新人研修や資格研修など、企業が関わる研修では受講だけでなく、報告書の作成までが必須です。主催側は、円滑に研修を運営できたかを振り返り、受講者は学んだことを業務に反映させなければなりません。
しかし、研修報告書を作成したいが、「何を書けばいいかわからない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、社会人向けの研修報告書の書き方や例文、テンプレートを中心にご紹介します。
- 例文や書き方を参考に、効果的な研修報告書を作成したい
- 研修テーマに合ったテンプレートを使って作成時間を短縮したい
- 誰でも簡単に報告書の作成・管理ができるツールを探している
という担当者の方はこの記事を参考にすると、正しい研修報告書の書き方が分かるほか、報告書の共有・管理の負担も解消できるようになります。
目次
研修報告書とは
研修報告書とは、研修の主催者・受講者が研修内容や学んだことなどをまとめた文書です。
企業では、主催者側の書類を「研修実施報告書」、受講者の書類を「研修受講報告書」と呼び、「自分が研修で何を得たか」「今後どう活かすか」を記載することが、とくに重視されます。
企業によってフォーマットは異なるものの、受講者の研修への理解度や、研修の効果を測るために、業界・業種を問わず利用されているのです。
研修報告書の目的
研修報告書をつくる目的には、以下の3つが挙げられます。
- 上司や関係者への共有
- 研修内容の記録
- 振り返りのため
上司や他の職員が、どんな研修だったかを知る手がかりになります。とくに会社や団体が費用・時間をかけて研修に参加させている場合、「効果があったのか」「成果は何か」を確認するために必要です。
組織としての「研修履歴」を残すことも目的です。たとえば、数ヶ月後や来年度の同じ研修に関する参考資料になることもあります。
自分が後から内容を見返せるようにするための記録になります。研修内容をただ受けるだけではなく、「自分が何を学んだか」を文字に起こすことで、より深く理解し、定着させることができます。
研修報告書は、研修を効果的なものにするために作成します。そのため、報告書を作成するときには、以上の目的を意識しましょう。
研修報告書・レポートに記載すべき項目と書き方
ここでは、研修報告書・レポートに記載すべき項目と書き方について解説します。
- 概要を記載する
- 所属部署・氏名
- 研修テーマ
- 作成日
- 研修期間
- 会場
- 研修の目的
- 講師
- 研修内容を記載する
- 結果/学びを記載する
- 今後の活用方法や課題点を記載する
- 添付資料
まず、概要を記載します。報告書に記載すべき基本項目は以下の通りです。
とくに、研修テーマを一言で載せておくと、あとから見返しやすくなります。
次に、研修内容を記載します。何をしたのか分かるように、具体的な研修内容を箇条書きで載せましょう。
また、研修内容と併せて研修の開催目的や達成すべき目標を載せておくと、評価基準が明確になります。
続いて、研修から得た結果や学びなどを載せます。研修を受けていない社員にもわかりやすいよう、具体的に記載することが重要です。
続いて、研修で学んだことを業務でどのように活かすか、具体的な行動計画を記載します。研修中に感じた課題、もっと深掘りしたかった内容があれば、併記しましょう。
研修で使用した配布資料やスライド、メモなどがあれば、添付します。
なお、研修報告書の項目は、報告書の形態(実施報告書または受講報告書)や企業独自のルールに応じて、適宜変更しましょう。
所感を伝える研修報告書・レポートの例文5選
以下では、所感を伝えるための、研修報告書・レポートの例文5選をご紹介します。研修報告書で伝えるべき内容を確認しましょう。
なお、所感を伝えるときは単なる感想ではなく、「研修で何を学んだか」「今後に活かせる点はあるか」を意識することが大切です。
担当者向け|セミナー実施後の研修報告書の例文
セミナーを実施した担当者がつくる「研修実施報告書」は、以下の例文のように簡潔にまとめます。
研修実施報告書
所属:本社 人事部
