全社を対象とした社内アンケートを実施したり、メンバーに業務の協力依頼や書類提出を要請したりするときは依頼書を作成します。しかし、一から依頼書の構成を考えるのは手間がかかるので、テンプレートを活用して素早く文書を作成する場合が多いです。
一方、「どのようなテンプレートを使えば、作成の手間を省きつつ分かりやすい依頼書を作れるのか」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめの無料依頼書テンプレート8選を中心にご紹介します。
- すぐに使える依頼書のテンプレートを探している
- 適切な依頼書の書き方を知りたい
- WordやExcelの依頼書を管理・共有する方法を知りたい
という方はこの記事を参考にすると、依頼内容に沿った適切なテンプレートを入手できるうえ、依頼書を効率よく共有・管理する方法も分かります。
目次
依頼書とは
依頼書とは、何かを相手に対して依頼するときに作成する書類で、口頭ではなく正確に依頼内容を伝えるときに用いられます。
書類を作成すると、”言った言わない”などのトラブル防止につながります。依頼書の種類としては、「支払依頼書」「発注依頼書」「押印依頼書」などがあります。
依頼書とは言っても、種類ごとに目的などが異なるため、それぞれの場面に適したものを作成しましょう。
依頼書の基本構成
依頼書の基本構成は以下の通りです。
【依頼書の構成一例】
- 件名(依頼内容が一目で分かるタイトル)
- 前文(定型的な挨拶)
- 主文(依頼内容の説明や依頼理由)
- 末文(依頼相手へのお礼)
- 必要な伝達事項(期限や提出先)
上記の基本構成に沿えば、情報の過不足なく簡潔な文章が書けるため、依頼内容を正確に相手へ伝えられるのです。
メールで依頼書を送るときの文例
以下は、メールで業務依頼書を送るときの文例です。
株式会社△△
○○部 ○○様
お世話になっております。
株式会社○○の△△(自分の名前)です。
先日お話ししました業務依頼について、正式な依頼書を添付いたします。
下記内容をご確認のうえ、ご対応いただけますでしょうか。
【依頼内容】
業務内容:〇〇の制作
期限:〇月〇日まで
費用:〇〇円(税込)
添付ファイル:「業務依頼書_○○株式会社_2025.pdf」
ご不明点がございましたら、お気軽にお知らせください。
何卒よろしくお願いいたします。
――――――――――――――――――
△△(名前)
株式会社○○
電話:000-1111-2222
メール本文では、添付ファイルの有無を記載し、納期や期限を明記したうえで返信や確認をお願いする一文を入れると、やりとりがスムーズです。
<社外向け>おすすめの依頼書テンプレート4選
ここでは、無料で使える社外向けの依頼書テンプレートを4つご紹介します。それぞれの特徴を確認し、用途に応じて活用しましょう。
(1)問い合わせ先の記載があるテンプレート【Word】

こちらは、ビジネス文書clipが提供する問い合わせ先が記載されたテンプレートです。
上図のように、テキストの色を変えたりすることで、メリハリのついた視覚的に分かりやすい依頼書を作れます。
(2)あいさつ文が記載されているテンプレート【Word】
![[文書]テンプレートの無料ダウンロードの依頼書テンプレート](https://www.stock-app.info/media/wp-content/uploads/2024/11/プレゼンテーション2.png)
こちらは、[文書]テンプレートが提供するあいさつ文が記載されているテンプレートです。
2種類のあいさつが併記されているので、どちらかを削除して使いましょう。また、「主文に何を記載すればよいのか」コメントが記載してあるので、内容に迷わずスムーズに書き始められます。
(3)送付先の記載があるテンプレート【Excel】

こちらは、テンプレート・フリーBizが提供する送付先の記載があるテンプレートです。
大きな枠で送付先や連絡先が明記されているので、郵送での書類提出などを依頼するときに便利です。
(4)コピペして使える例文テンプレート【テキスト】
以下は、コピペして使える依頼文の例文テンプレートです。
拝啓
田中先生におかれましてはますますご活躍のこととお慶び申し上げます。
私どもは株式会社ストックの営業部でございます。突然のお願いで大変恐縮ではございますが、この度、弊社商品である「ストック」の販売拡大を目的とした、セミナーを開催することとなりました。
つきましては、田中先生に、ぜひともご講演いただきたく、謹んでお願い申し上げます。
依頼の文章の書き始めに悩む方は、上記を参考に作成しましょう。
<社内向け>お願い文書のテンプレート2選
ここでは、社内向けのテンプレートを紹介します。社内に対して依頼書を作成することが多い方は、より簡潔な体裁の以下2つのテンプレートが適しています。
(1)挨拶が省略された依頼書テンプレート【Word】

