最近、多くの企業で導入が進められている「リモートワーク」ですが、リモートワークについて正しい理解ができていない方も多いのではないでしょうか。
 
そこで今回の記事では、
 
■「リモートワーク」とは何か
■「テレワーク」との違いやメリット・デメリット
 
について解説したいと思います。
 
これからリモートワークを導入する方や、リモートワークについて理解を深めたい方は、是非参考にしてみてください。
 
 

リモートワークについて

リモートワークとは?

リモートワークとは、オフィス以外の(自宅などの)遠隔環境で仕事に携わる働き方のことである。
リモートワークの「リモート」(remote)は英語で「遠い」「遠く離れた」「遠隔地にある」といった意味の語である。
引用:IT用語辞典 バイナリ

 
リモートワークとは、オフィスから離れた場所で働くことを示す単語です。
近年は働き方改革や新型コロナウイルス感染症対策のために、多くの企業が導入を始めています。
 
そして、リモートワークで働く人のことを「リモートワーカー」と呼ぶこともあります。

リモートワークの現状

株式会社カオナビが実施した、「リモートワークについての実態調査」では、以下のような結果が出ています。

「リモートワーク」とは?テレワークとの違いからメリットまで徹底解説!

2020年8月のリモートワーク実施率は23.2%で、緊急事態宣言中の2020年5月に比べて、約12.3%の減少となりました。
 
地域別の傾向としては、首都圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)でのリモートワーク実施率が高く、平均を上回る38.8%でした。
 
職種別に見ると、リモートワークの実施率は「営業職」が35.0%、「事務系管理職」が32.9%、「事務職・技術系事務職」が32.3%と、上位に上がっていました。

リモートワークが向いている人

リモートワークが向いているとされるのは、以下の人たちです。
一般的には、物理的に職場に向かうことができなかったり、オフィスでなくてもできる仕事の人はリモートワークを導入しやすいとされています。
  • 育児や介護、ケガなどで通勤が困難な人
  • 管理・研究・開発職の人
  • 営業職といったカスタマー対応の人
また、場所を選ばずに仕事ができると、リモートワークが導入しやすいため、株式会社カオナビの調査では、 IT企業のリモートワーク実施率は61.0%で、他業種に比べて突出して高いことが分かりました。

リモートワークの4つのタイプ

リモートワークは、出社頻度などによって4つに分類することができます。
以下で解説したいと思います。

出社型

1つ目に、「出社型」です。
リモートワークの制度が整えられているが、基本的には出社が推奨されている企業です。
 
例えば、新型コロナウイルス感染症防止のために、状況に合わせてリモートワークを許可するが、感染症の拡大が落ち着いている場合は出社が義務づけらている企業が当てはまります。
 
また、リモートワーク制度を整える予算が限られている中小企業や、リモートワークの導入が遅れた大企業も分類されます。
 
もちろん出社することのメリットも多く存在します。
コミュニケーションがしやすく、チームでのコラボレーションを促進することや、従業員間での公平性が保たれることが挙げられます。
 
企業の規模や業界、成長フェーズによってもリモートワークが良いのか、出社型が良いのかは変わってきます。
そのため、自社に適切な働き方を見極める必要があります。

フルリモート型

2つ目に、「フルリモート型」です。
全ての業務をリモートで行い、自社のオフィススペースを全く持たない企業が当てはまります。
 
このタイプの企業は少ないですが、立ち上げ段階のスタートアップや、テック企業、フリーランスの社員を契約している企業などが当てはまります。
 
フルリモート型の企業は顔を合わせて仕事をする機会がないので、オンライン会議ツールやチャットツールなどのITツールを活用して仕事をすることが多いです。
 
対面で会う機会が全くないと業務に支障をきたす可能性があるので、定期的に顔を合わせる機会を作ることが重要です。

ハイブリッド型

3つ目に、「ハイブリッド型」です。
ハイブリッド型の企業は、オフィス出社とリモートワークを組み合わせて業務を行っています。
 
オフィススペースを縮小して賃料を削減したい企業や、リモートワークのメリットを重要視しているベンチャー企業やスタートアップなどが多いです。
 
個人作業などリモートで行える業務はリモートで行い、ミーティングなどの対面する必要がある業務はオフィスで行うことで、効率化を図ろうとするため、完全出社型やフルリモート型にしていません。
また、雇用形態が、正社員なのか、契約社員なのか、アルバイトなのかによっても企業でリモートを許可するかが変わってくることがあります。
 
