Windows10のファイル共有機能は、外付けHDDやUSBメモリを使用せず、データへのアクセスや共有ができる便利な機能です。
しかし、突然「アクセス許可があるかをこのサーバーの管理者に問い合わせてください」などのエラーメッセージが出て、ファイル共有ができないことがあります。そのため、仕事が滞ってしまい困っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Windows10でファイル共有ができない原因と対処法を紹介します。
- Windows10のファイル共有機能で発生したエラーの原因を知り、再発を防ぎたい
- Windows10のファイル共有機能をカスタマイズして、ファイル共有を簡単にしたい
- エラーやOSに左右されない効率的なファイル共有の方法があれば、すぐに導入したい
といった方々は本記事を参考にすると、Windows10のファイル共有機能が使えない原因と対処法、代替手段として使えるツールも分かります。
目次
Windows10でファイル共有ができない原因
Windows10でファイル共有に失敗する主な原因は、共有フォルダへのアクセスができないことにあり、具体的には以下の7つが挙げられます。
- ネットワーク設定に問題がある
- ファイル共有やネットワーク探索の設定・機能が無効になっている
- Windowsの資格情報に問題がある
- 共有設定内のパスワードを設定していない
- ファイルやフォルダの権限に問題がある
- 共有先のコンピューターが同一ネットワークに接続されていない
- アクセスできる同時接続台数を超えている
原因によってそれぞれ異なるエラーメッセージが表示されるので、何のエラーが発生しているかを確認してから対処する必要があります。
Windows10で共有フォルダが使えないときの8つの対処法
以下では、Windows10で共有フォルダが使えないときの対処法を解説します。対処する前に共有フォルダが使えない原因を特定し、正しいアプローチを実践しましょう。
対処法1|再起動する
共有側のパソコンの動作が不安定なときには、上手く共有できない可能性があります。
また、共有側のパソコンがアップデート中の場合や、ネットワークに接続されていない場合も共有ができません。
そこで、一度再起動してみると共有が可能になることもあります。
対処法2|ネットワーク設定を再確認する
ネットワーク設定が、パブリックネットワークになっていると共有ができないため、プライベートネットワークに変更する必要があります。ネットワーク設定の変更方法は以下の通りです。
- 画面左下のWindowsマークを右クリックして、「Windowsの設定」を開く
- 「ネットワークとインターネット」を開く
- 画面左側にある「イーサネット(有線LANの場合)」または「Wi-Fi(無線LANの場合)」をクリックし、中央のエリアにある「利用しているネットワーク」をクリックする
- ネットワークプロファイルのプライベートにチェックする




また、元々プライベートネットワーク設定になっていた場合は、別の原因が考えられるので、ほかの対処法を試してみるべきです。
対処法3|ファイル共有の詳細設定を見直す
共有の詳細設定の画面で「ネットワーク探索を有効にする」と「ファイルとプリンタの共有を有効にする」がオフになっている場合は、共有フォルダにアクセスできません。
ネットワーク探索と、ファイル共有を有効にする方法は以下の通りです。
- 画面左下のWindowsマークを右クリックして、「ネットワーク接続」を選択する
- 「ネットワークと共有センター」を選択して、「共有の詳細設定」をクリックする
- 「プライベート」「ゲストまたはパブリック」「すべてのネットワーク」から、現在のプロファイル設定に該当するものを開く
- 「ネットワーク探索を有効にする」と「ファイルとプリンタの共有を有効にする」をオンにする




また、共有フォルダにアクセスするパソコンも「ネットワーク探索を有効にする」をオンにする必要があるので注意しましょう。
対処法4|パスワード設定を見直す
ファイル共有をするパソコンの設定で「パスワード保護共有を有効にする」にチェックがついている場合は、Windowsアカウントにパスワードを設定する必要があります。
パスワード設定の変更手順は以下の通りです。
- 画面左下のWindowsマークを右クリックして、設定を開く
- 設定画面から「アカウント」を選択する
- 画面左側に表示される「サインイン オプション」を選択する
- 画面右側に表示される「パスワード」をクリックして、変更を選択する
- パスワードを設定する