氏名:大原 太郎
<研修の概要>
研修テーマ:ハラスメントについて
日時:令和5年6月1日(木)17:30~18:30
会場:本社 第2会議室
講師:〇〇社労士法人 代表 〇〇様
<実施の目的と目標>
・目的
管理職の皆様にハラスメントの知識を持っていただき、人事課の施策へのご協力を得るため。
・目標
研修終了後の匿名アンケートにて、研修を「理解できた」が8割以上、今後の施策に「積極的に協力したい」が6割以上。
<研修内容>
(1)ハラスメントとは
(2)セクシャルハラスメントの事例や訴訟問題
(3)・・・
<結果や効果>
・結果
(A)「理解できた」が10割 、(B)「積極的に協力したい」が7割。
・効果
従業員が使っている言葉に添削を入れる実戦形式をとったことで、ハラスメントを身近な問題として認識していただけた。
<問題点と改善点>
・問題点
アンケートの回収が本来の予定より1日遅くなった。
・改善点
アンケートは研修の時間内に実施・回収する。
目標に、数値を設定すると結果が測りやすくなります。また、効果は測定方法を事前に決めておくと迷わないのでおすすめです。
受講者向け|研修復命書の書き方の例文
研修復命書をまとめるときには、以下の例文のようにまとめましょう。
復命書
所属:総務部
氏名:藤成 花
復命を受けた件につき、以下の通り報告いたします。
<研修名>
労務管理研修
<出張先・日時>
出張先:○○県○○市××ビル 研修ルーム
日時:2024年9月6日金 9:30~17:00
<目的>
・社内の労務管理を正しく実施するために、労働基準法や労働組合法の知識を習得し、労務管理方法を改善する。
<内容>
・労務管理の重要性
・労務管理における問題点
・労務管理に関係する法律の内容との改正ポイント
・ケーススタディ
・勤怠、有給管理の方法について
<所感>
・労務管理は従業員の労働状況を明らかにするだけでなく、メンタル面の健康を守り、長期的に働き続けられる環境づくりに直結するものだとわかった。
・正確な勤怠管理を実施するには、日ごろの業務の進捗も記録できるツールを導入し、管理者層が部門の状況を把握しやすい体制を整える必要があるので、帰社後にツールの選定を相談したい。
復命書を書くときには、事前に命じられていた事項に対しての結果や詳細を分かりやすく書く必要があります。そこで、記事(ノート)にファイルを添付できる「Stock」のようなツールであれば、研修に利用した資料と併せてわかりやすく内容を共有できます。
受講者向け|セミナー受講後の研修報告書の例文
セミナーを受講した従業員の「研修受講報告書」は、以下の例文のように簡潔にまとめます。
研修受講報告書
所属:本社 営業部
氏名:井上 健
<研修の概要>
研修テーマ:社会人1年目のマナー研修
日時:令和5年6月1日(木)9:30~16:30
会場:△△研修センター 第1会議室
主催者:一般社団法人 〇〇
<実施の目的と目標>
・目的
社会人として必要な素養を身につけるため。
・目標
実践テストに合格し、明日から取引先に挨拶できるスキルを身につける。
<研修内容>
(1)身だしなみ
(2)挨拶(社内・社外)、名刺交換
(3)・・・
<成果や学び>
・成果
実践テストに合格し、社会人としてのマナーが身についた。
・学び
敬語や言葉づかいは場面ごとに使い分ける必要がある。とくに、メールと口頭の伝え方が異なる単語に注意する。
<今後の行動計画>
・4月1日から4月30日までの1か月間、メンターの吉本さんに身だしなみのチェックをお願いする。結果とフィードバックは日報に載せる。
目的と目標には、研修に参加した理由や得たいスキルなどを示しましょう。また、成果や学びは主観的な考えも交えて記入して、今後の行動計画には、具体的な期間や期日を載せましょう。
受講者向け|中堅社員研修のレポート例文
中堅社員向けの研修に参加したときのレポートは、以下の例文のように記載しましょう。
中堅社員研修レポート
所属:営業部
氏名:吉本 小次郎
<研修の概要>
研修テーマ:中堅社員に求められる働きとは
日時:令和5年9月6日(金)15:00~17:00
