社内FAQは、Excelなどを使って管理する方法もありますが、該当のファイルを開いて必要な情報を探す一連の流れに時間がかかります。そこで、ITツールで社内FAQを管理する企業も多いです。
しかし、「社内FAQツールを活用したいが、どのツールが最適なのか分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめの社内FAQツール8選や作り方を中心にご紹介します。
- 同じような質問に、一つひとつ回答していくのは負荷が高い
- 社内のFAQを「ナレッジ」として蓄積できるツールを探している
- 誰でも簡単かつ、すぐに欲しい情報にたどり着ける仕組みを整えたい
という方はこの記事を参考にすると、自社に最適な社内FAQツールが見つかり、問い合わせ業務の負担を減らすことができます。
目次
社内FAQとは何か
FAQとは、Frequently Asked Questionsの省略で、直訳すると「頻繁に尋ねられる質問」という意味になります。つまり、社内FAQとは「社内でよくある質問」と「その回答」をまとめたものだと言えます。
とくに、総務部や人事部、社内システムを管理するシステム部には、他部署から頻繁に質問が寄せられるため、本来の業務が滞ることも少なくありません。そこで、「社内FAQ」を設置することで、担当者が回答する負担を省きつつ、問題の自己解決を促せるのです。
ただし、ExcelやスプレットシートでFAQを設置すると、アクセス性の悪さから、結局は担当者に問い合わせが来てしまいます。したがって、社内FAQの管理には、FAQを「ナレッジ」として管理できるITツールを活用しましょう。
【無料あり】社内FAQとして使えるツール8選!
以下では、社内FAQとして使えるツール8選をご紹介します。
企業がFAQツールを導入する背景には「同じような質問が何度も繰り返される」のほか「ノウハウが属人化している」などの課題が挙げられます。そこで、FAQを「ナレッジ」として蓄積していけば、これらの課題を一気に解消できるのです。
そこで、ナレッジの管理にはツールの利用が望ましいですが、操作が複雑では目的の情報をすぐに見つけられないため、そのうち放置されてしまいます。したがって、社内FAQの蓄積には「アクセス性」と「シンプルさ」を兼ね備えていることが前提です。
結論、自社の社内FAQに必要なのは「記事」「質問」「フォルダ」のシンプルな構造で、ナレッジを管理できるツール「ナレカン」一択です。
ナレカンでは、FAQを書き残せる「記事」と、該当部署に問い合わせできる「質問」を使い分けて、ナレッジを蓄積していけます。また、いずれも、多階層の「フォルダ」で部署ごとに整理できるほか、高度な「検索機能」により、目当ての情報がすぐ見つかります。
【ナレカン】社内のFAQをナレッジとして蓄積できるツール
「ナレカン」|最もシンプルなナレッジ管理ツール
ナレカンは、最もシンプルなナレッジ管理ツールです。
「数十名~数万名規模」の企業様のナレッジ管理に最適なツールとなっています。
自分でナレッジを記載する場合には「記事」を作成でき、『知恵袋』のような感覚で、とにかくシンプルに社内メンバーに「質問」することもできます。
また、ナレカンを使えば、社内のあらゆるナレッジを一元的に管理できます。
「マニュアル」 「社内FAQ」「議事録」「トークスクリプト」等、あらゆるナレッジを蓄積することが可能です。
更に、ナレカンの非常に大きな魅力に、圧倒的な「初期導入支援サポート」と「ご利用中サポート」があります。ナレカン導入担当者の方の手を、最大限煩わせることのないサポートが提供されています。
<ナレカンをおすすめするポイント>
- 【機能】 「ナレッジ管理」に特化した、これ以上なくシンプルなツール。
「フォルダ形式」で簡単に情報を整理でき、「記事形式」「(知恵袋のような)質問形式」でナレッジを記載するだけです。
- 【対象】 数十名~数万名規模の企業様で、社内のあらゆるナレッジを一元管理。
「マニュアル」 「社内FAQ」「議事録」「トークスクリプト」等、あらゆるナレッジを蓄積可能です。
- 【サポート】 圧倒的なクオリティの「初期導入支援」と「ご利用中」サポート。
圧倒的なクオリティのサポートもナレカンの非常に大きな魅力です。貴社担当者様のお手間を最大限煩わせることないよう、サポートします。
<ナレカンの料金>
- ビジネスプラン :標準的な機能でナレカンを導入したい企業様
