起業すると、本来の業務に加えバックオフィス関連の作業など、日々さまざまな業務をこなす必要があります。事業成功に向けて行うべき業務が多々ある一方で、業務負担が増えるのは避けなくてはなりません。
起業に伴う業務負担を軽減するには、ITツールの導入が有効です。しかし、多数のITツールがあるなかで「どのようなツールを導入するべきか分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、起業時の事業サポートに役立つおすすめのITツールと導入時のポイントを紹介します。
- 起業するにあたり、どのようなツールを導入すべきかわからない
- ポイントを押さえて、最も費用対効果の高いツールを選びたい
- 起業時の事業サポートに役立つITツールを導入し、効率よく事業を進めたい
という方は今回の記事を読むと、事業を効率的に進めるツールの選定ポイントがわかり、自社に最適なツール導入ができるようになります。
起業時にツールを導入する際のポイント
以下では、起業時にツールを導入する際の選定ポイントを解説します。
目的無しにツールを導入するだけでは、十分な効果は発揮できません。したがって、下記のポイントを押さえたツール選定を行いましょう。
導入する目的を明確化する
まずは、ツールを導入する目的を明確化しましょう。
ツールを導入する最大のメリットは、ツールの利用により業務が効率化し、本来すべき業務に十分なリソースが割けるようになることです。
そのためには、どの業務を効率化するかを明確にする必要があります。ただし、「経理を効率化したい」などのように漠然とした目的ではなく「経理作業である請求書の発行を効率化したい」のように細分化しましょう。
このように、目的を明らかにしておけば、どのようなツールを選定すればいいのかが具体的に可視化されるので、最適なツール選択が行えます。
低価格で始められるか確認する
導入を検討しているツールが、低価格で始められるか確認することも重要です。
とくに、起業当初はツールに高額な費用をかけることが難しいので、初期費用やランニングコストを低価格で抑えられるものを選ぶ必要があります。
また、プランアップによって利用人数や機能が拡張できるツールを選択すれば、事業規模が拡大してからも継続して利用可能です。
専門的な知識が不要なツールを選ぶ
専門的な知識がなくても利用できるツールを選ぶことも大切です。
ツールの利用に専門知識が必要なツールの場合、知識を習得するために膨大な時間が必要です。とくに、業務負担が大きい起業時には、知識の習得に時間がかかるとほかの業務に影響が出るので、避けるべきと言えます。
したがって、専門的な知識がなくとも使いこなせるような操作性が簡単、かつシンプルなツールを選ぶのが重要です。
【ジャンル別】起業時に導入すべきツール11選
以下では、起業時に導入すべきツールをご紹介します。
起業時に導入すべきは「専門的な知識が不要で使いやすいツール」でなくてはなりません。とくに、複数人で起業する場合には、難しいツールを選んでしまうと使いこなせないメンバーが出る可能性があるため、より注視すべきポイントと言えます。
したがって、誰でも簡単に使いこなせるツールを使いましょう。なかでも、「チームの情報共有を効率化できるツール」であれば、起業後の営業活動でも継続して利用可能、かつ別途ツールを導入して教育し直す必要もなくなります。
結論、起業時に導入すべきツールは、非IT企業の社員でも簡単に使いこなせるうえ、情報共有の側面から事業をサポートする情報共有ツール:「Stock」一択です。
Stockの「ノート」に、議事録や顧客情報などの情報を蓄積・共有できます。また、ノートに紐づく「メッセージ」で、情報を錯綜させることなくチームメンバーと営業活動に関するやりとりも行えます。
【Stock】チームの情報共有・管理を効率化できるツール