会場:株式会社○○本社 大会議室
主催者:一般社団法人 〇〇
<研修内容>
(1)中堅社員に求められる働き
(2)プレイヤーとして求められる動き
(3)マネジメント面で求められる動き
<研修の要点>
・中堅社員はプレイヤー・マネジメントいずれも役割も求められるため、企業の成長の中核を担っている。
・プレイヤーとしては、自身や部門全体の目標達成に向け、売上の向上や部門長とのコミュニケーションが重要。
・マネジメントとしては、部門全体の売上が底上げできるよう、ノウハウの共有や部下の問題解決をオーナーシップを持って取り組むことが重要。
<今後の行動計画>
・週次と月次の売り上げ目標をチームで共有し、日々の業務日報で部門長へレポーティングする。
・2カ月に1回1on1を実施し、部下に対し現状の評価や今後期待する動きを伝える。
<意見・所感>
自社のビジョンを自身では理解していたが、部下に伝える点では現状不十分だということが研修を通じて分かった。ビジョンの理解は「なぜこの業務をやる必要があるのか」を部下自身が考えるうえで重要なので、繰り返し伝えていきたい。
中堅社員は、とくに「今後の行動計画」でチームで目標を達成するために活かせる内容を、より具体的に書くことが求められます。
受講者向け|リーダー研修のレポート例文
リーダー研修レポートをまとめるときには、以下の例文のようにまとめましょう。
リーダー研修レポート
所属:企画部
氏名:馬場 ゆり
<研修名>
リーダー研修
<場所・日時>
場所:株式会社○○本社 A会議室
日時:2026年5月29日木 12:00~17:00
<目的>
・社内の労務管理を正しく実施するために、労働基準法や労働組合法の知識を習得し、労務管理方法を改善する。
<内容>
・スタンス研修
・チームビルディングにおける課題
・コミュニケーションスキル研修
・部下やメンバーへの指導方法
・ケーススタディ
<所感>
・チームの目標達成に向けて、メンバーとどのようにコミュニケーションを図ればよいか学べた。
・チームビルディングをするうえで、各メンバーの進捗状況を把握し、進行に遅れがあったらサポートできる体制をすぐに整えたい。
とくに、中堅社員はリーダー研修を受講する機会が増えます。そのため、「研修概要」のほかに「所感」も記載しておくと研修内容の振り返りにも有効です。
<無料>研修報告書・レポートで使えるテンプレート7選
以下では、「コピー&ペースト」すればそのまま活用できる研修報告書テンプレートと、Excel/Word形式で無料ダウンロードできる研修報告書テンプレートを紹介します。
ただし、ファイル形式の場合、逐一テンプレートをコピペしたり、ダウンロードしたりする手間が生じるため、面倒に感じる社員は少なくありません。そのため、わずかな工数で書式を呼び起こせて、作成・管理・共有を一元化できる「Stock」のようなツールも検討しましょう。
【コピペ可】研修実施報告書のテンプレート
以下は、研修実施報告書のテンプレートです。
研修実施報告書
所属:◯◯◯◯
氏名:◯◯◯◯
<研修の概要>
研修テーマ:
日時:
会場:
講師:
<実施の目的と目標>
・目的
・目標
<研修内容>
(1)
(2)
(3)
<結果や効果>
・結果
・効果
<問題点と改善点>
・問題点
・改善点
基本項目がすべて揃っており、シンプルな様式なのでさまざまな業種で使えます。
【コピペ可】研修受講報告書のテンプレート
以下は、研修受講報告書のテンプレートです。
研修受講報告書
所属:◯◯◯◯
氏名:◯◯◯◯
<研修の概要>
研修テーマ:
日時:
会場:
主催者:
<実施の目的と目標>
・目的
・目標
<研修内容>
(1)
(2)
(3)
<成果や学び>
・成果
・学び
<今後の行動計画>
研修から得た学びや今後の行動計画を載せる欄もあり、報告書を業務に活用できる仕様になっています。
【コピペ可】新人研修報告書のテンプレート
以下は、新人研修報告書のテンプレートです。
新人研修報告書
所属:◯◯◯◯
氏名:◯◯◯◯
<研修の概要>
日時:
講師:
会場:
研修内容:
<目的と目標>