- エンタープライズプラン :管理・セキュリティを強化して導入したい企業様
https://www.narekan.info/pricing/
詳しい金額は、下記「ナレカンの資料をダウンロード」ボタンより、資料をダウンロードしてご確認ください。
【Stock】メールからの問い合わせの管理に適した情報管理ツール
「Stock」は、非IT企業の65歳の方でも簡単に使える情報管理ツールです。
Stockでは、メールで届いた問い合わせ内容を「ノート」に転送できるほか、ノートごとに「タスク」や「メッセージ」を紐づけられるのが特徴です。そのため、問い合わせへの回答漏れを防げるほか、ほかのメンバーと問い合わせに関するやりとりも可能です。
「Stock」|最もシンプルな情報ストックツール
Stockは、社内のあらゆる情報を、最も簡単に「ストック」できるツールです。「社内の情報を、簡単にストックする方法がない」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート」の機能を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITに詳しくない数人~数千人の企業向け
ITの専門知識がなくても問題なく、あらゆる企業が簡単に始められます。
- とにかくシンプルで、誰でも使える
余計な機能は一切なくシンプルなツールなので、誰でも簡単に情報を残せます。
- 驚くほど簡単に「情報ストック」と「タスク管理」ができる
社内の共有情報等の「情報ストック」が驚くほどしやすく、さらに直感的な「タスク管理」も可能です。
<Stockの口コミ・評判>
塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』がある弊社にも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
加井 夕子 さん、海野 紘子 さん
SBIビジネス・イノベーター株式会社 |
「SBIグループの厳格なセキュリティ基準をも満たす、誰にでもお勧めの情報ストックツールです」 ★★★★★ 5.0 当社が導入するシステムには非常に厳格なセキュリティ基準を満たすことが要求されていますが、Stockのシステムは極めて高度なセキュリティ基準で開発・運営されているため、SBIグループのセキュリティ基準でも全く問題なく導入することができました。 |
江藤 美帆さん
栃木サッカークラブ(栃木SC) |
「ナレッジが属人化しやすいプロスポーツクラブには、Stockを非常に強くお勧めします!」 ★★★★★ 5.0 元々悩んでいた『ナレッジがブラックボックス化してしまう』という問題が、驚くほどうまく解消されました。 『Stockさえ見れば、すぐに必要な情報を把握できる』という状況を作り出すことに成功し、明らかに生産性が向上しました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :500円/ユーザー/月
- エンタープライズプラン :1,000円/ユーザー/月
【Tayori】社内FAQ作成に特化しているツール
<Tayoriの特徴>
- ChatGPTで問い合わせフォームを作成できる
- タスク機能
2023年5月にリリースされた「カスタマーサポートAIアシスト機能(β)」では、ChatGPTを使って問い合わせフォームを作成できます。
問い合わせごとに担当を決めて、タスクとして割り振れます。
<Tayoriの機能・使用感>
- FAQ作成機能
- アナリティクスの設置機能
ドラッグ&ドロップの操作でFAQを作成できるので、非エンジニアメンバーがFAQページを作りたい場合に役立ちます。
分析ツールである「Googleアナリティクス」を設置して、FAQごとの「アクセス数」などを確認できます。FAQの活用状況を把握できますが、分析自体が業務負荷にならないように注意しましょう。
<Tayoriの注意点>
- 顧客対応向け機能がメイン
- 検索機能に不安がある
「FAQ機能」や「アンケート機能」は社内業務に活用できますが、メインの「問い合わせフォーム作成機能」は顧客対応への使用が想定されています。そのため、顧客接点をもたない部署では、使わない機能を持て余す可能性があるのです。
利用しているユーザーからは「ツール内で検索をかけた際に、うまく検索にかからないことがある」という声が挙がっています。(参考:ITreview)
