昨今では、予定や期限付きのタスクを忘れないように、スケジュール管理アプリを利用して予定を管理する企業が増えています。たとえば、「Lifebear(ライフベア)」はスケジュール・タスク管理機能を備えたツールのひとつです。
しかし、「Lifebearの導入を検討しているものの、具体的な機能や使用方法が分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
本記事では、Lifebear(ライフベア)の使い方や評判・料金を網羅的にご紹介します。
- Lifebearの特徴や使い方を理解したい
- スケジュールをより効率的に管理・共有したい
- Lifebearの「Web版」の提供が終了するので、乗り換え先を探している
という方はこの記事を参考にすると、Lifebearの概要が分かるだけでなく、自社に導入すべきかも判断できます。
目次
【Web版がサービス終了!?】Lifebear(ライフベア)とは
以下では、Web版のサービス終了を発表したLifebear(ライフベア)の概要を解説します。今後も使い続けられるか、機能や特徴を確認しましょう。
LifebearのWeb版のサービス終了について
Lifebearとは、株式会社ライフベアが運営する「カレンダー」と「スタンプ」が人気の電子手帳アプリです。
iPhoneやAndroidから利用できるスマホアプリ版とパソコンから利用できるWeb版がありましたが、2025年12月中旬にWeb版の提供を終了すると発表しました。サービス終了の理由としては、「スマートフォンアプリ版の開発および改善に集中するため」と公表されています。
そのため、パソコンとスマホで情報を同期したい場合は、「Stock」など、他のメモツールへの移行も検討する必要があります。
参考:Lifebearの公式サイト>Web版サービス終了のお知らせ
「Lifebear」と「他の手帳アプリ」の違い

Lifebearでは、スケジュールに関するあらゆる情報を一元管理できる点が他の手帳アプリとの違いです。そのため、カレンダーアプリ・タスク管理アプリ・日記アプリなど、個別にアプリを使い分ける必要がなく、加えて、無料でほとんどの機能を使える点も特徴です。
また、iOS・Android版が用意されており、スマホやタブレットなどから利用できます。そのため、外出先でもスマホで簡単に予定を確認できて便利です。
このように、「スケジュール管理に便利な機能を無料で使えて、スマホやタブレットからアクセスできる点」がLifebearと他の手帳アプリの違いです。
Lifebearの機能
Lifebearには、以下の機能が備わっています。
- カレンダー
- ToDo
- ノート
- 日記
- スタンプ・着せ替え
ToDoや日記と連携して、その日の出来事やタスクをカレンダーを見るだけで確認できます。また、予定の色分けも可能です。
ToDoリストを作成する機能です。期限を設定するとカレンダーに表示することもできます。
メモのように、書き留めたいことを保存できる機能です。ノートには画像を添付することもできます。
1日1つ、ちょっとしたメモや日々の記録を残すことができます。
2,000種類以上のスタンプ、100種類以上の着せかえが搭載されており、自由なデザインでオリジナルの手帳を作ることができます。
このように、Lifebearには、スケジュール管理に便利な多くの機能が備わっています。ただし、個人利用向けのツールなので、チャット機能などの情報共有機能はありません。
したがって、複数人で仕事を進める場合には、お互いのToDoリストを「ノート」で共有しつつ、ノートに紐づけてメッセージできる「Stock」のようなツールを使って、社内のコミュニケーションを円滑にしましょう。
Lifebearでスケジュール管理するメリット
Lifebearを使うメリットは、以下の3点です。
- 手帳に必要な機能がすべてまとまっている
- iPhone/Androidに対応している
- 自分好みにアレンジできる
Lifebearでは、スケジュールを管理するだけでなく、ノート機能や日記機能が使えるので、用途ごとにアプリを使い分ける必要がありません。
Lifebearは、iOS/Androidアプリ版があり、スマホ、タブレットなどの異なる端末から同じカレンダーを確認できます。
Lifebearには2,000種類以上のスタンプがあり、カレンダーの好きなところに貼れます。また、スタンプに予定を登録できるので、カレンダーを自由にアレンジして楽しめるのです。
以上のように、スマホやタブレットから使えて、自分好みにカスタマイズできる手帳アプリを探している方に適したツールです。
Lifebearのカレンダー・予定は共有できる?
Lifebearのカレンダー・予定は、以下2つの方法で共有可能です。
- 1つのアカウントに複数人でログインする
- Googleカレンダーと同期させる
方法についてはLifebear公式ヘルプページに記載されています。カレンダーだけでなくすべての情報が共有される点と、各自で色分けなどをしてカレンダーを管理する必要がある点に注意が必要です。
Googleカレンダーでカレンダーを共有し、Lifebearに表示させることでカレンダーの共有が可能になります。
しかし、どちらの方法においてもチームのプロジェクトの進捗管理やメンバーのタスク管理はできません。そのため、Lifebearはビジネスの場面には不向きであると言えます。
Lifebearの使い方
以下では、Lifebearの使い方を実際の使用画面を用いて説明します。Lifebearを使いこなしたい方は必見です。
登録・ログイン方法
まずは、Lifebearのトップページからメールアドレスを登録します。既に登録が完了している方は、右上のログイン画面からログインしましょう。

