仕事をする場所や環境に関わらず、多くの企業が直面するのがコミュニケーションの問題です。ビジネスの基礎となるコミュニケーションが鈍化すると、さまざまな業務に支障が出始めるため、コミュニケーションを円滑にするツールを導入する企業が増えています。
有料・無料を問わずさまざまなツールがリリースされており、そのなかでも多くの企業で使われているのが「Talknote(トークノート)」です。Talknoteにはコミュニケーション機能はもちろん、利用状況を自動解析する高度な分析機能も備わっています。
一方、Talknoteを検討する企業のなかには「導入を検討しているが自社にマッチするのか」「実際の評判は良いのか」と悩む担当者の方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、Talknoteの概要や使い方、口コミ・評判を網羅的にご紹介します。
- 自社にTalknoteがマッチしているのかを、機能や使い方から検討したい
- Talknoteの利用ユーザーの実際の声も知りたい
- Talknoteがどのようなツールなのかを総合的に判断したい
という担当者の方はこの記事を参考にすると、Talknoteの概要が分かるのはもちろん、自社にマッチするかまで判断できるようになります。
目次
Talknote(トークノート)とは
以下では、自社の運用イメージにTalknoteがマッチしているかを確認するために、Talknoteの概要と機能をご紹介します。とくに、自社で使いたい機能に過不足がないかは、社内への浸透に関わる重要な要素なので必見です。
Talknote(トークノート)の概要

Talknote(トークノート)は「Talknote株式会社」が展開する国産のカルチャーマネジメントツールです。
医療、製造、小売、飲食をはじめとした業界で1,100社以上の導入実績を誇るうえ、一般的なチャットツールとは異なり、社内文化の醸成もサポートするツールとなっています。
このように機能が豊富なほか、継続率やサポート満足度も9割を超えていると公式サイトから確認できます。
Talknote(トークノート)の機能
Talknoteを使いこなすためには「どのような機能が搭載されており、どのような特徴があるのか」を把握しておきましょう。以下は、Talknoteで利用できる機能の一覧です。
社内コミュニケーション活性機能
社内コミュニケーション活性機能は、メッセージやスタンプ、いいね機能を中心に、社員同士が気軽にやりとりができる環境をつくります。
機能 | 特徴 |
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ノート |
情報の種類に応じて、関連する社員に共有できる機能です。
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プロフィール |
メンバーのプロフィールを確認できる機能です。
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サンクス |
ほかの社員に感謝を伝えられる機能です。
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メッセージ |
社員間で円滑なコミュニケーションがとれる機能です。
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スタンプ |
テキストでは伝わりきらない感情などを簡単に共有できる機能です。
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既読・未読 |
投稿が読まれたかだけでなく、誰が閲覧したかまで分かる機能です。
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タイムライン |
自身が参加しているグループへの投稿を、まとめて確認できる機能です。
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いいね |
投稿に対しての評価をする機能です。
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HR機能
HR機能はTalknoteの大きな特徴であり、利用状況などからさまざまな情報を数値化、分析ができます。
機能 | 特徴 |
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組織活性スコア |
Talknoteの利用状況から、社内のコミュニケーションが活性化しているか測定する機能です。
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オーバーワーク検知 |
社員の労働時間や睡眠不足を検知して、管理者に知らせる機能です。
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アクションリズム解析 |
チームへの関心や仕事への積極性を測定する機能です。
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よくメッセージする人 |