ハイブリッド型の特徴として、「業務によって<リモート作業>なのか、<出社する>か分けている」ことが挙げられます。
 
出社型の企業に比べて、出社する頻度は下がりますが、オフィススペースを作ることで、組織としてのオフィスを重要視している傾向があります。
 
ハイブリッド型の企業は、社員が働きやすい環境づくりをしている点や、柔軟性を持つ働き方制度が整っている点で、先進的であると言えるでしょう。

自由出社型

4つ目に、「自由出社型」です。

自由出社型の企業は、言葉の通り、働く場所を社員が選んで仕事ができる企業です。
 
義務付けられている出社はなく、社員は出社でもリモートでも仕事ができるのが特徴です。
ハイブリッド型は業務によって出社する必要がありましたが、自由出社型は完全に個人の裁量に任されているという違いがあります。
 
「仕事はプライベートな空間でしたくない」「子供がいるから自宅で仕事がしたい」「海外に住んで仕事がしたい」といった様々な働き方を実現します。
 
そのため、評価をする際には、勤務態度は重要視せず成果物を中心に評価をすることが多いです。
成果物中心ということは、自分で仕事をマネジメントする力が必要になるため、管理能力を身につけることができます。

リモートワークとテレワークの違い

よく混同されがちな、「リモートワーク」と「テレワーク」の違いについて詳しく見ていきましょう。
 
結論からすると、リモートワークとテレワークの意味に関して大きな違いはなく、「定義の有無」や時と場合に応じて「使い分けされていること」が、違いとなります。

定義の有無

テレワークは、日本テレワーク協会総務省が「ICT技術(情報通信技術)を活用し、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方」と明確に定義されています。
 
しかしリモートワークは、自然と使われるようになった言葉で、発祥が明らかになっていません。
最近では、ニュースでも「リモートワーク」が使われている場合もあり、馴染み深くなっています。

リモートワークとテレワークの使い分けは?

では、どのように「リモートワーク」と「テレワーク」を使い分ければいいのでしょうか?
 
総務省が「テレワーク」を働き方改革の1つとして促進しているように、行政機関や大企業などでは、「テレワーク」が正式な名称として使われていることが多いです。
 
対して、「リモートワーク」はエンジニアやデザイナーといった、IT系・クリエイティブ系職種で多く使用されています。
 
テレワークとリモートワークに厳密な違いはないので、明確に使い分けをする必要性はありませんが、話す相手や場所を考慮して使い分けするといいのかもしれません。

在宅勤務との違いとは

リモートワークやテレワークと並んで似ている言葉が、「在宅勤務」です。
 
実は、テレワークには3つの就業場所があり、
 
■1つ目に、在宅勤務
■2つ目に、モバイルワーク(カフェや取引先のオフィス)
■3つ目に、サテライトオフィス
 
と3つに分類できます。
 
そのため、在宅勤務は、テレワークを場所で分類した時の1つであることが分かります。
リモートワークやテレワークに働く場所は指定されていませんが、在宅勤務では「自宅で就業する」と明確に指定されているのが違いとして挙げられます。
 
関連記事: 「テレワーク」と「リモートワーク」の違いとは?細かい違いがあった!

他にもあるリモートワークの類語

「テレワーク」、「在宅勤務」以外にも「リモートワーク」の類語は存在します。
そこで、特に似ている、「ノマドワーク」、「クラウドソーシング」について解説したいと思います。

