近年では、研修用教材やマニュアルなどの資料を全社的に周知するときに、動画を活用する企業が増えています。ナレッジの共有に動画を用いると、視聴側が直感的に内容を理解できるメリットがあるのです。
なかでも、「ClipLine(クリップライン)」は人気の動画型マネジメントツールのひとつです。しかし、「ClipLineの特徴や機能が分からず、導入に踏み込めない」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ClipLineの使い方や料金・評判を中心にご紹介します。
- ClipLineを活用するイメージを深めたい
- 自社への導入すべきかを検討したい
- 社内のナレッジ共有に最適のツールを探している
という方はこの記事を参考にすると、ClipLineの活用方法が分かるので、社内のナレッジ共有のために導入すべきか判断できます。
目次
ClipLineとは

ClipLineとは、本部と現場を結びつける動画型マネジメントツールです。オペレーションや情報・ノウハウを短尺動画として発信でき、組織内の業務改善を支援します。
ClipLineの特徴
ClipLineの特徴は、動画を介して配信側と視聴側でコミュニケーションがとれることです。
ClipLineは、アルバイトを含めた現場の全スタッフにIDを付与することで、本部からの動画を一斉に配信できます。さらに、現場から動画内容の実施レポートやフィードバックを本部へ発信するなど、双方向のやりとりを実現します。
以上のように、ClipLineは動画を介したやりとりによって、組織の一体感を高めるのです。
ClipLineの機能
ClipLineには、以下の5機能があります。
- Clip
- ToDo
- レポート・レビュー
- 組織管理・学習進捗管理
- テスト・アンケート機能
研修やマニュアル用に短尺動画を撮影し、発信できます。
組織や階層、個人ごとに教育カリキュラムを設計できます。
従業員の自己学習へのフィードバックができ、コミュニケーション機能も備わっています。
学習履歴や進捗状況を集計し、データを活用します。
従業員の学習内容に対する理解度や習熟度を測定します。
以上の機能により、ClipLineを使うと現場の従業員を効率的にマネジメントでき、生産性向上に貢献します。
ClipLineの使い方
ここでは、ClipLineの使い方を解説します。以下の使い方を押さえ、自社での活用イメージを深めましょう。
(1)Clip

用途やシーン別の短尺動画を配信し、ナレッジ共有を支援します。
従業員は受信した動画や資料を繰り返し視聴でき、時間や場所を選ばず効率的に自己学習を進められます。そのため、繁忙期の人手不足やテレワークなどの事情により、対面での研修が難しい場合でも、十分な教育が可能です。
また、短尺動画やPDFファイルをアップロードするのに容量制限はありません。さらに、動画の撮影や編集の経験がないチームは、動画の制作をClipLine映像専門チームへ委託できるので、安心してツールを利用できます。
(2)ToDo

現場に応じて課題を出すことができます。
たとえば、課題のクリア条件を「視聴」や「実践の投稿」など、動画ごとに柔軟に調整することで、現場のナレッジ共有を徹底します。さらに、各現場ごとに「情報投稿」を課題として設定すれば、本社の社員が離れた現場の状況を把握できるので、マネジメントにも役立ちます。
また、課題として「工夫や発見を投稿する」を設定すると、本部だけでなく、ほかの現場へナレッジを横展開できます。このように、ToDoで課題を設定すると、社内のナレッジ共有を効率化につながるのです。
(3)レポート・レビュー

従業員がToDoへ投稿した動画やレポートに対する評価ができます。
従業員がアップロードした投稿に対して、本部や現場の指導者からOK/NG判定やコメント、いいねを残せます。また、改善点への的確なアドバイスやフォローアップもでき、従業員とのコミュニケーション手段として利用可能です。
こうして従業員と双方向のやりとりをすることで、働きやすい職場環境を支援します。
(4)組織管理・学習進捗管理

ClipやToDoの利用状況をデータとして活用します。
Clipの閲覧状況やToDoの進捗状況を、所属や従業員ごとに集計し、改善すべき問題点を可視化します。さらに、学習状況と売上の関連性を分析することで、業績向上のための施策の提案にもつながります。
また、店長以上の社員にのみClip公開したり、目標未達の店舗のみへのToDo設定したりするなど、シーンに応じてClip・ToDoを出し分けることもできるのです。
(5)テスト・アンケート機能