・目的
・目標
<研修内容>
(1)
(2)
(3)
<成果や学び>
・成果
・学び
<今後の行動計画>
・期間
令和〇年〇月〇日~令和〇年〇月〇日
・内容
新人研修の概要や所感を伝えるのに必要な項目がすべて揃っています。新人の場合、覚えることや短期間でこなすべき課題が多いため、「今後の行動計画」は実施期間を区切って記入しましょう。
【Word】資料を添付できる研修報告書テンプレート

こちらは、「[文書]テンプレートの無料ダウンロード」が提供する、資料を添付できる研修報告書のテンプレートです。
本サイトでは、日時や場所などを記載する別記が「箇条書き形式」と「表形式」のテンプレートが提供されています。「箇条書き形式」では報告内容をシンプルにまとめられる一方、「表形式」では報告内容を整理して分かりやすく記載できます。
【Word】研修出張に利用できる出張報告書テンプレート

こちらは、「[文書]テンプレートの無料ダウンロード」が提供する、研修出張に利用できる出張報告書のテンプレートです。
研修内容とともに、出張の概要についても報告できるため、研修出張の報告書として利用できます。
【Excel】上司がコメントできる研修受講報告書テンプレート

こちらは、「業務用テンプレート」が提供する、上司がコメントできる研修受講報告書のテンプレートです。
「上司コメント欄」と「3名分の捺印枠」があるので、上司が報告書を読んだのかを確認できます。
【Word/Excel】感想を書き込める研修報告書テンプレート

こちらは、「ビズ研」が提供する、感想を書き込める研修報告書のテンプレートです。
WordとExcelの2種類で提供されています。Excel版は表形式なので、項目を埋めるだけで完成する点がメリットです。
【必見】Word/Excelの研修報告書を最も簡単に管理できるツール
以下では、Word/Excelで作成した研修報告書を、最も簡単に管理できるツールをご紹介します。
研修報告書は、WordやExcelのテンプレートを活用すれば簡単に作成できますが、ファイル形式ではそもそも必要なテンプレートが埋もれて取り出しづらいです。また、共有するときは別途メールで送る手間がかかるうえ、見落としが起こりやすいといえます。
研修報告書は、自分が作成して終わりではなく、上司に確認してもらうところまでがセットです。そのため、研修報告書の作成だけでなく、共有までスムーズに完結できるツールを導入すべきです。
結論、自社が導入すべきなのは、報告書の作成・共有が一か所で完結し、過去の文書も適切に管理できるツール「Stock」一択です。
Stockの「ノート」にはテキスト・画像・ファイルを添付できるうえ、「テンプレート」をあらかじめ登録可能なので、作成の手間を省けます。加えて、「ノート」に記載した内容はリアルタイムで任意のメンバーに共有されるため、報告書の共有にツールを横断する必要がありません。
あらゆる報告書を一元管理できるツール「Stock」
/ 情報ストック、タスク管理、メッセージ機能 /
チームの情報を、最も簡単に管理できるツール「Stock」
Stockは、社内のあらゆる情報を、最も簡単に「管理」できるツールです。「社内の情報を、簡単に管理する方法がない」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート」の機能を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITの専門知識がなくてもすぐに使える
「ITに詳しくない65歳の方でも、何の説明もなく使える」程シンプルです。
- 社内のあらゆる情報を、最も簡単に「ストック」できる
作業依頼、議事録・問い合わせ管理など、あらゆる情報を一元管理可能です。
- 驚くほど簡単に、「タスク管理」「メッセージ」もできる
直感的な操作で、「タスクの担当者・期日の設定」と「メッセージでのやりとり」が可能です。
<Stockの口コミ・評判>
塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