「Stock」|チームの情報を最も簡単に残せるツール
Stockは、チームの情報を最も簡単に残せるツールです。「チャットツールだと情報が流れていき、ファイル共有だと面倒」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート機能」を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITに詳しくないチーム向けのツールITの専門知識がなくても問題なく、簡単に始められます。
- とにかくシンプルで、誰でも使える余計な機能は一切なくシンプルなツールなので、誰でも簡単に情報を残せます。
- 驚くほど簡単に「情報ストック」と「タスク管理」ができる社内の共有情報等の「情報ストック」が驚くほどしやすく、さらに直感的な「タスク管理」も可能です。
<Stockの口コミ・評判>
![]() 池本 健太郎さん きずな綜合会計事務所 |
「会計事務所内の『情報ストック』と『タスク管理』が、すべてStock上で完結しています」 ★★★★★ 5.0 少なくとも会計事務所であれば、どこの事務所であっても大幅に業務効率を改善できると思います。しかし会計事務所に限らず、フォルダ階層形式でサクサクと情報共有したり、または簡単にタスク管理したいチームであれば、どこにも強くオススメできます。 |
![]() 塩出 祐貴さん 松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』があるチームでも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
![]() 西尾 太初さん 株式会社ハピネス |
「LINEだと情報が流れていってしまう問題が、一気に解消されました!」 ★★★★★ 5.0 従来使っていた『LINE』だと、情報が流れていってしまうので、後から過去の『営業の打ち合わせ記録』を振り返ることはできませんでした。しかし、Stock(ストック)を導入した後は、すべての『営業の打ち合わせ記録』が『ノート単位』で整然と管理されており、過去の営業記録にも即座にアクセスできます。過去に『いつ・誰と・何を』話したかが明確に分かるようになったので、2回目、3回目の営業戦略を立てられるようになりました。 |
<Stockの料金>
https://www.stock-app.info/pricing.html
登録から30日間は、全ての機能を無料で試すことができます。
また、トライアル期間終了後も、累計20ノートまでは永年無料で利用できます。
【Eight Team】名刺管理ツール

Eight Teamの特徴
Eightは、無料で名刺管理ができるツールです。常に最新の名刺情報がクラウド上で管理できるため、クライアントや見込み顧客の管理に利用可能です。名刺をスマホで撮影するだけで内容が保存でき、名刺管理が効率化するのが特徴です。
Excelなどのファイルやほかのツールで管理している名刺情報をスムーズに移行できます。
Eight Teamの注意点
- 名刺の一括登録はできない
- 読み込みミスがある
名刺の一括登録ができないので、ひとつずつ写真をとる必要があります。
名刺スキャンの精度が不十分であり、読み込みミスが発生することがあります。
Eight Teamの料金体系
- 1チームあたり12,000/月(11名以降はアカウント料が発生します。)
【Zoom】web会議ツール

Zoomの特徴
- 安定的に利用できる
- ウェビナーにも使える
Zoomは、高音質かつ高画質なweb会議を、通信環境の影響を受けることなく安定的に利用できるのが特徴です。
会議など双方向のコミュニケーションだけでなく、ウェビナー(オンラインセミナー)にも利用できます。
Zoomの注意点
- 無料プランの利用制限が厳しい
- 十分なセキュリティ対策が必要
無料プランの場合、3人以上の連続通話は40分までに制限されるので、大人数での会議を頻繁に行う場合、有料プランへの加入が必須です。
ミーティングIDとパスコードを知っていれば誰でも会議に参加できるため、十分なセキュリティ対策を講じる必要があります。
Zoomの料金体系
- 基本:0円
- プロ:2,000円/月/ライセンス
- ビジネス:2,700円/月/ライセンス
- ビジネスプラス:3,125円/月/ライセンス
- 企業:2,700円/月/ライセンス
オーディオ カンファレンスや大規模ミーティングを行うには別途有料オプションへの加入が必要です。
【マネーフォワード クラウド】クラウド型経費精算システム