学習者へのアンケートや、学習内容と紐づけたテストを実施します。
「役割」「レベル」「店舗」で指定した対象者ごとに、詳細なテスト・アンケート設定が可能です。たとえば、択一式、複数選択式、記述式の設問を利用でき、設問ごとの制限時間や解説の有無も選択するなど、理解度を効果的にチェックできます。
また、回答内容はCSVでダウンロードでき、個別から店舗、エリア、全体まで階層別に結果を集計できます。そのため、平均的な理解度が低く、改善が必要な分野の特定に役立ちます。
ClipLineの費用
ClipLineの料金体系は、初期費用と月額費用から成ります。
- 初期費用
- 月額費用
初期費用の内訳は、「アカウント開設・環境構築費用」「動画制作費用(オプション)」「コンサルティング費用(オプション)」の3つになります。
月額費用には「アプリケーション利用費用」「基本システム費用」「定額サービス(オプション)」がかかります。
ClipLineには料金プランによる機能制限はありません。具体的な料金からツールの導入を検討するときは、ClipLineへ問い合わせる必要があります。
ClipLineの評判
ここでは、実際にClipLineを活用したユーザーの評判をご紹介します。自社への導入を検討するときは、ユーザーの声を参考にしましょう。
※こちらでご紹介する口コミ・評判はIT reviewより引用しております。
ClipLineの良い口コミ・評判
以下では、ClipLineの良い口コミ・評判をご紹介します。ユーザーからは、「情報を正確に伝えられる」「アフターサービスが手厚い」といった声があがっています。
非公開ユーザー投稿日:2022年12月クリップ、ToDo、アンケートやテストなど直感的に使用できます。パソコンがあまり得意ではない人でも時間をかけずに使い方を拾得出来ました。機能もそれぞれ良いのですが、担当様のアフターフォローが非常に助かっています。不明な点があればすぐに確認でき、要望をあげると迅速に検討してくれます。弊社に合った使い方を考え提案して下さり、定期的な打合せでは現在の課題や宿題などを確認してくれます。導入しっぱなしにならず(できず)、活用していけるように助けて下さり、非常に助かっています。
非公開ユーザー投稿日:2022年12月今まではマニュアルは全て紙ベースであったところを、動画を使ったマニュアルにすることが可能となりました。これにより紙では伝えきれない微妙なニュアンスや、教える側のレベル差をかなり埋めることができました。
かなや たけし投稿日:2022年12月・正確な内容の伝達スピードが上がり繰り返し確認できる。・ToDo機能により進捗状況と理解度の確認ができる。・ClipLine leadの活用により投稿確認と閲覧状況・レビューが速やかに出来る。・担当がとても親切にサポートしてくれる。・欲しい機能をリクエストすると検討して頂ける。・マネージメントサポートまでが手厚くサポートしてくれる。・不具合などのサポートが速やかに実施ていただける
ClipLineの改善点に関する口コミ・評判
以下では、ClipLineの改善点に関する口コミ・評判をご紹介します。ユーザーからは「リアルタイムで情報共有したい」「操作が難しい」といった声が寄せられています。
非公開ユーザー投稿日:2022年12月動画などを「クリップ」という設定場所に登録し、その「クリップ」を動画を観てもらう対象者である「学習者」に実施(視聴)してもらうよう「ToDo」という設定場所に登録をすることになりますが、「クリップ」と「ToDo」の設定画面が別々のため、一つの登録画面で登録できると非常に設定の手間が減ると思います。
かなや たけし投稿日:2022年12月・クリップの新着ホップアップを早く実現してほしい。・閲覧件数を全てのデバイスで統一してリアルタイムにしてほしい。・投稿クリップの重量を増やして欲しい・クリップラインリードの選択店舗を増やして欲しい・制限ありきで良いので個別アカウントでダイレクトメッセージや電話が出来るようにしてほしい。・ToDo投稿のできる時間数を増やしてほしい
非公開ユーザー投稿日:2022年8月・一部、高齢のアルバイトの方にとっては、操作方法が苦手との意見があり、直感でわかるようにできる限りシンプルにしてほしい。その理由・慣れれば問題無い事であっても、導入がスムーズだと、その後の活用もより促進が期待できると思います。
【必見】社内の情報共有に最適なツール
以下では、社内の情報共有に最適なITツールをご紹介します。
ClipLineは、研修用教材やマニュアルなどの資料を動画で発信することで、組織のナレッジ共有を効率化します。しかし、ClipLineは、動画コンテンツを扱った情報共有に特化したツールなので、デジタル文書の管理やメッセージなどの機能がありません。
また、ClipLineには動画や社内教育の機能が豊富なので「とにかく簡単に動画マニュアルを残したい」という用途には合わない可能性もあります。そのため、動画はもちろん、あらゆる情報をサクサクと保存できる情報共有ツールが必要です。
結論、動画だけでなくテキスト情報も共有できて、非IT企業における65歳のメンバーでも簡単に使えるツール「Stock」が必須です。
Stockの「ノート」に社内情報を残すだけで、任意のメンバーとの共有も容易です。また、ノートに紐づく「タスク」「メッセージ」を活用すると、業務や研修ごとの進捗管理も可能なうえ、話題の混ざらないリアルタイムのやりとりもできます。
あらゆる情報を簡単に管理・共有できる「Stock」