ノマドワーク

「ノマドワーク」とは、雇用に関わらず自分の好きな場所で働くことを表します。
 
「ノマド」は、英語の”nomad”、フランス語の”nomade”を語源とした言葉で、「遊牧民・放牧者」という意味を持ちます。
 
放浪者のように決められた場所を持たないことから「ノマドワーク」と呼ぶようになり、近年ノマドワークをする人は「ノマドワーカー」とも呼ばれるようになりました。
 
リモートワークとノマドワークに明確な定義の違いはありませんが、どちらもオフィス以外の場所で仕事をするという点で共通しています。
 
ノマドワークはリモートワークより、各地を転々として働くイメージが強く、フリーランスの方などが多く当てはまります。

クラウドソーソング

クラウドソーシング(crowdsourcing)とは、「不特定多数の人」を示す”crowd”と、「業務委託」を示す”sourcing”を組み合わせた言葉です。
 
企業が自社の業務を、外部の人に業務委託する発注体系を示します。
 
リモートワークは、勤務形態を示す言葉であるのに対し、クラウドソーシングは業務形態を示す点で違うことが分かります。
また、クラウドソーシングは、正社員や被雇用者には使えず、外部の人に対して使う言葉である点でも違います。

リモートワークのメリット

リモートワークを導入すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
 
「人材の確保」、「生産性の向上」、「コストの削減」、「事業継続性の確保」の4点がメリットとして挙げられます。

人材の確保

リモートワークを導入することによって、介護や育児、家族の転勤によって通勤が難しくなり、辞めざるを得なかった人を続けて雇用することができます。
 
企業にとっては、離職率の低下が期待できます。一方で社員も、場所を選ばず働くことができればキャリアの幅を広げることにつながり、双方に大きなメリットとなります。

生産性の向上

リモートワークの導入にあたり、リモートワークができる環境に整備することが求められます。
業務の見直しをする中で、ペーパーワークのような非効率的な業務を効率化が可能となります。
 
また、移動時間のようなすきま時間を活用できるようになったり、自宅でも仕事を行えるようになったりすることからモチベーションの向上にもつながります。

コストの削減

リモートワークする人が増えると、「オフィスコスト」と「通勤コスト」を削減することができます。
 
出勤する人が少なくなるため、オフィスを小さくしたり移転したりすることによって、オフィスの賃料や光熱費などを削減することができます。
 
また、通勤にかかっていた通勤費や時間も大幅に減らすことができるため、満員電車のストレスなどを減らし生産性を向上させることも同時に期待できます。

事業継続性の確保

リモートワークができる環境を整えていると、万が一自然災害やテロが発生した場合でも、事業を継続することができるようになります。
 
オフィスに出社することなく仕事ができるため、事業の損害を最小限にし、そこからの早期復旧を可能とします。

ワークライフバランスの実現

リモートワークを導入することで、自分が働きやすいように、通勤時間を削減できるなど、様々な工夫が可能です。
 
そのため空いた時間に、家族との触れ合うことや、趣味の時間や自己啓発、健康管理に充てることができるようになります。
 
ワークライフバランスを実現することで、社員の健康にまで良い影響を与えることができます。
 
関連記事: 【良いことの方が多い!?】リモートワーク導入のメリットとデメリットを大公開!

リモートワークの課題

コミュニケーション不足に陥る

リモートワークの大きな課題の1つが、「コミュニケーション不足」になってしまうことです。
 
気軽にコミュニケーションができなくなるので、「スムーズな情報共有」が難しくなったり、「チームワーク力の低下」、「孤独感に苛まれる」という問題の発生が考えられます。
 
コミュニケーションが少なくなり、業務効率が下がってしまうのを防ぐために、コミュニケーションを活性化できるツールの導入などが必要です。

自分で管理する力が必要

リモートワークのメリットとして、「生産性の向上」を挙げましたが、スケジュール管理や自己管理できなければ、反対に生産性が下がってしまう人もいます。
 
プライベートとの切り替えが曖昧になりサボってしまったり、逆に長時間労働になったりしないように、業務の範囲を決めて、就業時間内に仕事を終わらせる努力が必要です。

セキュリティリスクの増大

社外で仕事をするため、リモートワーク端末の盗難や紛失、公共Wi-Fiの利用によって情報漏洩の危険性が高まります。
 
情報は会社の資産でもあるので、ルール作りや、技術的・物理的なセキュリティ対策をしっかり施してリモートワークを行いましょう。
詳しくはこちらの記事で解説しているので参考にしてみてください。