<Tayoriの料金体系>
31名以上の利用を希望する場合は、問い合わせが必要です。
- フリープラン:0円
- スタータープラン:3,800円/月
- プロフェッショナルプラン:9,400円/月
- エンタープライズプラン:25,400円/月+初期費用50,000円
【Zendesk】CSの解決策をデータベース化するシステム
<Zendeskの特徴>
- チームパブリッシング機能
- フィルタ機能
「編集」「レビュー」「修正」「追加」など、社内FAQを作成する際のあらゆる業務を最適なメンバーに依頼して、チームで連携をとりながら作業できます。
記録を整理できるビューページにて、フィルタ機能を使うと「タグ」「優先度」「解決日」などで絞り込めるため、必要な記録をすぐに見つけられます。
<Zendeskの機能・使用感>
- FAQ作成
- AIによる提案機能
社内FAQだけでなく、「消費者向け」「取引先向け」のFAQも作れるので、幅広い用途に役立ちます。
ZendeskではAI機能が「社員や顧客の役に立っているFAQ」や「削除すべきFAQ」を提案してくれます。ほかにもユーザーの検索コンテンツに「関連する記事」を提示したり、古いコンテンツの更新を推奨したり、さまざまなサポートを受けられます。
<Zendeskの注意点>
- 機能が複雑
- 対応履歴が長文になる
Zendeskは社内FAQ作成のほかに「分析機能」「自動化機能」なども備える多機能なツールなので、ITツールに慣れていないと使いこなせない可能性があります。
Zendeskでは、海外の企業が提供するサービスなので、ユーザーからは「ヘルプサイトは、内容を理解するのが難しい」との声があります。(参考:ITreview)
<Zendeskの料金体系>
ZendeskのFAQ機能は、以下の「Zendesk for service」の料金プランで利用できます。
- Suite Team:$69/ユーザー/月(月払い)
- Suite Growth:$115/ユーザー/月(月払い)
- Suite Professional:$149/ユーザー/月(月払い)
- Suite Enterprise:要問合せ
関連記事: Zendeskとは?使い方や料金、評判まで紹介
【ナレッジリング】コールセンター向けFAQ管理ツール
<ナレッジリングの特徴>
- お知らせ機能
- ナレッジ評価ビュー
社員に周知したい内容を投稿できる機能です。お知らせはトップページに表示され、管理者は未読/既読の状況も確認できます。
ベーシックプランでは、ナレッジ評価ビューにて、記事の閲覧数・評価数などをランキング形式で確認できます。
<ナレッジリングの機能・使用感>
- 検索ボックス機能
- キーワード分析
調べたい内容を検索する機能です。「記事やファイル名」だけでなく、「ファイル内の文章」も検索対象に入っているので、「並べ替え」や「条件設定」も活用しながら、必要な情報を素早く見つけられます。
よく検索されているキーワードを集計・分析することが可能です。分析結果は「社員の役に立つ記事」を増やす際の参考にできます。
<ナレッジリングの注意点>
- 初期費用がかかる
- 保存できる容量が少ない
有料プランは10万円前後の初期費用がかかるので、導入のハードルが高く、予算に合わない可能性があります。
ベーシックプランは、使用できる容量は2GBと少なく、1GB超過ごとに3,000円/月の支払いが発生します。そのため、管理したいFAQが多い場合、料金プランの変更もしくはほかのツールへの乗り換えが必要になります。
<ナレッジリングの料金体系>
ナレッジリングの料金体系は、プランによって異なるため導入前に確認しましょう。
関連記事: ナレッジリングとは?機能や料金・評判まで紹介
【SlimFAQ】ブログ感覚でFAQサイトを自作できるシステム
<SlimFAQの特徴>
- カテゴリごとに質問をまとめられる
- 検索対象をカスタマイズできる
あらかじめカテゴリを作成して、その中に質問と回答をまとめられます。
自社の利用方法に合わせて、検索対象をカスタマイズできます。
<SlimFAQの機能・使用感>
- 日本語でもFAQは作成できる
- 直感的に操作ができない
ツール内の説明が英語表記である一方、日本語でもFAQは作成可能なので、グローバルな企業には合っているツールだとと言えます。
FAQを作る前の「カテゴリーの作り方」が分かりにくいなど、画面上に説明が少ないため直感的に操作できない可能性があります。