パスワードは推測されにくいものを設定しましょう。社内で共有フォルダを利用する場合にも、共有するつもりのない相手に送ってしまう可能性がある点に注意すべきです。
パスワード保護共有を無効にすると、パスワードを入力せずに共有フォルダにアクセスできるようになりますが、セキュリティの問題もあります。そのため、必ずパスワードを設定し、共有フォルダを安全に利用しましょう。
対処法5|Windows資格情報を再設定する
セキュリティに関するアップデートが実施されると、共有フォルダにアクセスできなくなることがあるので、以下の手順で解消しましょう。
※「資格情報が登録されていない」ことも、共有フォルダを利用できない原因のひとつです。その場合は、以下の手順を1→2→3→6→7の順番で実施し、資格情報を登録する必要があります。
- 「スタート」から「Windowsシステムツール」を選択し「コントロールパネル」を開く
- ユーザーアカウントを開く
- 「資格情報マネージャー」から「Windows管理情報の管理」をクリックする
- 「Windows資格情報」から共有フォルダのIPアドレスorホスト名をクリックし、削除する(出典:NEC LAVIE公式サイト)
- 「このWindows資格情報を完全に削除しますか?」と表示されたら、「はい」をクリックする(出典:NEC LAVIE公式サイト)
- 「Windows資格情報の追加」を選択する
- 「共有フォルダのIPアドレス」もしくは「ホスト名」と「共有フォルダにアクセスできるユーザー名・パスワード」を入力して、OKを選択する







対処法6|共有フォルダのアクセス権限を設定する
共有フォルダのアクセス権限が設定されていない場合も、共有フォルダにアクセスできないので、以下の流れで設定しましょう。
- 共有フォルダを右クリックして、「プロパティ」を選択する
- 共有のタブから「共有」を選択すると、アクセス権限の設定画面が表示される
- 「Everyone」が表示されている場合には「Everyone」を選択して削除する
- 「共有を許可するユーザー」を選択し「追加」をクリックする
- 「ユーザーの追加の完了」から「アクセス許可の設定」を選び、「OK」を選ぶ



新しく共有アカウントを追加する際には「新しいユーザーの作成」からWindowsアカウントを作成します。
アクセス許可の設定では「読み取りのみ」または「読み取り/書き取り」を選べます。
ユーザー設定が完了すると、許可したユーザー名とパスワードを入力することで共有フォルダへアクセスできます。
対処法7|同時接続しているパソコンの台数を減らす
「部署のメンバーが多い」もしくは「社内全体で一つの共有フォルダを利用している」場合、エラーが発生して、共有フォルダへアクセスできなくなるケースがあります。
アクセスできない原因は「共有フォルダへの同時接続が可能な台数は最大で20台まで」と決まっているからです。そこで、共有フォルダを利用するパソコンの台数が、20台以下になるようにしましょう。
しかし、業務に支障をきたすために対応できないケースもあるので、ファイル共有が可能な代替サービスを検討するのもひとつの方法です。
対処法8|ツールでファイル共有をする
ファイル共有できるツールを使う方法もあります。
Windowsがアップデートするたびに、共有フォルダのアクセスエラーに対応するのは面倒です。そこで、ファイル共有できるツールを導入すればエラーを心配する必要もなくなり、誰でも簡単に情報共有が可能になります。
しかし、「多機能で便利そうだから」という理由だけで導入すると、ITに詳しくないメンバーが使いこなせません。そのため、必要な機能に過不足がない「Stock」のような、シンプルなツールを選びましょう。
OSを問わず社内のファイル共有を円滑化するツール
以下では、OS問わずファイル共有に最適なツールについてご紹介します。
Windows10の共有フォルダは便利ですが、対応機種がWindowsに限定され、利用できるメンバーが限られます。したがって、全社のファイル共有を円滑にするには、各メンバーのPCではなくクラウド上にデータを保存する「情報共有ツール」の導入が効果的です。
ただし、多機能なツールはITリテラシーが求めれ、社内に浸透せず最終的に誰にも使われません。とくに、ファイル共有はあらゆる業務で発生するため、誰でも簡単に使えるほどシンプルなツールで確実に効率化すべきなのです。
結論、とくにメンバーのITリテラシーに差のある企業では、情報共有に必要な機能を過不足なく備え、非IT企業に勤める65歳以上の社員でも簡単に使える情報共有ツール「Stock」一択です。
Stockの「ノート」にテキストやファイルを添付すれば、任意のメンバーへリアルタイムで共有されます。また、PCはもちろん、スマホやタブレットにも対応なので、時間や場所を問わず、誰もが簡単に情報管理できるようになります。
最も簡単に非IT企業の情報共有を最適化するITツール「Stock」

