確定申告や会計業務の負担軽減には、クラウド会計ソフトが有効です。会計ソフトを使えば、社員が手作業でやっていた業務を自動化でき、ミスを削減しながら効率よく業務を進められます。そのため、クラウド会計ソフトを導入する企業が近年増加しているのです。
しかし、クラウド会計ソフトの導入を検討してはいるものの「どのクラウド会計ソフトを自社に導入すべきか分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめのクラウド会計・経理ソフト4選を紹介します。
- 自社に適したクラウド会計ソフトを導入し、経理担当者の負担を軽減したい
- ポイントを押さえながら、十分な費用対効果が得られるソフトを導入したい
- 社内ですぐに活用できるようなソフトを知り、失敗のないソフト導入を進めたい
という方はこの記事を参考にすると、経理の業務に活用できるクラウド会計ソフトを比較検討できます。
目次
クラウド会計・経理ソフトとは
クラウド会計・経理ソフトとは、オンライン環境があれば場所を問わず経理業務に取り組めるソフトウェアを指します。
クラウドソフトが普及する以前は、PCに会計ソフトをインストールして利用する形が一般的でした。しかし、インストール型ソフトの場合、データにアクセスできるのは限られたPCのみであり、PCを開けない場所では業務の確認もできませんでした。
そこで開発されたのが、クラウド型の会計ソフトです。ソフトのなかにはスマートフォンアプリを提供しているものもあり、出張先でも仕訳業務や確定申告の準備に取り組めます。また、テレワーク（リモートワーク）に対応できるメリットもあるので、近年急速に導入が進んでいるのです。
このように、クラウド会計ソフトとは場所を問わずに経理業務へ取り組めるようにするツールであり、テレワークにも対応できる利便性の高いソフトです。
クラウド会計・経理ソフトの比較ポイント
ここでは、クラウド会計・経理ソフトを選ぶポイントを解説します。以下で紹介する3つのポイントを押さえながらソフトを選び、スムーズに経理業務の負担を軽減しましょう。
必要な機能が搭載されているか
まずは、自社に必要な機能がソフトに導入されているか確認してから導入しましょう。
たとえば、請求書の管理を簡単にしたいと考えている企業では「情報管理」に特化したソフトを導入すれば目標を達成できます。一方、年末調整の業務に課題を感じている企業であれば「人事労務」に特化したソフトを導入する必要があるのです。
このように、ソフトを導入する目的を明確にしたうえで、目的達成に必要な機能が搭載されているか比較検討する必要があります。
サポート体制が整っているか
利用するソフトのサポート体制が充実しているかも重要なポイントです。
多くのソフトにはサポートが設けられていますが、返信スピードはそれぞれ異なります。「1営業日以内」を確約するものから、契約したプランによっては「3営業日以内」のサービスしか選べないものもあるので、事前に確認しておかなくてはならないのです。
サポート窓口があっても回答に時間がかかる場合には、業務スピードを阻害する原因になってしまいます。そのため、問い合わせの回答に時間を要するかを基準に比較するのもおすすめです。
自社に合ったプランがあるか
ソフトを比較する際には、自社に合ったプランがあるかを比較しましょう。
たとえば、大企業向けの機能が豊富なプランを中小企業が選択しても、自社のITリテラシーが追いつかず余分なコストがかかる事態に陥ってしまいます。したがって、各プランがどのような規模の企業を想定されているか、どのような機能が備わっているかを事前に比較検討する必要があるのです。
このように、ソフト導入に失敗しないためにも「自社の目的にマッチしたコスト・機能」が過不足なく備わったプランが用意されているのか確認したうえで、ツール導入を進めましょう。
クラウド会計・経理ソフトのおすすめ4選
ここでは、クラウド会計ソフトのおすすめ4選を紹介します。それぞれの特徴や注意点、料金体系を解説しているので、以下を参考に自社に適したソフトを導入しましょう。
Money Forward クラウド会計｜外部サービスと連携できるソフト
＜Money Forward クラウド会計の特徴＞
- 外部サービスと連携できる
- アプリでも簡単に仕分けできる
銀行口座やカードに加えて、決済・POSサービスと連携可能です。
アプリが提供されているので、場所や時間を問わず仕訳できます。