<SlimFAQの注意点>
- 「よくある質問」の設定は10個まで
- FAQをイメージし辛い
「よくある質問」の設定は、無料版では1個のみ、最上位プランでも最大10個までなので、多くのFAQは掲載できない点に注意しましょう。
「よくある質問」の設定は、無料版では1個のみ、最上位プランでも最大10個までなので、多くのFAQは掲載できない点に注意しましょう。
<SlimFAQの料金体系>
- FREE:$0
- STANDARD:$9/月(月払い)
- PRO:$25/月(月払い)
関連記事: SlimFAQとは?機能や特徴、料金まで紹介
【Docbase】システムに関するFAQが多い企業向けツール
<Docbaseの特徴>
- きれいなドキュメントを誰でも作成できる
- 双方向エディターが可能
Markdown(マークダウン)に対応しているため、整理されたドキュメントを作成できます。Markdown記法には慣れが必要ですが、入力サポート機能があるため、比較的操作しやすいです。
「マークダウン」と「リッチテキスト」を同時に使えるので、切り替える手間がかかることなく、スムーズにテキストを編集できます。
<Docbaseの機能・使用感>
- Markdown記載を切り替えられる
- ダッシュボードの情報量が多い
「Markdownでの記載」と、そのまま文字を入力できる「リッチエディター」を自由に切り替えられます。そのため、Markdown記法に慣れていないメンバーがいる場合に便利です。
更新したメモの情報はダッシュボードにまとまっていますが、多くの情報が表示されるため、人によっては見づらい可能性があります。
<Docbaseの注意点>
- 公開範囲がグループ単位
- 社内情報の一元化には不向き
ドキュメントの公開範囲はグループ単位であるため、複数の部署をまたいだ社内FAQの共有をする場合、新たにグループを作らなければなりません。
ユーザーからは「社内情報の一元化をしたい場合には、Docbaseだけでまとめづらい形がある」という声もあります。(引用:ITreview)
<Docbaseの料金体系>
- スタータープラン:990円/月
- ベーシックプラン:4,950円/月
- レギュラープラン:9,900円/月
- ビジネス100プラン:21,450円/月
- ビジネス200プラン:43,450円/月~
【Qiita:Team】Q&AチャットボットをTeams内に作成できるシステム
<Qiita:Teamの特徴>
- Teamsで使えるQ&Aチャットボットを作成できる
- 小規模企業に費用対効果が高い
Teamsと連携すれば、AI搭載のQ&Aチャットボットを設置して「質問に適合する回答を自動返信する仕組み」を整えられます。
全てのプランで「投稿数無制限」「容量30GB」「メールサポート」を利用できます。そのため、少数規模の企業にとって、とくに、費用対効果が高い傾向にあります。
<Qiita:Teamの機能・使用感>
- テンプレートが利用できる
- 共有リンクを発行できる
公式サイトで公開しているテンプレートを使えるので、「日報」や「議事録」など社内FAQ以外での活用もスムーズに始められます。
記事の共有リンクを発行することで、社外のメンバーにも任意の情報を共有できます。ただし、URLを知っている人は誰でも情報を見られるようになるので、URLの管理には注意が必要です。
<Qiita:Teamの注意点>
- エンジニア向けのツール
- 情報が入り乱れやすい
エンジニア向けツールなので、記事の作成はMarkdown記法の使用が基本です。入力補助機能もありますが、記載ルールを統一するのに苦労する場合もあります。
無制限で記事を投稿できるものの、テーマごとにフォルダを整理できないので、情報が入り乱れる恐れがあります。
<Qiita:Teamの料金体系>
- Personal:500円/月
- Micro:1,520円/月
- Small:4,900円/月
- Medium:7,050円/月
- Large:15,300円/月
- Extra:15,300円/月~
社内FAQとして使えるツール8選の比較表
以下は、社内FAQを作成できるツールの比較表です。料金や注意点を比較して、自社に合うツールを見つけましょう。(左右にスクロールできます)
ナレカン【一番おすすめ】 | Stock【おすすめ】 | Tayori | Zendesk | |
---|---|---|---|---|