こちらは、[文書]テンプレートが提供する無料ダウンロードの挨拶が省略された依頼書テンプレートです。
社内向けのテンプレートであるため、挨拶文は省略されています。社内の人間に対して簡潔に依頼したい場面に適しています。
(2)アンケートへの協力依頼書テンプレート【Word】

こちらは、[文書]テンプレートの無料ダウンロードが提供するアンケートへの協力依頼書テンプレートです。
社内向けのアンケートを想定しているため、こちらも挨拶は省かれています。しかし、アンケートに至った経緯・理由や提出期限など、必要な項目は過不足なく記載できます。
<パターン別>依頼書テンプレート4選
以下では、場面別に使える依頼書テンプレートを4選紹介します。基本的な依頼書とは必要項目が異なるので、手元に用意しておくと便利です。
パターン1. 口座振込依頼書テンプレート【Word】
![[文書]テンプレートの無料ダウンロードの口座振込依頼書のテンプレート](https://www.stock-app.info/media/wp-content/uploads/2024/09/スクリーンショット-0006-09-04-12.45.57.png)
こちらは、[文書]テンプレートの無料ダウンロードが提供する口座依頼書のひな型です。
振込依頼書は、社員の所得に関わる重要な文書になるので、以上のようにシンプルで実用的な様式が望ましいです。
パターン2. 見積依頼書テンプレート【Excel/Word】

こちらは、ビズ研が提供する見積依頼書のテンプレートです。
見積依頼書は、取引先に提出する書類になるので、取引先の企業名を変更し忘れないように注意しましょう。また、備考欄には振込手数料が「当社負担」「先方負担」のどちらになるのか記載しておくと親切です。
パターン3. 作業依頼書テンプレート【Excel】

こちらは、登録不要のフリーテンプレートが提供する作業依頼書のテンプレートです。
作業依頼書は、すぐに作業に取り掛かれるよう、具体的な作業内容や完了希望日を明記するようにしましょう。また、「完了報告書」が一体となっているものを使えば、依頼から完了報告まで1つの文書でやり取りできます。
依頼書の共有・管理にITツールを使うべき理由
従来は、依頼書を「Excel」や「Word」で作成し、「メール」で提出するのが一般的でした。
しかし、この方法では「Excelで作成→メールにデータを添付→メール用の挨拶文を追加」といった工程が発生します。また、不備があって再提出が必要な場合、同じ手順を繰り返さなければなりません。
このように、依頼書の作成から提出までに工数がかかることで、依頼する側・受け取る側の双方にとって負担が増えがちです。したがって、「Stock」のような依頼書の共有・管理を一元化できるITツールを使って、無駄な工数を削減すべきなのです。
【必見】依頼書を最も簡単に共有・管理できるツール
以下では、依頼書を最も簡単に蓄積・共有できるツールをご紹介します。
依頼書は、WordやExcelのテンプレートを活用すれば作成時間が減るものの、テンプレートを個人のPCで管理していると、すぐに取り出せず、都度ダウンロードの手間が生じます。また、作成したファイルをメールやチャットで共有しなければならず面倒です。
そこで、「テンプレートの共有・管理が一か所で完結するツール」を使いましょう。たとえば、依頼書のテンプレートをITツールで共有しつつ、作成した依頼書も同じツールで整理すれば、業務の履歴が振り返りやすく、書類作成の時短にもつながります。
ただし、検索機能が不十分なツールでは、さまざまな文書の中から欲しい依頼書をなかなか見つけだせません。したがって、テンプレートの登録機能を備えているうえに、優れた検索機能があるツール「Stock」が最適なのです。
Stockに、WordやExcelのテンプレートのフォーマットを登録すれば、いちいちダウンロードしなくても、そのままStock上で利用できます。また、依頼内容ややりとりの履歴もStockに蓄積できるので、業務の抜け漏れも防げます。
依頼書の管理・共有に最適なツール「Stock」

