近年、働き方改革の一環として、運送業や物流業でITツールの活用が推奨されています。実際に、国土交通省では中小企業向けITツールガイドブックを作成し、ITツールによる運送業の業務効率化を促しています。
運送業向けのツールには、たとえば「そらうど」が挙げられます。なかには、具体的な機能や特徴が分からず、導入に悩む方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、そらうどの機能や特徴、料金までを網羅的にご紹介します。
- そらうどの機能や特徴を踏まえて自社への導入可否を判断したい
- そらうどを利用するメリットが知りたい
- 運送管理をスムーズに実施できる手段を探している
という方はこの記事を参考にすると、そらうどの概要が分かるうえ、自社に合うツールか判断できる基準が得られます。
目次
そらうどとは
引用:そらうどのトップページ
そらうどとは、佐賀県貨物自動車事業協同組合が運営するクラウド型の運送管理システムです。
運送業における売上や庸車情報の管理ができる機能だけでなく、データを分析してデータ出力することも可能です。また、そらうどはスマートフォンとの連携にも対応しており、乗務員が連絡しやすい設計となっています。
そらうどの特徴
そらうどの特徴は、複数の運送会社によって作られたシステムである点です。
運営元の佐賀県貨物自動車事業協同組合は、64社の運送会社が集まった組織です。そこで、各社の経営における問題点の解消を目指してそらうどが開発されました。
したがって、そらうどは運送業に携わる人々の声から生まれた運送業向けのITツールだと言えます。
そらうどの機能
そらうどには、おもに以下の機能が備わっています。
機能詳細 | |
---|---|
荷主管理 |
受注や日報の入力を管理する機能です。そのほかにも、自社オリジナルの運賃表を作成したり、請求書を発行したりすることも可能です。 |
傭車先管理 |
庸車先の情報を管理して、支払明細書を発行する機能です。また、荷主や庸車先ごとに差益率や赤字状況を確認することもできます。 |
配車管理 |
自社の車両および乗務員の予定を配車表で管理する機能です。配車の情報は、LINE通知で社内メンバーに通知可能です。 |
車両管理 |
さまざまなメーカーのデジタコに対応した、車両に関するデータ管理機能です。さらに、日報の情報をもとに輸送実績報告書の基礎資料の作成もできます。 |
乗務員管理 |
乗務員の運行実績や売上をデータで残す機能です。乗務員は、スマートフォンから荷物の輸送状況や現在地を報告できます。 |
その他の機能 |
「荷物の問い合わせサービス」や「受注や運航実績を踏まえた経営分析レポートの作成」「配送シミュレーター」などの機能があります。ただし、オプションで追加料金がかかる機能もあるので注意が必要です。 |
このように、そらうどにはスムーズな運送管理を実現するために独自の機能が搭載されています。
そらうどのメリット
ここでは、そらうどを利用するメリットを紹介します。利用可否に悩んでいる企業は、以下の情報を踏まえて記載しましょう。
幅広い帳票の作成に対応している
そらうどを利用すると、幅広い種別の帳票が作成可能です。
作成できる帳票の種別は以下のように分かれており、各種別ごとに作成可能な帳票が細かく分かれています。
- 売上関連
- 入金関連
- 運行関連
- 請求関連
- 得意先元帳関連
- 支払関連
- 出金関連
- 傭車先元帳関連
- 下払関連
- 経費関連
- 台帳関連
このように、そらうどはさまざまな帳票の作成が可能なツールだと言えるのです。
情報を出力する機能が備わっている
受注データや分析データの出力に対応している点もメリットのひとつです。
そらうど上で記録した「受注データや車両の分析データ」などは、Excel形式での出力が可能です。また、出力するExcelの形式はオフィシャルサイトからダウンロードまたは自社でカスタマイズできるので、自社に合う分析資料が作れます。
したがって、運送業務の記録を残すだけでなく詳細な分析も実施したい企業は、そらうどの利用が適していると言えます。
そらうどの料金プラン一覧
そらうどの基本料金は以下の通りです。
料金(税込) | |
---|---|
基本料金 |
13,200円/1ID/月 |
初回登録料 |
11,000円/1社 |
追加ライセンス |
3,300円/1ID/月 |
以上のように、初回のみ登録料が発生します。また、導入支援や訪問でのサポートを利用するときには、別途料金が発生するため注意しましょう。