頻繁にメッセージを送信する社員を数値化し、社内のコミュニケーションの状況を把握する機能です。
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業務効率化機能
業務効率化機能を使えば、面倒な作業に手間をかける必要がなくなります。
機能 | 特徴 |
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メンション |
とくにメッセージを確認してほしいメンバーに通知を送る機能です。
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社外コミュニケーション |
社外のユーザーとメッセージのやりとりができる機能です。
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ブックマーク |
あとで見返したい投稿やメッセージを一覧にできる機能です。
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タスク管理 |
仕事の期限を設定して、抜け漏れを防ぐ機能です。
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動画 |
テキストや画像だけでなく、動画を投稿・再生できる機能です。
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ハッシュタグ |
同カテゴリの投稿をまとめて表示できる機能です。
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絞り込み検索 |
任意の条件で投稿を絞り込みする機能です。
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メール連携 |
メールツールを連携して、Talknoteへ投稿する機能です。
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シェア機能 |
投稿やメッセージを、ほかのノートやメッセージに転送する機能です。
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管理機能
管機機能があれば、Talknoteの管理者はわずらわしい作業をする必要が少なくなります。
機能 | 特徴 |
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ノート一括登録・変更 |
アクセスできるノートを一括で登録・変更する機能です。
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部署連動機能 |
部署とノートを紐づけて、メンバー変更時に自動的にアクセス権限が変更される機能です。
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以上のように、Talknoteには多種多様な機能が搭載されているので、デジタル化が進んでいるIT企業を中心に活用されています。
Talknote(トークノート)の使い方
Talknoteには多種多様な機能がありますが、まずは基本的な使い方をマスターする必要があります。そこで以下では、Talknoteの4つの使い方をご紹介します。
使い方1|気軽にコミュニケーションをとる
Talknoteに備わっている「メッセージ」を用いれば、メールよりもスピード感のあるコミュニケーションが取れます。
テキストメッセージだけでなく、スタンプを用いて対面のコミュニケーションのようにやりとりができるのはもちろん、画像の添付やボイスメッセージの投稿もできます。
メッセージは個人と、任意のメンバーを招待するグループのふたつに分けられます。また、Talknoteを利用している企業同士であれば社外とのやりとりも可能です。
使い方2|社内で情報を共有する
Talknoteの「グループ」は上記のメッセージとは異なり、複数メンバーと情報共有できる機能です。
トップ画面では参加グループのタイムラインが確認でき、投稿を時系列で確認できます。また、それぞれの投稿にはコメントも残せるので、掲示板のような運用も可能です。
部署やチームが多く、各メンバーが複数の業務を兼任しているチームで活躍する機能と言えるでしょう。
使い方3|仕事の抜け漏れを防ぐ
Talknoteの「タスク機能」を用いれば、やるべきことを可視化して忘れないように管理できます。
タスクの抜け漏れを防止する通知機能もあり、複数の仕事を同時並行している場合に重宝するのです。また、仕事の依頼もTalknoteからできるので、わざわざメールをする必要はありません。
さらに、Talknoteの「Taskbot」を利用すれば、日報の提出をはじめとした繰り返しタスクのリマインドを自動化します。
使い方4|HR機能で従業員をサポートする
Talknote最大の特徴は「HR機能」です。HR機能は、Talknoteの利用状況などの情報を分析し、組織改善のヒントを示唆します。