マネーフォワード クラウドの特徴
- 経費精算を効率化できるツール
- 数値の打ち込み作業が不要になる
マネーフォワード クラウドは、経費精算にかかる時間を効率化できるクラウド型経費精算システムです。営業活動での経費など、毎月時間のかかる経費精算の手間を大幅に削減できます。
レシートの自動読み取りや、交通系ICカードとの連携ができます。
マネーフォワード クラウドの注意点
- ブラウザ画面の表示が大画面向けになっている
- 帳票の出力に手間がかかる
ブラウザ画面の表示が大画面向けになっており、ノートパソコンや小さい画面のパソコンでの利用の際には使いにくいというユーザーの声があります。
帳票を出力するには、エクスポートボタンを押してファイルを作成してからダウンロードページにアクセスしなくてはならず、手間がかかる点に注意しましょう。
マネーフォワード クラウドの料金体系
- スモールビジネス(メンバー3名以下推奨):2,980円/月
- ビジネス(メンバー4名以上50名以下推奨):4,980円/月
- IPO準備/中堅〜上場企業:要問合せ
【formrun】メールフォーム作成・顧客管理ツール

formrunの特徴
- 問い合わせフォームを自由に作成できる
formrunは、メールフォームの設置から顧客管理までが無料で使えるツールです。テンプレートから選択するだけで簡単に問い合わせフォームを作成でき、自由度が高いのが特徴です。
SlackやChatworkなどほかのツールにも問い合わせ状況を通知するように連携可能なので、問い合わせ発生時に素早く対応できます。
formrunの注意点
- アンケートや投票には向かない
- レイアウトが崩れることがある
あくまで問い合わせ管理に利用するものなので、Googleフォームのようにアンケートや投票機能としては使えません。
フォーム作成時、特定の項目で改行するとレイアウトが崩れることがあるという口コミがあります。
formrunの料金体系
- FREE:0円
- BEGINNER:3,880円/月
- STARTER:12,980円/月
- PROFESSIONAL:25,800円/月
【SmartHR】人事情報管理ツール

SmartHRの特徴
- 人事情報を簡単に管理できる
- 人事データ活用にも役立てられる
SmartHRは、社内の人事情報をクラウド上で管理できるソフトです。従業員の情報を入力するだけで、役所への提出書類などが自動で作成できます。
SmartHRに蓄積した人事データを基にグラフを作成でき、今後の人材採用や人員計画に活用できます。
SmartHRの注意点
- 入力内容を制御できない
- アプリの提供がない
入力に不備があった場合でも登録できてしまうので、利用の際には注意が必要です。
スマホやタブレットの場合、情報を確認する際には都度ブラウザを開く必要があるので注意しましょう。
SmartHRの料金体系
- 詳細な料金については、問い合わせが必要です。
【freee】クラウド会計ツール

freeeの特徴
- 経理業務をスムーズに進められる
- 会計ソフトと連携した機能が豊富に揃っている
freeeは、無料から使えるクラウド会計ツールです。日々の経理情報などをあらかじめ入力しておくと、決算などの時期に余計な業務が発生するのを防げます。
経理以外にも、クラウドの給与計算や、マイナンバー管理などの機能が利用できます。
freeeの注意点
- 最低限の知識は必要
- エラーが多い
freeeの導入によって経理処理の自動化ができますが、そのための設定や運用には専門の知識が必要です。
処理を行う際にエラーが起こることが多く、作業スピードに影響が出るとの口コミがあります。
freeeの料金体系
- ミニマム:1,980円/月
- ベーシック:3,980円/月
- プロフェッショナル:39,800円/月
【MISOCA】帳票作成サービス

MISOCAの特徴
- 請求書業務を効率化できる
- 操作が簡単
MISOCAは、クラウドの見積書・納品書・請求書の作成サービスです。書類の作成から郵送、入金までを一括管理できます。
シンプルな操作で必要な情報を入力するだけで、書類を作成できるのが特徴です。
MISOCAの注意点
- 複数請求書をまとめて送付できない
- テンプレートの種類が少ない
同一担当者へ複数の請求書を作成する場合、まとめてメール送付できず、1通ずつに分かれて送付されるので注意が必要です。
請求書のテンプレート数が少なく、自社仕様へカスタマイズして使いづらいという口コミがあります。
MISOCAの料金体系
- 無料プラン:0円(月間請求書作成5通まで)
- プラン15:8,000円/年(月間請求書作成15通まで)
- プラン100:30,000円/年(月間作成書作成100通まで)
【クラウドサイン】クラウド契約サービス