つぎに、登録したメールアドレス宛に送られる認証コードとパスワードを設定すれば会員登録完了です。

予定を登録する
まずは、Lifebearの [ calendar ] のボタンを押して、カレンダーを表示します。そして、予定を入れたい日を選択すると、画面のように予定の詳細を入力するポップアップが表示されます。

予定の詳細を入力して、 [ 作成 ] を押したら予定の作成完了です。カレンダーにこのように予定が追加されます。

さらに、予定は分類ごとに色を変えることもできます。まず、左側のサイドバーにある [ +作成 ] ボタンを押します。

すると、色とその色に設定する文言を入力できます。たとえば、「打ち合わせは青」など、自分で好きなように設定することができます。

色の分類を設定できたら、スケジュールの分類にその設定が追加されるので、選択すると、予定の色を変更できます。

また、ひとつのアカウントに複数人でログインすれば、予定を共有できます。ただし、他のアカウントと予定を共有する機能はありません。
タスクを登録する
タスクを登録する場合も、まずは [ calendar ] を押してカレンダーを開き、タスクを設定したい日付を選択します。すると画像のようなポップアップが表示されるので、 [ タスク ] を選択します。

タスク詳細を入力して [ +作成 ] を押すとタスクの登録が完了します。
また、タスクは [ ToDo ] のタブを選択すると、タスクのみ一覧で確認することもできます。

しかし、Lifebearは個人向けのアプリであるため、ほかのメンバーのタスクを確認できません。そのため、ビジネスでLifebearを利用する場合は、「Stock」のような社内のメンバーのタスクの進捗状況を把握できるアプリを導入しましょう。
Googleカレンダーと同期する
Googleカレンダーと同期する場合は、まず、画面右上の [ 設定 ] を選択します。

すると、カレンダー設定変更の画面が表示されるので、 [ Googleカレンダーと同期する ] を押します。

次に、連携するアカウントの選択画面が現れるので、カレンダーを連携したいアカウントを選択しましょう。

選択すると、アクセス権の付与を求められるので [ 続行 ] を押します。

すると、カレンダー設定が、「現在同期しています」という表記に変わります。表記が同期中になったことを確認したら、 [ 保存 ] を押して、設定完了です。

ウィジェットをカスタマイズする
iOS14以降に搭載されているウィジェット機能で、予定やタスクをスマホのホーム画面で確認することができます。設定方法は以下の通りです。
まず、ホーム画面の空いている箇所を長押しします。すると、ホーム上のアプリを並べ替えられる状態になるので、上部の隅に表示されている[ + ]をタップします。