特徴 |
社内のFAQをナレッジとして蓄積できるツール |
メールからFAQも適した情報管理ツール |
社内FAQ作成に特化しているツール |
CSの解決策をデータベース化するシステム |
メッセージ機能 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
テンプレート機能 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
注意点 |
ベストアンサーを選択する必要がある |
Markdown記法は対応していない |
顧客対応向け機能がメイン |
文字列の部分一致検索ができない |
料金 |
・無料プランなし
・有料プランは資料をダウンロードして確認 |
・無料
・有料プランでも1人あたり500円/月〜 |
・無料プランあり
・有料プラン:3,800円/月~ |
・無料プランなし
・有料プラン:$69/ユーザー/月(月払い)~ |
公式サイト |
「ナレカン」の詳細はこちら |
「Stock」の詳細はこちら |
「Tayori」の詳細はこちら |
「Zendesk」の詳細はこちら |
ナレッジリング | SlimFAQ | Docbase | Qiita:Team | |
---|---|---|---|---|
特徴 |
コールセンター向けFAQ管理ツール |
ブログ感覚でFAQサイトを自作できるシステム |
システムに関するFAQが多い企業向けツール |
Teamsで使えるQ&Aチャットボットを作成できるシステム |
メッセージ機能 |
〇 |
〇
※ただし、外部ツールとの連携が必須 |
〇 |
〇
※ただし、外部ツールとの連携が必須 |
テンプレート機能 |
× |
〇 |
〇 |
〇 |
注意点 |
初期費用がかかる |
「よくある質問」は10個までしか設定できない |
社内情報の一元化には不向き |
Markdown記法を使えるエンジニア向け |
料金 |
・無料プランあり
・有料プラン:初期費用98,000円+9,800円/月+120円/ユーザー/月~ |
・無料プランあり
・有料プラン:$9/月(月払い)~ |
・無料プランなし
・有料プラン:990円/月~ |
・無料プランなし
・有料プラン:500円/月~ |
公式サイト |
「ナレッジリング」の詳細はこちら |
「SlimFAQ」の詳細はこちら |
「Docbase」の詳細はこちら |
「Qiita:Team」の詳細はこちら |
外部ツールを使ってやりとりしていると、複数のツールを行ったり来たりする手間がかかってしまいます。また、大量のFAQを円滑に管理するには、テンプレート機能が欠かせません。
したがって、社内FAQを作成するときは「テンプレートを使って簡単にFAQを作成できるうえ、ほかのメンバーとコミュニケーションもとれるツール」を導入しましょう。
社内FAQツールを使った社内FAQの作成手順
使うツールによってフォーマットは異なりますが、ITツールを使って社内FAQを作成するためには、共通して以下のステップが必要です。
- 情報・質問を収集する
- 回答を用意する
- 情報を分類する
まずは、「FAQとして掲載したい社内情報」や、「社員が知りたいこと(質問)」を収集します。収集の方法には、「問い合わせの履歴を確認する」「部署ごとにヒアリングする」などが挙げられます。
次に、質問を収集した場合は、それに対する回答を用意します。複数部署の担当者に回答を依頼するケースもあるため、メッセージ機能を使ってスピーディーに連絡を取りましょう。
情報や回答が出揃ったら、FAQを分類して掲示します。分類の方法としては、たとえば、「”人事関連”などの部署ごと」「”交通費申請について”などの業務ごと」にまとめられます。
以上のようなステップを踏めば、ITツールを使って社内FAQを作成できます。しかし、実際には「社員一人ひとりのITリテラシーの高さ」や「管理すべきFAQの量」が異なるため、いずれも考慮して作成しなければなりません。
たとえば、圧倒的クオリティのサポート体制が整った「ナレカン」であれば、専属担当者が最適のツール設計・運用ルールの提案をしていくので、社内に最適の「社内FAQ」を構築できるのです。
社内FAQツールを導入する3つのメリット
以下では、社内FAQツールを導入する3つのメリットについて解説します。全社に社内FAQの効果を浸透させ、利用を促進しましょう。
(1)知りたい情報がすぐに見つかる