たとえば、アクションリズム解析では”チームへの関心”や”仕事への積極性”が数値化されるため、管理者は具体的な行動を起こせるのです。ほかにも、社内コミュニケーションの活性度合いや、労働時間や睡眠不足を測定する機能などがあります。
以上のように、TalknoteのHR機能は従業員の状況を収集、分析する高度な技術です。そのため、使いこなすのは困難ですが、上手く運用させれば大きな成果につながる可能性があります。
Talknote(トークノート)の料金プラン比較

参照(以下含む):https://talknote.com/price/
Talknoteの利用料金は非公開であり、正確な価格を把握するには問い合わせが必要です。内訳は上図の通り「初期費用+基本プラン+オプション」となります。
また、Talknoteが利用者限定で対応している導入サポートは以下の内容となっています。
- ネットワーク作成
- 初期ユーザー登録代行
- グループ機能を用いた情報共有設計
- グループ作成代行
- 作成グループへのメンバー登録代行
- Talknoteとの導入セッション
- 社内コミュニケーションルールの設計
- 推進時に必要な進捗管理
- 電話・メール対応、Web・訪問ミーティング
- 利用者限定の勉強会
利用までの流れは「問い合わせ→キックオフ→運用の提案→環境構築→利用開始」です。
Talknote(トークノート)の口コミ・評判
以下ではTalknoteの口コミ・評判をご紹介します。導入前には第三者の意見も参考にすることもおすすめです。
※こちらでご紹介する口コミ・評判はITreviewより引用しております。
Taliknote(トークノート)の良い口コミ・評判
はじめに、Taliknoteの良い口コミと評判をご紹介します。利用ユーザーからは「手軽に会話できる」「投稿者へのフィードバックがしやすい」という声が寄せられています。
非公開ユーザー(投稿日:2021年09月28日)社内全体で使用しているのですが、雑談や見落としても直接仕事に支障のないような送別会のお知らせやお誕生日のお祝いなどを行うのには適していると思います。スタンプも多いので、より感情表現がしやすく社員間のコミュニケーションを深められるなと思います。
大町 幹子(投稿日:2021年03月29日)社内用のSNSとして積極的に利用してもらい、日々のコミュニケーションの度合いを数値化することができるので、プロジェクトの進行が滞りそうな時は、数字で予兆を確認できそうです。社員のチャット数の変化や、チャット時間の変化などを自動的に感知して通知してくれるアクションリズム解析がとても役に立っています。
非公開ユーザー(投稿日:2021年03月11日)メールだけで運用していた時よりも手軽に会話できること、お互いにレスポンスがよくなったことがメリット。
非公開ユーザー(投稿日:2020年12月04日)UIがFacebookに近い作りになっているので、普段からFacebookに親しんでいる人には使いやすいように思う。スタンプ等もあるのでとっつきやすい感じはあると思う。
長谷川 智史(投稿日:2019年01月24日)スタンプや「いいね!」など、投稿者へのフィードバックがしやすいので、コミュニケーションが活性化しやすい。
Taliknote(トークノート)の改善点に関する口コミ・評判
次に、Taliknoteの改善点に関する口コミと評判をご紹介します。利用ユーザーからは「検索機能の精度が低いので、投稿が見つからない」「スマホアプリの使い勝手が悪い」などの不満が寄せられています。
非公開ユーザー(投稿日:2021年09月28日)・検索機能の精度が低いので過去の投稿を探したくてもなかな見つからず困ってます。投稿を探すのに時間がかかることもしばしばあるので、業務効率化の観点で使うのには不向きかもしれません。
大町 幹子(投稿日:2021年03月29日)スマホメインのメンバーも多く、アプリの使い勝手があまり良くないのでスマホアプリをもっと使いやすいようにしてほしいです。
非公開ユーザー(投稿日:2021年03月01日)タスク機能が見にくく、改善して欲しいと感じました。タスクの置き場が見えづらかったり、期限が差し迫った時にアラートがこなかったりするので、相手への依頼なのに致命的なまでに使いこなせなかったです。
乾 康平(投稿日:2020年12月15日)特定の投稿に対してのトーク内スレッドが作れないので、投稿に対して返信をしていると情報が流れてしまい、後日その情報を確認するときに、投稿を遡る必要があり面倒だった。
非公開ユーザー(投稿日:2019年11月07日)特にありませんが、今はこういったツールが溢れており、機能も似ているので大きな差別化されてない印象。画像アップやグループ作成など、できるだけストレスがないものを…と思うと、別ツールを使いがちです。UIをさらに使いやすくしてほしい。
【中小企業向け】Talknoteのデメリットをカバーするおすすめのアプリ
以下では、Talknoteのデメリットをカバーするおすすめのツールをご紹介します。
Talknoteは社内コミュニケーションを円滑にするツールですが、その分メッセージや投稿が次々と流れてしまい、あとから振り返るのが困難です。実際に、ユーザーからは「投稿を探すのに時間がかかる」「投稿を遡る必要があり面倒」などの声が上がっています。