次に、[ ウィジェットを検索 ]でアプリ名を入れるか、下の方にスクロールしてアプリ一覧から選択して、ウィジェットを追加します。

すると、ホーム画面でLifebearに登録した予定やタスクを確認できるようになりました。

ウィジェット機能は、無料でも利用できます。以上の操作を参考に、Lifebearに登録した予定をホームから確認できるようにしましょう。
【無料版でできることとは?】Lifebearの料金プラン一覧表
Lifebearでは、以下3つの料金プランが用意されており、無料でも利用できます。
| 無料プラン | ベーシックプラン | プレミアムプラン | |
|---|---|---|---|
| 月額料金 |
¥0/月 |
¥360/月 |
¥600/月(月払い) |
| 広告の非表示 |
× |
○ |
○ |
| スタンプ・着せかえ取り放題 |
× |
○ |
○ |
| 画像アップロード容量 |
60MB/月 |
1GB/月 |
10GB/月 |
| 検索期間 |
過去1年分 |
過去1年分 |
過去50年分 |
| ToDoリスト作成 |
10個まで |
10個まで |
無制限 |
このように、Lifebearはほとんどの機能を無料で使えますが、有料プランにすると容量の上限を広げたり、スタンプ・着せかえを取り放題で使用したりできます。また、1年以上情報を管理したい方はプレミアムプランを選択しましょう。
【これで解決】ビジネスシーンに最適なタスク管理アプリ
以下では、ビジネス用途での利用に最適なタスク管理アプリをご紹介します。
Lifebearは、スケジュール管理、ToDo、ノート、日記機能を備えており、紙の手帳を電子化したような便利なツールです。ただし、個人向けのアプリのため、複数人で予定を共有したい場合には、Google連携を使うといった手間がかかります。
また、タスク管理の点でも、各メンバーが持つタスクの状況が分からないため、ビジネスシーンには不向きです。したがって、プライベートではLifebear、ビジネスには「タスク管理機能を備えた情報共有ツール」というように棲み分けて使いましょう。
結論、自社が導入すべきなのは、誰でも簡単に使いこなすことができ、タスクを含むあらゆる情報をチームで管理・共有できるアプリ「Stock」一択です。
Stockの「ノート」に情報を記載すると、リアルタイムで任意のメンバーに共有されます。また、ノートに「タスク」を紐づけて背景情報と一緒に管理できるほか、メンバーのタスクも一覧で確かめられるので、チームのスケジュール調整にも役立つのです。
誰でも簡単にタスクを管理できるアプリ「Stock」
/ 情報ストック、タスク管理、メッセージ機能 /
チームの情報を、最も簡単に管理できるツール「Stock」
Stockは、社内のあらゆる情報を、最も簡単に「管理」できるツールです。「社内の情報を、簡単に管理する方法がない」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート」の機能を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITの専門知識がなくてもすぐに使える
「ITに詳しくない65歳の方でも、何の説明もなく使える」程シンプルです。
- 社内のあらゆる情報を、最も簡単に「ストック」できる
作業依頼、議事録・問い合わせ管理など、あらゆる情報を一元管理可能です。
- 驚くほど簡単に、「タスク管理」「メッセージ」もできる
直感的な操作で、「タスクの担当者・期日の設定」と「メッセージでのやりとり」が可能です。
<Stockの口コミ・評判>
塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
|
「強烈な『ITアレルギー』がある弊社にも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
竹原陽子さん、國吉千恵美さん
リハビリデイサービスエール |
|
「会社全体が、『Stock(ストック)さえ見ればOK』という認識に180度変わった」 ★★★★★ 5.0 特に介護業界では顕著かもしれませんが、『パソコンやアプリに関する新しい取り組みをする』ということに対して少なからず懸念や不安の声はありました。しかしその後、実際にStock(ストック)を使ってみると、紙のノートに書く作業と比べて負担は変わらず、『Stock(ストック)さえ見れば大半のことが解決する』という共通の認識がなされるようになりました。 |
江藤 美帆さん
栃木サッカークラブ(栃木SC) |