評価がしにくい

リモートワークでは、近くで仕事をすることができないため、オフィスにいる時よりも業務の動きが見えづらくなってしまいます。
 
そのため、リモートワーカーの評価が、リモートワークを行っていることを理由に低くならないように配慮しなければいけません。
 
リモートワークでも適切な評価ができるよう、社内で評価軸を見直しする必要があるでしょう。

リモートワークに向けた環境づくりが必要

リモートワークを導入するためには、オフィス外で仕事ができるような環境づくりをしないといけません。
 
パソコンやタブレット端末、Wi-Fiなどの通信機器の整備、コミュニケーションツールを検討する必要があります。
 
また、労働時間もオフィスで仕事をする時とは違った形で管理しないといけないため、勤怠管理ツールなどの導入が必要な場合もあります。
 
このように、リモートワーク環境を整えるためには、リモートワーク未経験者でも安心して業務を行えるために、ある程度の費用が必要です。
予算を確保して、環境づくりをするようにしましょう。
 
関連記事: リモートワークに重要なセキュリティ問題。情報漏洩のリスクととるべき対策とは?

リモートワークを成功させるポイント

ITツールの活用

リモートワークでは、ON/OFFの切り替えが難しいほか、上司がいない環境の中で仕事をしなければなりませんが、それらの補助をITツールが可能にしてくれます。
 
「タスク管理・プロジェクト管理ツール」を使って仕事の自己管理に役立てたり、「勤怠管理ツール」で仕事とプライベートのスムーズな切り替えができたりするようになります。
 
ただし、従業員のITレベルにあったツールや、自社が抱える課題に合わせて適したツールを検討して導入しなければ、宝の持ち腐れ状態となってしまうので注意しましょう。

コミュニケーションを促進する

リモートワークの大きな弊害が「コミュニケーションが不足する」ことでしたが、コミュニケーションを促すために様々な方法が考えられます。
 
下記で紹介するような情報共有ツールを導入して、メールより簡単な連絡方法を取り入れたり、顔を合わせて会話できるように「Web会議ツール」の導入することが有効です。
 
関連記事: 【働き方改革】リモートワークするなら、情報共有ツールを使おう!

リモートワークの導入をスムーズにするツール

リモートワークをスムーズに導入できるツールが「Stock」というツールです。
 
コミュニケーションを促す「メッセージ機能」や業務の進捗を把握する「タスク管理機能」、チームでの情報共有を簡単にする「ノート機能」が一体になった情報共有ツールです。
 
テレワークのマネジメントに関して「Stock」を導入するだけで、解決策の1つとして活用することができます。

チームの情報を最も簡単に残せるツール「Stock」

「リモートワーク」とは?テレワークとの違いからメリットまで徹底解説!

「Stock」|チームの情報を最も簡単に残せるツール

https://www.stock-app.info/

Stockは、チームの情報を最も簡単に残せるツールです。
「チャットツールだと情報が流れていき、ファイル共有だと面倒」という問題を解消します。
 
Stockを使えば、「ノート機能」を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残すことが可能です。
 
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用することで、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散したり混同することなく、常に整理された状態で仕事をすることができます。
 

<Stockをおすすめするポイント>

  1. ITに詳しくないチーム向けのツール
    ITの専門知識がなくても大丈夫。詳しくなくても簡単に始めることができます
  2. とにかくシンプルで、誰でも使える
    余計な機能は一切なくシンプルなツールなので、誰でも簡単に情報を残すことができます
  3. 驚くほど簡単に「情報ストック」と「タスク管理」ができる
    社内の共有情報等の「情報ストック」が驚くほどしやすく、また「タスク管理」も直観的に行うことができます

<Stockの料金>

「リモートワーク」とは?テレワークとの違いからメリットまで徹底解説!

https://www.stock-app.info/pricing.html

40ノートまでは無料で利用することができます。
有料プランにすることで、ノート数が無制限になる他、「誤削除防止機能」や「編集履歴機能」などのビジネスに必須の機能が利用でき、大容量のファイルもアップロードできるようになります。
有料プランでも1人あたり月額500円程度という非常に手頃な価格で利用することができます。
 
関連記事: リモートワークに必須のおすすめツール15選!

まとめ

いかがでしたでしょうか。
 
実はリモートワークとテレワークには大きな違いがなく、場合に応じて使い分けがされているということが分かりました。
 
リモートワークにはメリットだけではなく、課題も同時に存在するので、是非ご紹介させていただいたツールと合わせて導入を検討してみてください。
 
 
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