|
「強烈な『ITアレルギー』がある弊社にも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
竹原陽子さん、國吉千恵美さん
リハビリデイサービスエール |
|
「会社全体が、『Stock(ストック)さえ見ればOK』という認識に180度変わった」 ★★★★★ 5.0 特に介護業界では顕著かもしれませんが、『パソコンやアプリに関する新しい取り組みをする』ということに対して少なからず懸念や不安の声はありました。しかしその後、実際にStock(ストック)を使ってみると、紙のノートに書く作業と比べて負担は変わらず、『Stock(ストック)さえ見れば大半のことが解決する』という共通の認識がなされるようになりました。 |
江藤 美帆さん
栃木サッカークラブ(栃木SC) |
|
「ナレッジが属人化しやすいプロスポーツクラブには、Stockを非常に強くお勧めします!」 ★★★★★ 5.0 元々悩んでいた『ナレッジがブラックボックス化してしまう』という問題が、驚くほどうまく解消されました。 『Stockさえ見れば、すぐに必要な情報を把握できる』という状況を作り出すことに成功し、明らかに生産性が向上しました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :500円/ユーザー/月
- エンタープライズプラン :1,000円/ユーザー/月
※最低ご利用人数:5ユーザーから
研修報告書を書く3つのポイント
以下では、研修報告書を書く3つのポイントを解説します。内容を確認しやすい報告書を作成するテクニックなので必見です。
(1)目的と意義を明確にする
1つ目のポイントは、目的と意義を明確にすることです。
研修を通じて「何を学ぶことが目的だったのか」を最初に書くと、報告書に一貫性が出ます。とくに、「結論から述べる」「箇条書きを使う」「定量的に表現する」の3つを意識すると、あとから振り返ったときにわかりやすい報告書になります。
このように、簡潔にまとめると、書きながら内容を整理できるので自分の理解も深められます。
(2)事実と所感を混同させない
2つ目のポイントは、事実と所感を混同させないことです。
事実と所感を分けなければ、読み手に誤った認識を与えてしまう恐れがあります。そこで、曖昧な表現や主観的な表現を使うのは避けましょう。
たとえば、「しばらくしたら」を「○○分後に」と数字を用いて客観的に記載すると相手に正確な情報が伝えられるのです。また、報告書の最後に「学んだこと」などの所感を別項目で設定すれば、事実と明確に分けられるため認識の齟齬が生じません。
(3)学び・気づきを自分の言葉で書く
3つ目のポイントは、学び・気づきを自分の言葉で書くことです。
研修から学んだことには、単なる受け売りではなく、「自分の考え」や「印象に残ったこと」を盛り込むことが大切です。良かった点だけでなく、意外だった点・難しかった点も書くとリアルになります。
また、「業務でどう活かせるか?」を具体的に記載し、「今後こういうことをしていく」という行動の予定や目標を書くと、研修に参加した意義を正しく報告できます。報告には、「Stock」のような情報共有ツールを使えば、共有の工数がかからず便利です。
研修報告書の書き方とテンプレートまとめ
ここまで、研修報告書の書き方や例文、テンプレートを中心にご紹介しました。
研修報告書は、WordやExcelのテンプレートを利用して簡単に作成可能です。しかし、ファイル数が増えるにつれて管理が煩雑になったり、メールに添付して共有する手間がかかったりするデメリットもあります。
また、研修報告書の内容を業務に活かしていくには、報告書が素早く共有され、あとから簡単に見返せる状態になっている必要があります。そのため、「過去の情報に即アクセスできるツール」を選定すべきです。
結論、研修報告書の管理には、研修報告書などのファイルを簡単に一元管理でき、目的の情報をすぐに取り出せるツール「Stock」が最適です。
ぜひ「Stock」を使って、研修報告書を作成・管理しましょう。