参考:そらうど料金プラン
そらうどの評判
そらうどに関するユーザーからの口コミ・評判はネット上に散見されませんでした。
【必見】運送管理を円滑化する方法とは
以下では、運送管理を円滑化する方法をご紹介します。
運送管理は、ドライバーの心身の健康に問題が生じないために実施が必要です。また、配送の実績は売上や請求書の作成の情報元になるので、正しく記録として残すことが求められます。
そこで、ITツールを活用すれば複数人で情報の記録・共有がしやすくなり、業務の効率化に役立ちます。ただし、多機能だとITに不慣れなメンバーが使いこなせず、運用が頓挫する恐れがあるのです。
したがって、誰でも簡単に使えるツールを利用しましょう。結論、運送管理には外出先でも情報の記録・共有が簡単な情報共有ツール「Stock」一択です。
Stockは「ノート」にメモを残すように記録できるうえ、任意のメンバーにリアルタイムで共有されるので連携する手間がかかりません。また、ノートに「メッセージ」「タスク」を紐づければ、ノートの記録と関連情報が管理しやすく、やりとりが錯綜しません。
チームの情報を最も簡単に共有できるツール「Stock」
「Stock」|最もシンプルな情報ストックツール
Stockは、社内のあらゆる情報を、最も簡単に「ストック」できるツールです。「社内の情報を、簡単にストックする方法がない」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート」の機能を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITに詳しくない数人~数千人の企業向け
ITの専門知識がなくても問題なく、あらゆる企業が簡単に始められます。
- とにかくシンプルで、誰でも使える
余計な機能は一切なくシンプルなツールなので、誰でも簡単に情報を残せます。
- 驚くほど簡単に「情報ストック」と「タスク管理」ができる
社内の共有情報等の「情報ストック」が驚くほどしやすく、さらに直感的な「タスク管理」も可能です。
<Stockの口コミ・評判>
塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』がある弊社にも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
加井 夕子 さん、海野 紘子 さん
SBIビジネス・イノベーター株式会社 |
「SBIグループの厳格なセキュリティ基準をも満たす、誰にでもお勧めの情報ストックツールです」 ★★★★★ 5.0 当社が導入するシステムには非常に厳格なセキュリティ基準を満たすことが要求されていますが、Stockのシステムは極めて高度なセキュリティ基準で開発・運営されているため、SBIグループのセキュリティ基準でも全く問題なく導入することができました。 |
江藤 美帆さん
栃木サッカークラブ(栃木SC) |
「ナレッジが属人化しやすいプロスポーツクラブには、Stockを非常に強くお勧めします!」 ★★★★★ 5.0 元々悩んでいた『ナレッジがブラックボックス化してしまう』という問題が、驚くほどうまく解消されました。 『Stockさえ見れば、すぐに必要な情報を把握できる』という状況を作り出すことに成功し、明らかに生産性が向上しました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :500円/ユーザー/月
- エンタープライズプラン :1,000円/ユーザー/月
そらうどの機能や特徴、料金まとめ
これまで、そらうどの機能や特徴、料金まとめを網羅的にご紹介しました。
そらうどは、運送会社が複数集まって作られたクラウド型の運送管理システムです。帳票の作成やデータ出力ができる一方で、導入時には登録料がかかる点や機能が幅広い点に注意が必要です。
新しくITツールを導入する際は「情報共有に必要な機能が過不足なく揃っている」ツールを選ぶことが重要です。多機能だと操作が複雑になりやすく、浸透するまでに時間を要する恐れがあるのです。
そこで、ノート・メッセージ・タスクの情報共有機能に過不足がない、シンプルなツールの「Stock」を選べば、社内メンバーへ教育コストがかかりません。
無料登録は1分で完了するので、ぜひ「Stock」を導入し、運送に関する情報を簡単に記録・共有しましょう。
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