＜Money Forward クラウド会計の注意点＞
- 活用には高いITスキルが必要となる
機能が豊富にあるので、ITに慣れている社員しか使いこなせない恐れがあります。
＜Money Forward クラウド会計の料金体系＞
- スモールビジネスの基本料金（小規模事業者向け）：3,980円/月（月額プラン）
- ビジネスの基本料金（中小企業向け）：5,980円/月（月額プラン）
- 中堅～上場企業の基本料金：要問合せ
- 従量課金：付ける機能によって金額が異なります。
- その他オプション：付ける機能によって金額が異なります。
freee会計｜中小企業と大企業の双方に対応するソフト
＜freee会計の特徴＞
- 中小企業と大企業の双方に対応している
- 決算書をボタン一つで作成できる
複数のクラウドソフトが提供されているので、自社に合ったソフトを選択できます。
freee会計で毎月の経理処理をしておけば、決算書もワンクリックで作成可能です。
＜freee会計の注意点＞
- スマートフォンではやりにくい作業もある
スマートフォンアプリも提供されているものの一部の作業はやりにくいという声があり、PCに最適化されている点に注意が必要です。
＜freee会計の料金体系＞
- ミニマムプラン（チャット・メールサポート）：2,380円/月
- ベーシックプラン（チャット・メール・電話サポート）：4,780円/月～
- おまかせパック（プロが企業の経理を代行するプラン）：29,800円/月～（初期費用が税込み220,000円かかります。）
弥生会計オンライン｜簿記の知識がなくても使えるソフト
＜弥生会計オンラインの特徴＞
- 簿記知識がなくても活用できる
- レポートを自動作成できる
金額や日付などを入力するだけで帳簿が作成できるので、簿記知識を学ばずとも利用可能です。
レポートの自動作成機能が付いているので、取引の集計結果を簡単にグラフ表示できます。
＜弥生会計オンラインの注意点＞
- 月額プランがない
選択できるのは年間プランのみのため、途中で解約する場合も年間料金を支払わなければならない点に注意が必要です。
＜弥生会計オンラインの料金体系＞
- セルフプラン：26,000円/年
- ベーシックプラン（メール・チャット・電話サポート）：35,200円/年
PCAクラウド会計｜初心者にも使いやすいソフト
PCAクラウド会計の特徴
- さまざまな方法で入力できる
- 承認業務を簡単に進められる
帳簿をイメージしながら入力できるので、仕訳に不慣れな社員でも簡単に入力できます。
仕訳伝票の承認欄が階層化されているうえ、特定の承認階層で絞り込んで確認できるので、承認業務を手間なく簡単に進められます。
PCAクラウド会計の注意点
- UI（操作画面）が操作しづらい
タブに隠れているメニューがあり感覚的に操作できないので、慣れるまでに時間がかかるという口コミがあります。
PCAクラウド会計の料金体系
- ユーザー数によって料金が変わるため、詳細は問い合わせが必要です。
【注目】クラウド会計・経理ソフトのデメリットとは
クラウド会計・経理ソフトには場所を問わずに活用できるメリットがある一方、セキュリティ対策が必須となったり活用できるまでに時間を要したりするデメリットがあります。
クラウド会計ソフトは、ログイン情報を知っていれば誰でも情報を閲覧できます。掲載されている情報が社外に流出した場合、企業は大きな損害を被りかねないので、情報へのアクセス権限を設定するなどのセキュリティ対策をとらなくてはなりません。
また、クラウド会計ソフトの導入後、取引先や銀行口座、勘定科目の入力などの設定が必須となります。さらに、クラウド会計ソフトは多機能なものが多いので、社内で活用する前に一つひとつ操作を覚える必要があるのです。
このように、クラウド会計ソフトにはさまざまなデメリットがあるため、導入時には確実に把握したうえで「デメリットへの対応策」を十分に講じておく必要があります。
会計・経理のあらゆる情報をまとめるツール
以下では、会計・経理のあらゆる情報をまとめるツールを紹介します。
経理担当者は日々の会計処理に追われているので、会計ソフトの操作方法を覚えるのに時間がかかってしまうと、ほかの業務に影響が出る可能性があります。したがって、現場に負担をかけない方法で業務負担の軽減を進める必要があります。
