近年、働き方改革の影響により、AIを利用して仕事の能率を上げたいと考える企業が増えています。AIの導入にあたり、AIを直接端末機器に搭載するか、クラウド上で扱うかという問題もでてきます。
 
一方で「そもそもクラウドAIが何かわからない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
 
そこで今回は、クラウドAIのメリットやデメリット、エッジAIとの違いを中心にご紹介します。
 
という方はこの記事を参考にすると、クラウドAIの概要だけでなく、クラウドAIが搭載された自社に最適なツールまでわかります。

クラウドAIとは

ここでは、「クラウドAI」の意味やクラウドAIの活用例をご紹介します。クラウドAIの導入を検討する前に意味を正確に押さえましょう。

「クラウドAI」と「エッジAI」の違い

クラウドAIとエッジAIの違いは、AIがデータを分析する場所です。
 
クラウドAIは、クラウド上でデータの学習から分析まで完結するAI処理のことです。一方で、エッジAIでは、それぞれの端末機器(エッジデバイス)で集められたデータを分析し、分析したデータを一部クラウド上に保存することがあります。
 
また、クラウドAIはエッジAIと異なり、クラウド上の膨大なデータを利用できるため処理能力の面では優れています。しかし、クラウドへの通信コストやリアルタイム性が重視される場合ではエッジAIの方が適しています。
 
以上のように、クラウドAIとエッジAIはデータを処理する場所で違っており、それぞれメリットとデメリットがあります。そのため、両方を組み合わせて利用されることも多いです。

クラウドAIの活用例

以下は、クラウドAIの3つの活用例です。
 
  • 不良品の検知
  • 製造業の現場で、AIに商品の正しい形や色を学習させることで、不良品や異物混入に素早く気づくことができます。そのため、集中力の低下によって見落としが生じてしまいやすい人間の目視での判断よりもスピードと正確性ともに信頼できます。
     
  • 農作物の栽培管理
  • クラウドAIに農作物の栽培に適している温度や湿度、日照条件などを学習させることで、農作物に最適な条件を導き出すことが可能です。結果として、農業の知識を持たない人でも農作物の栽培ができるようになり人手不足解消にもつながります。
     
  • 広告の最適化
  • ユーザーの閲覧履歴や行動をクラウドAIが学習して分析することで、ユーザーに最適化された広告を表示できます。ターゲット層を絞った広告の表示により、広告の効果が最大限発揮されます。
このように、クラウドAIは日常のさまざまな分野に取り入れられています。

クラウドAI活用のメリット

以下では、クラウドAIを活用するメリットをご紹介します。メリットを把握して、自社のニーズに合っているか確認しましょう。

(1)大規模で高度な処理にも対応できる

1つ目のメリットは、大規模で高度な処理にも対応できることです。
 
クラウドAIは、インターネット上にある大容量のサーバーにデータを蓄積し分析するため、大規模で高度な情報の処理にも対応することができます。一方で、端末内に搭載されたAIだとサーバーの容量も小さく、情報量の大きい複雑なデータの分析が困難です。
 
以上のように、高度な処理能力が必要な作業ではクラウドAIが適していると言えます。

(2)コスト面の負担が少ない

2つ目のメリットは、コスト面の負担が少ないことです。
 
クラウドAIは、自社サーバーや端末を必要とせず、クラウド上だけでデータの学習から分析まで実行できます。そのため、高性能なサーバーや端末を購入する費用や保守費用などのコストがほとんどかかりません。
 
このように、コスト面でのハードルの低さはクラウドAIの特徴です。

(3)クラウド上の既存データを利用できる

3つ目のメリットは、クラウド上の既存データを利用できることです。
 
クラウド上には、すでに情報の学習が済んでいるAIが多く存在します。そのため、新しくAIを使用する場合であっても、一からデータを準備して学習するといった労力を割く必要がありません。
 
したがって、クラウドAIの導入から運用まで比較的短期間で実施できるのです。

クラウドAI活用のデメリット

ここでは、クラウドAIを活用するデメリットをご紹介します。以下のデメリットがあることも踏まえた上で、クラウドAIを導入するかの決断を下すことが大切です。

(1)クラウドと端末間でタイムラグが生じる

1つ目のデメリットとして、クラウドと端末間でタイムラグが生じることがあります。
 
クラウドAIはクラウドと端末間でインターネットを介してデータを送受信しているため、処理に遅延が生じることがあります。そのため、リアルタイムで瞬時に判断が必要な場合においてはクラウドAIの使用を避けるべきです。
 
しかし、近年ではクラウドAIに5G回線を活用する動きがあり、今後タイムラグが解消されていくことが見込まれます。

(2)エッジAIに比べて安全性が低い

2つ目のデメリットに、エッジAIに比べて安全性が低いということが挙げられます。
 
エッジAIの場合、データは自社端末に保管され、導き出された結果のみがクラウド上に送られます。対してクラウドAIはデータから結果まで全てがインターネットを介してクラウドに送られるため、エッジAIに比べて情報漏洩のリスクが高まります。
 
そのため、社内の機密情報を取り扱うときは、クラウドAIのセキュリティレベルを必ず確認しましょう。

【比較】クラウドAIサービス3選

以下の表は代表的なクラウドAIサービスであるAWS、Google Cloud、Microsoft Azureの3つをまとめたものです。
 
AWS(Amazon Web Services) Google Cloud Microsoft Azure
特徴
Amazonが提供する自社の在庫管理システムを発展させたクラウドAIサービス
Google社が収集した膨大なデータが活用できるクラウドAIサービス
Microsoft社が提供するOffice製品との互換性が強いクラウドAIサービス
利用に向いている人

自社に合ったサービスを自由に構築したい人
膨大なデータの分析やAIの機械学習を活用したい人
普段からMicrosoft製品を利用している人
セキュリティ対策
【○】
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公式サイト
「AWS」の詳細はこちら
「Google Cloud」の詳細はこちら
「Microsoft Azure」の詳細はこちら
以上のように、クラウドAIサービスの中でもそれぞれの特徴は異なるので、自社で必要な要素を持つクラウドAIを吟味しましょう。

クラウドAIの概要やメリット、デメリットまとめ

これまで、クラウドAIの概要やメリット、デメリットを中心にご紹介しました。
 
クラウドAIは、クラウド上でAIがデータの学習から分析までを実行するため、膨大な蓄積データによって高い情報処理能力を持ちます。また、AWSを代表とする世界的なクラウドAIサービスは非常に強固なセキュリティ対策を実施しており安全性も高いです。
 
そのため、クラウドAIは顧客情報や業務マニュアルの管理に活用することにも適していると言えます。こうした社内情報の管理にクラウドAIが搭載されたツールを選ぶときは、セキュリティの観点から情報の安全性が保たれるかを軸にするべきです。
 
結論、自社が導入すべきはAWSを利用して構築した安全性の高いAI検索を備えているツール「ナレカン」一択です。
 
ぜひ「ナレカン」を導入して、安全な社内情報の管理を実現しましょう。