また、Talknoteは利用状況を自動分析する機能が豊富にありますが、直感的に使いこなせないツールはなかなか浸透しません。そのため、「情報を確実にストックして、誰でもすぐに使いこなせるツール」が必要です。
たとえば、Talknoteの代替ツールである「Stock」であれば、情報をすぐに探し出せる高度な検索機能があるうえに、非IT企業の65歳が説明なしで操作できるほどシンプルなので、すぐに運用に乗せられます。
Stockの「ノート」に蓄積された情報は「フォルダ」で分類されるだけでなく、タイトルや本文、タグなどで「検索」ができ、誰でも簡単に情報へアクセス可能です。また、ノートには「メッセージ」があるので、情報を起点にしたコミュニケーションもとれます。
チームの情報を最も簡単に残せるアプリ「Stock」

「Stock」|チームの情報を最も簡単に残せるツール
Stockは、チームの情報を最も簡単に残せるツールです。「チャットツールだと情報が流れていき、ファイル共有だと面倒」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート機能」を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITに詳しくないチーム向けのツールITの専門知識がなくても問題なく、簡単に始められます。
- とにかくシンプルで、誰でも使える余計な機能は一切なくシンプルなツールなので、誰でも簡単に情報を残せます。
- 驚くほど簡単に「情報ストック」と「タスク管理」ができる社内の共有情報等の「情報ストック」が驚くほどしやすく、さらに直感的な「タスク管理」も可能です。
<Stockの口コミ・評判>
![]() 池本 健太郎さん きずな綜合会計事務所 |
「会計事務所内の『情報ストック』と『タスク管理』が、すべてStock上で完結しています」 ★★★★★ 5.0 少なくとも会計事務所であれば、どこの事務所であっても大幅に業務効率を改善できると思います。しかし会計事務所に限らず、フォルダ階層形式でサクサクと情報共有したり、または簡単にタスク管理したいチームであれば、どこにも強くオススメできます。 |
![]() 塩出 祐貴さん 松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』があるチームでも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
![]() 西尾 太初さん 株式会社ハピネス |
「LINEだと情報が流れていってしまう問題が、一気に解消されました!」 ★★★★★ 5.0 従来使っていた『LINE』だと、情報が流れていってしまうので、後から過去の『営業の打ち合わせ記録』を振り返ることはできませんでした。しかし、Stock(ストック)を導入した後は、すべての『営業の打ち合わせ記録』が『ノート単位』で整然と管理されており、過去の営業記録にも即座にアクセスできます。過去に『いつ・誰と・何を』話したかが明確に分かるようになったので、2回目、3回目の営業戦略を立てられるようになりました。 |
<Stockの料金>

https://www.stock-app.info/pricing.html
登録から30日間は、全ての機能を無料で試すことができます。
また、トライアル期間終了後も、累計20ノートまでは永年無料で利用できます。
無料トライアル終了後に有料プランに申し込むことで、そのままノートを制限なく作成できる他、「誤削除防止機能」や「編集履歴機能」などのビジネスに必須の機能も継続して利用できます。そして、大容量のファイルも引き続きアップロード可能です。
有料プランでも1人あたり月額300〜400円程度からという非常に手頃な価格で利用できます。
Taliknote(トークノート)の使い方や口コミ・評判まとめ
ここまで、Talknote(トークノート)の使い方や口コミ・評判を幅広くご紹介しました。
Talknoteは社内のカルチャーマネジメントに貢献する多機能ツールです。メッセージやタスクはもちろん、組織のコンディションが分かる分析機能など、さまざまな機能を搭載しています。
一方、多機能ツールの場合、ITに詳しくない社員が使いこなせず、社内に定着しない可能性があります。また、多種多様な機能を搭載するツールは、その分運用コストがかかるので、とくに経営資源の限られる中小企業は注意しましょう。
そこで、Talknoteに代わって自社が導入すべきなのは、非IT企業の65歳でも使いこなせるほどシンプルなうえに、多機能ツールと比較して低コストで運用できる「Stock」一択です。
無料登録は1分で完了するので、ぜひ非IT企業を含む100,000社以上が導入する「Stock」を使い、誰でも簡単に情報共有やコミュニケーションをとれるようにしましょう。

1986年生まれ。早稲田大学法学部卒。
新卒で、野村総合研究所(NRI)に、経営コンサルタントとして入社。
その後、株式会社リンクライブ(現:株式会社Stock)を設立。代表取締役に就任。
2018年、「世界中の『非IT企業』から、情報共有のストレスを取り除く」ことをミッションに、チームの情報を最も簡単に残せるツール「Stock」を正式ローンチ。
2020年、ベンチャーキャピタル(VC)から、総額1億円の資金調達を実施。
2021年、東洋経済「すごいベンチャー100」に選出。