/ 情報ストック、タスク管理、メッセージ機能 /
チームの情報を、最も簡単に管理できるツール「Stock」
Stockは、社内のあらゆる情報を、最も簡単に「管理」できるツールです。「社内の情報を、簡単に管理する方法がない」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート」の機能を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITの専門知識がなくてもすぐに使える
「ITに詳しくない65歳の方でも、何の説明もなく使える」程シンプルです。
- 社内のあらゆる情報を、最も簡単に「ストック」できる
作業依頼、議事録・問い合わせ管理など、あらゆる情報を一元管理可能です。
- 驚くほど簡単に、「タスク管理」「メッセージ」もできる
直感的な操作で、「タスクの担当者・期日の設定」と「メッセージでのやりとり」が可能です。
<Stockの口コミ・評判>
![]() 塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』がある弊社にも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
![]() 竹原陽子さん、國吉千恵美さん
リハビリデイサービスエール |
「会社全体が、『Stock(ストック)さえ見ればOK』という認識に180度変わった」 ★★★★★ 5.0 特に介護業界では顕著かもしれませんが、『パソコンやアプリに関する新しい取り組みをする』ということに対して少なからず懸念や不安の声はありました。しかしその後、実際にStock(ストック)を使ってみると、紙のノートに書く作業と比べて負担は変わらず、『Stock(ストック)さえ見れば大半のことが解決する』という共通の認識がなされるようになりました。 |
![]() 江藤 美帆さん
栃木サッカークラブ(栃木SC) |
「ナレッジが属人化しやすいプロスポーツクラブには、Stockを非常に強くお勧めします!」 ★★★★★ 5.0 元々悩んでいた『ナレッジがブラックボックス化してしまう』という問題が、驚くほどうまく解消されました。 『Stockさえ見れば、すぐに必要な情報を把握できる』という状況を作り出すことに成功し、明らかに生産性が向上しました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :500円/ユーザー/月
- エンタープライズプラン :1,000円/ユーザー/月
※最低ご利用人数:5ユーザーから
依頼書を書くときのポイント
ここでは、依頼書を書くときのポイントを2つ紹介します。
- 依頼する目的を明確にする
- 5W1Hを意識する
依頼の目的を明確にして、なぜ相手に依頼する必要があるのか伝えましょう。依頼の理由や背景を伝えることで、相手から協力してもらいやすくなります。
5W1Hを意識すると、情報の抜け漏れが防げます。特に社内向けの依頼書の場合、体裁ではなく内容を正しく伝えることを重視しましょう。
上記の2点は確実に押さえるようにしましょう。
依頼書を作成する時の注意点
依頼書を作成する際は、以下の2点に注意しましょう。
- 期日の設定
- 目的の記載
期日の設定をしておかなければ、依頼相手は重要度が低いと考え、対応を後回しにする可能性があります。また、依頼する時点でスケジュールが未確定であっても、大まかな期日は設定するようにしましょう。
依頼する相手との認識のズレを防ぐために、目的・背景は記載しましょう。また、目的の不明瞭な依頼では、依頼相手からの同意を得づらいです。
2点とも業務を円滑に進めるうえで重要であるため、抜け漏れのないようにしましょう。
おすすめの無料依頼書テンプレートまとめ
これまで、依頼書の基本構成やおすすめの無料テンプレートを中心に解説しました。
依頼書はWordやExcelのテンプレートを使えば、作成時間を短縮できます。しかし、ファイルの共有には別のツールが必要なうえ、ファイル管理が煩雑になり、必要なときに欲しいテンプレートがすぐに見つかりません。
そこで、依頼書テンプレートの共有・管理をすべてを一元化できるツールを使いましょう。また、過去の依頼内容や経緯を確認できるツールであれば、業務を管理しやすいので、依頼の抜け漏れを減らせます。
したがって、自社で利用すべき情報共有ツールは、WordやExcelのテンプレートをそのまま保管できて、過去の依頼内容の情報共有も可能なツール「Stock」一択です。
ぜひ「Stock」を導入して、依頼書の共有・管理を効率化しましょう。