「Stock」|チームの情報を最も簡単に残せるツール
Stockは、チームの情報を最も簡単に残せるツールです。「チャットツールだと情報が流れていき、ファイル共有だと面倒」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート機能」を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITに詳しくないチーム向けのツール
ITの専門知識がなくても問題なく、簡単に始められます。
- とにかくシンプルで、誰でも使える
余計な機能は一切なくシンプルなツールなので、誰でも簡単に情報を残せます。
- 驚くほど簡単に「情報ストック」と「タスク管理」ができる
社内の共有情報等の「情報ストック」が驚くほどしやすく、さらに直感的な「タスク管理」も可能です。
<Stockの口コミ・評判>
![]() 池本 健太郎さん
きずな綜合会計事務所 |
「会計事務所内の『情報ストック』と『タスク管理』が、すべてStock上で完結しています」 ★★★★★ 5.0 少なくとも会計事務所であれば、どこの事務所であっても大幅に業務効率を改善できると思います。しかし会計事務所に限らず、フォルダ階層形式でサクサクと情報共有したり、または簡単にタスク管理したいチームであれば、どこにも強くオススメできます。 |
![]() 塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』があるチームでも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
![]() 西尾 太初さん
株式会社ハピネス |
「LINEだと情報が流れていってしまう問題が、一気に解消されました!」 ★★★★★ 5.0 従来使っていた『LINE』だと、情報が流れていってしまうので、後から過去の『営業の打ち合わせ記録』を振り返ることはできませんでした。しかし、Stock(ストック)を導入した後は、すべての『営業の打ち合わせ記録』が『ノート単位』で整然と管理されており、過去の営業記録にも即座にアクセスできます。過去に『いつ・誰と・何を』話したかが明確に分かるようになったので、2回目、3回目の営業戦略を立てられるようになりました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :5人で1,980円/月〜
- エンタープライズプラン :5人で4,800円/月〜
Windows10でファイル共有ができない原因と対処法まとめ
ここまで、Windows10でファイル共有ができない原因と対処法を解説しました。
ファイル共有ができない場合は、共有フォルダへアクセスが拒否されているケースがほとんどです。エラーによって対処法が変わるので、まずはパソコンに表示されているエラーメッセージを確認しましょう。
一方で、共有フォルダにアクセスできなくなるのが不安な場合には、クラウド上でデータを管理し、対応デバイスを問わない「情報共有ツール」を利用すべきです。ただし、誰でも簡単に使いこなせるほどシンプルでなければ社内に浸透しません。
結論、自社が導入すべきなのは、情報共有に必要な機能が過不足なく備わっており、非IT企業に勤める65歳以上の社員でも説明なしで使える「Stock」一択です。
無料登録は1分で完了するので、ぜひ「Stock」を使い、誰でも簡単にファイル共有ができる環境を構築しましょう。