン:管理・セキュリティを強化して導入したい企業様
- プレミアムプラン:「AI自然言語検索」も含めて導入したい企業様


このように、スマホアプリからだと、移動中や出張先でも、急な共有依頼が来た場合にすぐ対応できます。
複数人で共同編集する共有フォルダを作成し、招待・参加する方法
個別のリンク共有だと更新がバラバラになるため、複数人で最新ファイルをリアルタイム共有するには、共有フォルダの運用が欠かせません。以下では、複数人で共同編集する共有フォルダを作成し、招待・参加する方法を解説します。
作成したフォルダにメンバーを招待する手順
まず、新規に共有フォルダを作成して指定の相手を招待する手順を解説します。




招待された共有フォルダに参加する手順
次に、ほかの人から送られたフォルダへの招待を承認して参加する手順を解説します。



Dropboxの共有状態を安全に解除する手順
異動・退職者による情報持ち出しを防ぐため、不要になったアクセス権限は定期的な見直しが必要です。以下では、Dropboxの共有状態を安全に解除する手順を解説します。
特定の人だけ共有から外す方法
特定のユーザーだけを選んでアクセス権限を取り消す手順を解説します。プロジェクトから抜けたメンバーや異動者のみを安全に外すときに有効です。
![[共有]をクリックする画面](https://www.stock-app.info/media/wp-content/uploads/2025/07/スクリーンショット-2025-07-07-124246.jpg)
![[メンバーを追加]をクリックする画面](https://www.stock-app.info/media/wp-content/uploads/2025/07/スクリーンショット-2025-07-07-124314.png)



全員の共有を終了して非公開に戻す方法
フォルダ自体の共有設定を切って自分専用の保存場所に引き戻す手順を解説します。プロジェクト自体が終了し、第三者からのアクセスを完全にブロックしたい場合に適しています。




クラウドストレージによるファイル共有の限界
クラウドストレージはデータ保存に優れていますが、文書管理や細かいナレッジの共有においては運用上の限界があります。以下では、クラウドストレージによるファイル共有の限界を解説します。
ファイルを開くまで中身が確認できない
クラウドストレージ上のファイルは、目的の情報が含まれているかどうかを確認するために、ファイルをひとつひとつ自分のパソコンでダウンロードして開かなければなりません。
たとえば、「過去のトラブル対応履歴・手順」や「顧客への提示条件」を探したいとき、何十個もあるExcelやWordファイルをひとつずつ開いて中身を確かめる手間が発生します。
また、口頭での補足事項や「なぜこの仕様になったのか」といった細かい背景まではファイル名やファイル内に残りにくく、結局作成した担当者に直接口頭で確認しなければ業務が進まないという問題が生じます。
どれが最新版のデータか分からなくなる
共有フォルダ内で複数人がファイルを更新・編集していると、どれが「正しく最新の情報」なのか判断がつかなくなるケースが多発します。
「〇〇マニュアル_最新.xlsx」「〇〇マニュアル_202607改訂.xlsx」といった似たようなファイルが複数並び、誤って古い手順書を参照してミスを起こしてしまうリスクがあります。
このように、フォルダ内のファイルが整理されずに増え続けると、検索機能を使っても関係のない過去資料が大量にヒットし、本当に必要なデータへたどり着くこと自体が困難になってしまうのです。
ファイルを開かずに最新情報を確認できるツール
以下では、いちいちファイルを開かなくても情報を即確認できるツールをご紹介します。
Dropboxでは、「ファイルを作って共有するのが面倒」「ファイルが重複しやすい」といった課題が起こりやすいです。とくに、共有リンクを発行して転送する運用では、共有の手間がかかり、伝達ミスの原因になることも少なくありません。
そこで重要なのが、ツール上で「ファイルを開かずに内容を確認でき、情報の重複も防げる」ことです。ファイルが増加するにつれて同じ情報が蓄積されるツールでは、どれが正確な情報か分からなくなり、業務の負担になる恐れがあります。
そのため、社内の情報共有には、「同じようなファイルや情報が複数共有されることを防げること」が欠かせません。
そこでおすすめなのが、あらゆる書類の作成から共有までを一元管理できる「ナレカン」です。ナレカンでは、ファイルを開かなくても内容を確認でき、情報を探す時間を大幅に短縮できます。さらに、似た内容の記事を「重複判定機能」が指摘してくれるため、社内の情報を正確な状態に保てます。
あらゆる情報を簡単に共有できるナレッジ管理ツール「ナレカン」
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各プランの詳細や金額は、下記「ナレカン資料の無料ダウンロード」ボタンより、資料をダウンロードしてご確認ください。
Dropboxの共有に関するよくある質問
現場で発生しやすい共有まわりのトラブルや疑問には、あらかじめ対処法を把握しておくと安心です。以下では、Dropboxの共有に関するよくある質問を解説します。
Q. Dropboxのアカウントがない人にも無料で共有できますか?
アカウントを持っていない相手にも無料で共有可能です。
共有リンク(URL)を発行してメールやチャットで送信すれば、相手はログイン不要でWebブラウザ上から閲覧・ダウンロードできます。
そのため、社外の取引先へPDFマニュアルを渡す場合でも相手にアカウント作成を求める必要がなく、環境を問わずにスムーズに渡せます。
Q. 共有リンクにパスワードや有効期限は設定できますか?
有料プランを利用している場合のみ設定できます。
無料プラン(Dropbox Basic)ではパスワード保護や有効期限の設定ができないため、誤ってリンクが第三者に漏洩した場合のリスクが高まります。
そのため、機密性の高い社内資料や顧客情報を共有する場合は、アクセス制御が細かく設定できる運用ルールや専用ツールの利用を検討することをお勧めします。
Q. 共有したファイルが相手に表示されないのはなぜですか?
主な原因として、「アクセス権限が付与されていない」「相手が共有フォルダへの招待を承認していない」ことが挙げられます。
メールで招待を送った場合は、相手がメール内の承認ボタンを押してフォルダに参加するステップが必要です。
また、社内ネットワークのセキュリティ制限や、フォルダの親階層での権限設定が影響している場合もあるため、一度「共有済み」メニューから相手の参加ステータスを確認してみましょう。
Q. 共有されたファイルは自分の容量を消費しますか?
「共有フォルダ」として自分のアカウントに追加した場合、そのフォルダ内のデータ容量は自分のDropbox容量としてもカウントされます。
そのため、相手から大容量の共有フォルダに追加されると、自分の無料容量(2GB)をすぐに圧迫してしまう点に注意が必要です。
なお、単なる「共有リンク」からのダウンロードであれば、自分のストレージ容量は消費されません。
Dropboxの共有方法や共同編集の方法まとめ
これまで、Dropboxでファイルを共有する方法や共有フォルダを作成し、招待・参加する方法、Dropboxの共有状態を安全に解除する手順を中心にご紹介しました。
Dropboxは手軽にデータを保存できるストレージです。しかし「ファイルを開くまで中身が分からない」「どれが最新か判断できない」といった運用の壁に突き当たりやすい側面があります。
こうしたファイル共有のストレスを取り除き、社内の知見をいつでもスムーズに引き出せる状態を作るには、ファイルを置くだけの保管庫から一歩進んだ「仕組み化」が必要です。
なかでも、社内の文書管理や情報共有を根本から改善するには、ファイルを開く手間に追われることなく、常に正確・最新の情報や資料を共有・一元管理できるAIナレッジツール「ナレカン」がおすすめです。
無料の導入支援も受けられるので、ぜひ「ナレカン」を使って、自社のスムーズな情報共有と脱・属人化を実現させましょう。