|
「ナレッジが属人化しやすいプロスポーツクラブには、Stockを非常に強くお勧めします!」 ★★★★★ 5.0 元々悩んでいた『ナレッジがブラックボックス化してしまう』という問題が、驚くほどうまく解消されました。 『Stockさえ見れば、すぐに必要な情報を把握できる』という状況を作り出すことに成功し、明らかに生産性が向上しました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :500円/ユーザー/月
- エンタープライズプラン :1,000円/ユーザー/月
※最低ご利用人数:5ユーザーから
Lifebearの評判・口コミ
ここでは、Lifebearを実際に利用したユーザーの声をご紹介します。第三者の客観的な口コミを参考に、自社で導入すべきか判断しましょう。
※こちらで紹介する評判・口コミはGoogle Playより引用しております。
Lifebearの良い評判・口コミ
はじめに、Lifebearの良い評判・口コミをご紹介します。ユーザーからは「複数端末で使えるのが良い」「予定を見やすくまとめられる」との声が上がっています。
山下裕資、投稿日:2025年4月16日細部まで考えられた作りは秀逸で使いやすいアプリです。メインどころのカレンダーアプリは大抵試しましたが、Googleカレンダーを除いて機能的にはトップのアプリです。
f.Ohashi、投稿日:2025年1月31日8年ほど使わせて貰ってます。スマホでもパソコンでも利用可能で同時利用も可能なのでかなり助かってます。ウェジットもGoogleより選べるので助かります。
tokage leopa、投稿日:2024年12月2日予定を色分けできる、ToDoリストが使える。このシンプルな2点が自分にはちょうどいいです。
Lifebearの改善点に関する評判・口コミ
次に、Lifebearの改善点に関する評判・口コミをご紹介します。ユーザーからは「エクスポート機能がほしい」「直感的に使えない」などの意見が見られます。
Mikuni Narihira、投稿日:2025年7月8日エクスポート機能が欲しい。Web版が使えなくなると聞き、乗り換えを考えながらエクスポートを探したができないらしい。
kanna、投稿日:2025年2月15日一度スタンプをダウンロードしたら、削除できなかったり、希望のスタンプを見つけにくかったり、セットでダウンロードしないといけなかったり、スタンプの機能にちょっと不満です。
ちぃ、投稿日:2024年10月31日機能的にはすごく充実して良いアプリだと思いますが、終日の予定が白文字なのが見辛くて使用を断念しました。 パックの色に応じて白or黒文字を使い分けできたら良かったのに。
Lifebearは安全?過去に起きた情報漏えいとは
Lifebearは2019年3月18日に、第三者の不正アクセスによってユーザーの情報が不正に取得されたと発表しました。
具体的には、不正アクセスによってユーザーのアカウント名やメールアドレスなどが流出しています。また、情報漏えいが発生した原因は、以前に運用していたデータベースの障害対応用のアクセス経路の脆弱性にあったと判明しています。
現在は、不正アクセスの原因となった通信経路は遮断され、セキュリティを強化した新しい内部システムに移行済みです。ただし、ビジネスに利用する場合は、高セキュアなツールでの情報管理を徹底するべきです。
したがって、業務スケジュールやタスクを管理したい場合は、「国際セキュリティ規格ISO27001(ISMS)」を取得しているかを軸にアプリを導入しましょう。
Lifebear(ライフベア)の使い方や口コミ・評判まとめ
これまで、Lifebearの使い方や評判を中心にご紹介しました。
Lifebearは、シンプルな操作で、スケジュール・タスク管理ができます。ただし、個人向けのツールであるうえ、「予定とタスクの見分けがつかない」といったデメリットもあり、タスクの抜け漏れを起こしやすいのです。
とくに、ビジネスで利用する場合、タスクの抜け漏れは重大なトラブルにつながりかねないので、「正しくタスク管理できるアプリ」を導入して作業を進めましょう。また、社内全員が使うことを前提に「誰でも簡単に使えるか」も重視する必要があります。
結論、自社が導入すべきは、非IT企業の65歳以上の方でも直感的にタスクを管理できる「Stock」一択です。Stockの「ノート」「タスク」「メッセージ」機能を使えば、情報共有やToDo管理、日報作成としても活用することができます。
ぜひ「Stock」を導入し、社内全体で正しくタスク管理しましょう。