「Stock」|チームの情報を最も簡単に残せるツール
Stockは、チームの情報を最も簡単に残せるツールです。「チャットツールだと情報が流れていき、ファイル共有だと面倒」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート機能」を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITに詳しくないチーム向けのツール
ITの専門知識がなくても問題なく、簡単に始められます。
- とにかくシンプルで、誰でも使える
余計な機能は一切なくシンプルなツールなので、誰でも簡単に情報を残せます。
- 驚くほど簡単に「情報ストック」と「タスク管理」ができる
社内の共有情報等の「情報ストック」が驚くほどしやすく、さらに直感的な「タスク管理」も可能です。
<Stockの口コミ・評判>
![]() 池本 健太郎さん
きずな綜合会計事務所 |
「会計事務所内の『情報ストック』と『タスク管理』が、すべてStock上で完結しています」 ★★★★★ 5.0 少なくとも会計事務所であれば、どこの事務所であっても大幅に業務効率を改善できると思います。しかし会計事務所に限らず、フォルダ階層形式でサクサクと情報共有したり、または簡単にタスク管理したいチームであれば、どこにも強くオススメできます。 |
![]() 塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』があるチームでも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
![]() 西尾 太初さん
株式会社ハピネス |
「LINEだと情報が流れていってしまう問題が、一気に解消されました!」 ★★★★★ 5.0 従来使っていた『LINE』だと、情報が流れていってしまうので、後から過去の『営業の打ち合わせ記録』を振り返ることはできませんでした。しかし、Stock(ストック)を導入した後は、すべての『営業の打ち合わせ記録』が『ノート単位』で整然と管理されており、過去の営業記録にも即座にアクセスできます。過去に『いつ・誰と・何を』話したかが明確に分かるようになったので、2回目、3回目の営業戦略を立てられるようになりました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :5人で1,980円/月〜
- エンタープライズプラン :5人で4,800円/月〜
ClipLineの使い方や料金・評判まとめ
これまで、ClipLineの使い方や料金・評判を中心にご紹介しました。
動画型マネジメントツールであるClipLineを使うと、本部と現場での情報交換が活性化されるので、現場のマネジメントや生産性の向上に貢献します。しかし、動画コンテンツの発信機能に優れている一方、テキストファイルやメッセージの交換ができません。
そのため、動画やテキストファイルを含めた「社内のあらゆる情報をリアルタイムで管理できるツール」を活用して、スムーズなやりとりをしましょう。
したがって、自社が導入すべきなのは、あらゆる情報を「ノート」に残すだけで、誰でも簡単に情報管理できるStockが必須です。
無料登録は1分で完了するので、ぜひ「Stock」を導入して、社内の情報共有を活性化しましょう。
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