業務で困ったときや知りたい情報があるとき、社内FAQを見れば迅速に解決できます。
多くの社内FAQツールには「検索機能」が備えられているので、疑問点に関連するキーワードを入力するだけで簡単に回答へたどり着けます。そのため、担当者に頼らず問題を自己解決できるのです。
また、FAQを顧客からの問い合わせに活用すると、回答の標準化が可能になり、返答時間も短縮されます。結果、顧客満足度の向上が見込めます。
このように社内FAQの設置による「アクセス性の向上」は、社内・社外双方にメリットをもたらします。
(2)ノウハウとして蓄積できる
社内FAQを設置すると「業務に精通した社員のノウハウ蓄積」が可能です。
たとえば、「属人化していまっていた業務のノウハウ」を社内FAQに書き出すことで、他の社員の学びにつながります。また、業務マニュアルを社内FAQ形式で蓄積しておくと、新入社員や中途社員の研修やOJTにかける時間を減らせるのです。
ただし、社員が社内FAQの作成に消極的では「ノウハウ蓄積」や「マニュアル整備」の効果は得られません。積極的に運用されるように、作成者・閲覧者双方のストレスにならない、シンプルで見やすいツールを採用しましょう。
(3)ヘルプデスクの業務軽減になる
社内FAQの設置により問題の自己解決が促されるため、担当者の負担も軽減されます。
社内FAQがない場合、業務に対する疑問が生まれるたびに各部門の担当者が回答しなければならず非効率です。とくに、質問への回答は経験豊富な社員が担当する場合が多く、「本来の業務に充てる時間が削られてしまう」問題が起こります。
そこで、ツールを使って社内FAQを掲載しておけば、回答者の業務負荷が減り、本来業務に集中して取り組めるのです。
FAQシステムの3つの種類とは
ここでは、FAQの3つの種類について解説します。各システムで機能に差異があるため、自社の業務スタイルに合わせたFAQを設置しましょう。
社内向けFAQ
社内向けFAQには、業務に関する疑問点やトラブルへの対処法が記載されています。
分かりやすい社内向けFAQはテキストだけでなく、画像や図が使われているのも大きな特徴です。記載内容は企業によって、トラブルごとのアプローチ、顧客対応・案内など多岐にわたります。
業務で疑問が発生したときは、「はじめに社内FAQを確認」→「それでも分からないときは相談」の流れを定着させましょう。質問によって担当者の業務をストップさせることなく、自己解決できる環境を整えなければなりません。
社外向けFAQ
社外向けFAQとは、主に一般ユーザーに向けたFAQを指します。
自社展開している商品やサービスに関して、顧客が抱える疑問をあらかじめまとめて自己解決するものです。社外向けFAQはあらゆるユーザーの視点に立ち、「直接説明しなくても理解してもらえるか」を念頭に置いて作成するのがポイントです。
このように、ユーザーが疑問を自己解決できると、問い合わせ数が減少します。コールセンターなど「複数名がさまざまな問い合わせに対応する業務の負担」を減らせる点が、社外向けFAQのメリットです。
コールセンター向けFAQ
コールセンター向けFAQは、主に顧客対応に関する内容がまとめられたFAQです。顧客やクライアント向けFAQとしても活用できます。
顧客対応を重ねて蓄積したデータやノウハウは、FAQとして業務効率化に貢献するのはもちろん、顧客管理システム(CRM)などとのデータと連携すると、より高度なデータの獲得にもつながります。
FAQをもとに質の高い応対をすることで、顧客満足度向上にアプローチできる点がポイントです。
社内FAQのおすすめツールまとめ
ここまで、社内FAQのおすすめツールや導入で得られるメリットをご紹介してきました。
社内FAQツールがあれば蓄積された「ナレッジ」を見て自己解決できるようになるので、担当者・質問者いずれの負担の軽減につながります。また、問い合わせ数も減少するので、担当者が本来の業務に多くの時間を充てられるようになるのです。
一方、自社のITリテラシーに見合わない高度な機能を搭載したツールを導入しても、社員が思うように使いこなせず、現場に浸透しません。そのため、誰でも簡単に、情報にサクサクたどり着けてストレスフリーで使えるツールを選ぶ必要があるのです。
したがって、社内FAQを活用するには、メールを使える方であれば、すぐに使いこなすことができる「ナレカン」が最適です。
ぜひ「ナレカン」を導入して、効果的な社内FAQを開設・運用しましょう。