とくに、会計ソフトをはじめて導入する企業は、経理業務すべてを効率化しようと多機能なツールを選択するケースが多いです。しかし、経理の業務で必ず扱う「情報」を適切に管理できるツールを導入すれば、低コストで経理業務をスムーズに効率化できるのです。
また、ITリテラシーによって使いやすさに差が出ないように、誰でも使いこなせるほど簡単なツールを選びましょう。結論、企業が導入すべきツールは、シンプルな操作性で情報管理を簡単に効率化するツール「Stock」一択です。
Stockの「ノート」に情報を蓄積し、直感的な「フォルダ」で管理すれば、クライアント名などから必要な情報へ簡単にアクセス可能です。また、閲覧設定などのセキュリティ対策も備わっているので、安全に情報を管理できます。
最も簡単に会計・経理情報の管理ができるツール「Stock」
「Stock」｜最もシンプルな情報ストックツール
Stockは、社内のあらゆる情報を、最も簡単に「ストック」できるツールです。「社内の情報を、簡単にストックする方法がない」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート」の機能を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
＜Stockをおすすめするポイント＞
- ＩＴに詳しくない数人～数千人の企業向け
ITの専門知識がなくても問題なく、あらゆる企業が簡単に始められます。
- とにかくシンプルで、誰でも使える
余計な機能は一切なくシンプルなツールなので、誰でも簡単に情報を残せます。
- 驚くほど簡単に「情報ストック」と「タスク管理」ができる
社内の共有情報等の「情報ストック」が驚くほどしやすく、さらに直感的な「タスク管理」も可能です。
＜Stockの口コミ・評判＞
塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
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「強烈な『ITアレルギー』がある弊社にも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
加井 夕子 さん、海野 紘子 さん
SBIビジネス・イノベーター株式会社 |
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「SBIグループの厳格なセキュリティ基準をも満たす、誰にでもお勧めの情報ストックツールです」 ★★★★★ 5.0 当社が導入するシステムには非常に厳格なセキュリティ基準を満たすことが要求されていますが、Stockのシステムは極めて高度なセキュリティ基準で開発・運営されているため、SBIグループのセキュリティ基準でも全く問題なく導入することができました。 |
江藤 美帆さん
栃木サッカークラブ（栃木SC） |
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「ナレッジが属人化しやすいプロスポーツクラブには、Stockを非常に強くお勧めします！」 ★★★★★ 5.0 元々悩んでいた『ナレッジがブラックボックス化してしまう』という問題が、驚くほどうまく解消されました。 『Stockさえ見れば、すぐに必要な情報を把握できる』という状況を作り出すことに成功し、明らかに生産性が向上しました。 |
おすすめのクラウド会計・経理ソフトまとめ
ここまで、おすすめのクラウド会計・経理ソフト4選を紹介しました。
クラウド経理ソフトを導入すれば、担当者は場所を問わずに仕訳などの業務に取りかかれます。また、業務の自動化によって担当者の業務負担を減らせるなど、企業はさまざまなメリットを得られるのです。
しかし、導入にあたってソフトの使い方を、担当者に理解させる必要がある点は無視できません。経理担当者は常に多忙なため、多機能なツールの学習を追加業務として課すのは担当者の負担を増やすことになります。
したがって、経理部には教育コストが不要ですぐに運用を開始できるような、使いやすいツールの導入が求められます。たとえば、Stockのように、ITが苦手な65歳以上の社員でも導入即日から活用できるツールであれば、すぐに業務へ浸透させられるので、経理担当者の業務負担をスムーズに改善できます。
無料登録は1分で完了するので、ぜひ「Stock」で「情報管理」の側面から、経理業務の効率化を実現しましょう。