クラウドサインの特徴
- 契約書の締結がWeb上で完結する
- ツールを組み合わせて利用できる
クラウドサインは、Web上だけで契約書などの締結ができるクラウド契約サービスです。押印などのフローが簡素化されて契約がスムーズになるほか、締結した契約書の管理も簡単になります。
ツール連携が行え、Salesforceなどのツールと組み合わせて利用できるのが特徴です。
クラウドサインの注意点
- ドキュメント管理機能が十分でない
- 情報の修正が難しい
ドキュメント管理も行えますが、フォルダ分けや細かい管理権限が付けられないので情報が管理しずらく、別途ツールを併用する必要があります。
作成後の契約書を修正する場合、一度PDF化してから修正しなくてはならず、手間がかかるという口コミがあります。
クラウドサインの料金体系
- Light:10,000円/月(税抜)
- Corporate:28,000円/月(税抜)
- Enterprise:要問合せ
【Wantedly】ビジネスSNSツール

Wantedlyの特徴
- 人材の募集もできるビジネスSNS
- 企業に関する情報が細かく記載できる
Wantedlyは、月間200万人が利用しているビジネスSNSです。SNS上で人材の募集ができるので、採用ツールとしても活用可能です。
会社情報だけでなく、現在の事業や今後の事業計画についても掲載できるのが特徴です。
Wantedlyの注意点
- メッセージを複数人に送れない
- 継続的な運用が難しい
1人ずつにしかメッセージを送れないため、スカウトメールを複数人に送付したいという場合手間がかかります。
会社のメインページや募集記事などをすべて自社で作成する必要があり、定期的に更新して運用していくのが難しいという口コミがあります。
Wantedlyの料金体系
- 詳細な料金については問い合わせが必要です。
【ペライチ】ホームページ作成サービス

ペライチの特徴
- ホームページを簡単に作成できる
- ホームページに合わせた機能が豊富に揃っている
ペライチは、高品質なホームページを簡単に作成できるホームページ作成サービスです。豊富なテンプレートから選ぶだけで自分だけのホームページをすぐに作成できます。
決済機能や予約システム機能があり、作成したページをそのままビジネスに生かせるのが特徴です。
ペライチの注意点
- 過去バージョンの管理はできない
- ページ数が制限されている
手軽に更新できる一方で、過去バージョンの管理機能はないので「以前のデザインに戻したい」という場合は再度作り直す必要があります。
プランごとに保有できるページ数が異なり、コンテンツ量の多いホームページが作成できない注意点があります。
ペライチの料金体系
- スタートプラン:0円
- ライトプラン:1,628円/ユーザー/月
- レギュラープラン:3,278円/ユーザー/月
- ビジネスプラン:4,378円/ユーザー/月
- ビジネス+プラン:7,678円/ユーザー/月
起業時に導入すべきおすすめツール11選と選定ポイントまとめ
これまで、起業時に導入すべきツール11選と選定ポイントを解説しました。
ツール導入時には、自社の課題を明確にしてから効率化したい項目に合わせてツールを選定する必要があります。また、起業時だけでなく起業後の営業活動も見据えるためにも、日々の業務で必ず取り扱う「情報」の管理に注目してツールを選ぶべきです。
しかし、多機能な情報管理ツールではチームメンバーが使いこなせず、ほかのツールを使って情報を管理するようになる可能性があります。そこで、誰でも簡単に使いこなせる、かつシンプルに情報を管理できるツールを選びましょう。
たとえば、Stockのように、ITリテラシーを問わず利用可能で、情報の一元管理を簡単に実現できるツールであれば、チームへスムーズに浸透し、起業時の業務負担軽減にも貢献します。
無料登録は1分で完了するので、是非「Stock」を導入して、自社の事業を効率的に進めましょう。